少し前の時代まで、核兵器の脅威が身近なものとして感じられており、ノストラダムスの大予言もある意味支持されていたような時代、近い将来、地球が破滅するのではないかと多くの市民が漠然とした危機感を持っていた。
そういう空気のなか、さまざまな近未来空想小説が作られ一部が映像作品として登場した。その代表的なアニメ映像作品として「未来少年 ・ ・ ・」というものがある。私は幼稚園、小学校低学年時に、再放送をテレビで幾度か観た記憶がある。
今回のブログのテーマは「未来少年を考察する」ということで、この未来少年を再度、視聴しながらその世界観など、平成のこの時代から振り返って考察してみたいと思っております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
未来少年を考察する #52
第26話「大円団」前編
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最終話の最初の絵は、海の底に沈んだ三角塔です。深々としずんだもので、あの脱出しなかった長老たちの運命も同じだということが理解できます。
また、ギガントの沈んだ海も映し出されおり、レプカが脱出しようとした先頭部分が欠けている。。。
ギガントは、海に沈んだ後大爆発をしたように思っていましたが、結構、形を留めたまま沈んだことがわかります。
そして、シーンが変わって。。。海の真ん中に浮かぶ三角の物体。
ギガントから切り離された尾翼だったのです。どうゆうわけか海に浮かんでいます。空洞な構造でしかも密閉性が高かったという訳です。
大空から確かに、墜落して海にバウンドすることによって衝撃をかなり和らげることができた。。。その尾翼に取り残されたダイスとジムシーは大丈夫だったのだ。
ダイスのひげと、周りの魚の骨などを見ると、それなりの時間の経過が見て取れます。
そうしていると都合よくハイハーバーへ向かう脱出船が通りかかります。インダストリアとハイハーバーの距離は結構離れていることは、以前からの物語の雰囲気で分かっています。飛行機で1日くらい、船で1週間くらいというイメージでしょうか。。。
やはり、これくらい大きな構造物が海に浮かんでいると相手も気づきます。ダイスとジムシーは無事回収された。
モンスリーとラナが縄梯子を投下。乗員の顔もみんな穏やかで楽しそうな感じに見えます。
ダイスは、ギガントが落ちたこと、もう、世界を脅かす脅威はなくなったことをみなに伝える。しかし、コナンがいない。。。コナンとは途中で別れ別れとなり、ダイスとジムシーは先に落っこちてしまったのだ。
コナンを心配するラナを元気づけようと、ダイスは大風呂敷を広げてギガントでの戦いを語る。
船は、ハイハーバーに向かって順調にすすむなか。。。
ラナはラオ博士を見舞う。
ラオ博士は、いよいよ衰弱しておりいまだベットから出れる状態ではないのである。そしてラナがコナン達がギガントを落としてくれたことを報告すると。これで肩の荷がおりた。旧世界から引き継いだ破壊の脅威を排除できたことがラオ博士の心の負担を軽くした。
ラナに、私の心配はするな。。。もう大丈夫だ。コナンくんのことだけ考えて空を飛ぶんだ。。。コナンを探すんだ。いまのコナンはラナの助けが必要としているかもしれないという。
ラナは堰をきったように駆け出し船の先頭まで走り出す。
そこに、海鳥(アシサシ)が群れてラナを取り囲む。。。
その海鳥の一羽にラナが乗り移るように。。。ラナの意識が大空へと飛び立つ。。。
海鳥と一緒にラナの意識がコナンに向かって飛んでいくのである。
そんなところに、大海原に小さなトランクのような浮遊物にのりオールをかいで進んでいるコナンがいるではないか!
コナンはこのラナの意識の乗ったアジサシに気が付き手を振るのだ。。。
ラナは、超能力というか意識のなかでコナンを見つけることができて感極まり船首に座り込んでしまった。
コナンを見つけた方向を駆けつけたダイス達に教え。。。
英雄、コナンを探すために避難船の進路を転回する。
夕方、ほぼ半日ほど離れていた距離にいたのでしょう。。。コナンを見つけることができました。
コナンとの再会です。
この船に乗っているすべての人間はコナンの活躍で命を助けてもらっているので。。。全員がコナンを大歓迎で迎えます。
コナンは大海原で何日も過ごしたけど、さすが元気です。
ラナが、コナンのもとに海に飛び込んで行って、2人は海のなかで抱き合う。
感動的なシーンです。物語はどんどんとハッピーエンドへと向かって行きます。
ラオ博士のもとに、コナンが報告に行きます。
ひととおり話をしたあと、
ラオ博士はコナンとラナを近くに再度呼ぶ。
そして、コナンにラナを任せるのだ。
孫娘をコナンに任せて、安心したのかこのあと、ラオ博士が逝くのである。みなが見守るなかの安らかな死であった。
最終話でラオ博士が逝く。。。
つづく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
未来少年を考察する #52 ←このブログ記事
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#54 付録 ←登場人物などの整理
どうでもいいこと、毎日更新!
まきむく通信