[呼吸の方法(3)鼻呼吸で集中力向上も]
( 読売新聞 2009年4月2日)
口呼吸は、身体の健康に悪影響を与えることがあるだけでなく、集中力や
感情コントロールといったメンタルな面でもマイナスに働くという指摘も
ある。
逆に鼻呼吸に改めることによって学習効率が高くなる、といった研究もある。
「吸って吸って止めて、ゆっくりゆっくりゆっくり吐いてーー」
明治大学の斎藤孝教授(教育学)のセミナーには、大勢の親子が訪れていた。
子どもは幼児から小学校高学年まで様々。
真剣なまなざしを教授にむける。
斎藤教授は学生時代から子どもの呼吸に関する研究を続けてきた。
「精神を集中し、感情をコントロールするには呼吸法が重要。鼻から深く
吸って強く吐く、ということができなくてはならない。しかし、今は鼻呼吸が
できずに、口をぽかんと開けている子どもが多い。こうしたことが、子どもの
集中力のなさ、キレやすさにつながっているのではないか」
自ら開く塾でも斎藤教授は、子どもたちに鼻呼吸の呼吸法を指導している。
まずは姿勢を正し、
(1)3秒間鼻から吸う
(2)2秒間止める
(3)15秒間かけてゆっくり口から吐く、という手順だ。
最初は長い時間をかけて吐き出せない子どもが多いが、練習するとできる
ようになる。
「静かに強く吐くことで気持ちは落ち着く。落ち着いているのに、作業の
速度は上がる」と斎藤教授。
つまり勉強や試験には最適な状態だ。
高校生に行った実験では、この呼吸法を行った前後で、約9割の生徒の計算
問題の成績が上がったという。
集中力不足の子どもに、言葉で「集中しろ」と言っても効果は上がりにくい。
わが子の成績に悩みを抱える親たちにとって、鼻呼吸の“効能”はひとつの
ヒントになりそうだ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20090402-OYT8T00416.htm
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