少し前の時代まで、核兵器の脅威が身近なものとして感じられており、ノストラダムスの大予言もある意味支持されていたような時代、近い将来、地球が破滅するのではないかと多くの市民が漠然とした危機感を持っていた。
そういう空気のなか、さまざまな近未来空想小説が作られ一部が映像作品として登場した。その代表的なアニメ映像作品として「未来少年 ・ ・ ・」というものがある。私は幼稚園、小学校低学年時に、再放送をテレビで幾度か観た記憶がある。
今回のブログのテーマは「未来少年を考察する」ということで、この未来少年を再度、視聴しながらその世界観など、平成のこの時代から振り返って考察してみたいと思っております。
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未来少年を考察する #17
第7話「追跡」後編
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ダイスが、ラナをさらってインダストリアから逃げた。
まずは、モンスリーのファルコが空から捜索する。それをレプカのガンボートに知らせ、ガンボートの武力で制圧をする。それがインダストリア側の勝利の方程式。
少し船の腰が高いように感じますが。。。レプカの乗るガンボート。
ダイスのバラクーダ号と比べて性能があきらに良さそうな艦です。
レプカとモンスリーが急いでダイスの捜索をしている頃。。。
実は、ダイスはインダストリア付近の島影にバラクーダ号を停泊させ隠れていました。一旦、レプカ達をまく作戦です。この島影に隠れて夜になってから夜陰に隠れて脱出する作戦です。部下には夜は燈火管制を厳重に命じた。
ダイス船長が、自分の作戦に酔っているところ。
実際には、ダイスには勝ち目があるのでしょうか?
戦艦同士の戦いでは、火力と装甲など戦力が強いものが、弱いものを殲滅させることができる。このことを覆すことはほぼできないとされています。そういう意味ではインダストリアにはガンボートがあり、火力も圧倒的に優れているのでダイスには勝ち目はない。さらに、広い海での逃亡となると一隻の船しかないのであれば逃げとおすことも可能ではあるが、インダストリア側には空から捜索できるファルコがあるのである。さらに、相手には行き先が知れているのである。
ダイス艦長には、そのあたりの危機感がないように思われる。ラナという重要人物を手にしていることで乗り切ろうとしているのである。
船室に軟禁されているラナ。
ラナのところに、ジムシーがやってくる。ここで初めてラナとジムシーが出会うことになる。しょっちゅう登場しているふたりなのでちょっと意外な感じがします。
とまどいながらも、2人は打解けたようです。ジムシーからラナへカエルの干物がプレゼントされた。
ダイスは、作戦の成功に酔っており浮かれております。ラナを船長室に連れてくるようにドンゴロスに命じています。
部屋にはラナをもてなすための食事が揃えられており、ワインと思われるボトルまで準備されています。
ラナに、インダストリアに残っている危険性について自分の考えを述べるダイス。
ラナは、ダイスの主張に賛同しない上に、ダイスにインダストリアに戻せと言います。ダイスは思い通りにならないことに腹を立て窓を開けてしまいます。
ちょうど、そのころモンスリーのファルコがダイスの船長室からの明かりに気が付くということが起こります。かなりの偶然の産物です。物語だからこその出来事です。航路があるていど分かっているとしても大きな海のなかでうまく出会えることは難しいです。
見つかったことを知らずに、ダイスはまだラナを説得しようと試みますが。。。
バラクーダ号の発見に急にあわただしくなったファルコの中にコナンも気づいて動き始めます。
コナンは機械室から抜け出し、ファルコのハッチをボタンを押して開けます。
ファルコのハッチは全面についているので、流体力学に乱れが発生し機体はバランスを崩して墜落しそうになっています。
ファルコは大混乱。
そんなことは、お構いなしに、ハッチから飛び降りるコナン。
ファルコのパイロットも大慌てで、コナンどころではありません。
なんとか、体制を立て直して再びなんとか飛び去りました。
コナンは泳いてバラクーダ号に取付こうと頑張ります。
コナンの回収が不可能とみたモンスリーは、コナンの電子手錠のスイッチを押します。
手足の手錠がくっついて泳げなくなってコナンは海に沈みます。
モンスリー、非情ですね。彼女の立場では、まったく正しい選択であり対処であると思います。
ダイスは自分の失敗で、見つかってしまったため、船足を早めての逃亡を図ります。
バラクーダ号の蒸気機関をフル稼働させる命令を下し、薪が足りない場合はありとあらゆるものを燃やせと命令します。
机や、扉など木製の調度品は燃されてしまいました。
急に速度が上がったバラクーダ号にコナンは辿りつくが不自由な手足では船に上がれず。。。
ジムシーともニアミス。。。
このとき、ジムシーは艦内が薪をさがして、てんやわんやの大騒ぎに乗じてラナを救出しようと試みていたのですが、顔が窓に挟まって動けなくなっていました。
そんなことがあり、コナンとは結構ニアミスで、近い場所まで来たのですが、気づかずに。。。。
流されて行ってしまいました。
バラクーダ号は、コナンに気づかず、モンスリーたちから逃げるために大慌てで進んでいく。
もはや、コナンに助かる見込みはない。絶対絶命のピンチというところです。しかも、手足は不自由のまま。
つづく。
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まきむく通信