未来少年を考察する #16 | まきむく通信(どうでもいいこと書いています!)

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少し前の時代まで、核兵器の脅威が身近なものとして感じられており、ノストラダムスの大予言もある意味支持されていたような時代、近い将来、地球が破滅するのではないかと多くの市民が漠然とした危機感を持っていた。

 

そういう空気のなか、さまざまな近未来空想小説が作られ一部が映像作品として登場した。その代表的なアニメ映像作品として「未来少年 ・ ・ ・」というものがある。私は幼稚園、小学校低学年時に、再放送をテレビで幾度か観た記憶がある。

 

今回のブログのテーマは「未来少年を考察する」ということで、この未来少年を再度、視聴しながらその世界観など、平成のこの時代から振り返って考察してみたいと思っております。

未来少年を考察する 初回記事へ

 

 

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未来少年を考察する #16

第6話「追跡」前編

 

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コナンは、モンスリー達の行政局に拘束されて港の収監所に入れられてしまった。そんな中、バラクーダ号のダイス船長は、ラナを奪取し逃亡を謀る。それなりに、上手くラナを連れ去ることが出来たが、追手に追われるダイス達。

ドタバタ劇の中、ダイスはラナを連れ去ることに成功。コナンはただただ、見送るしかできなかった。

 

ダイス達の、作戦は成功したのか?少し検証してみたいと思います。今回の脱出作戦は、かなりのドタバタ劇を繰り広げた。作戦なんてあってもなくても変わらない状態の様に見うけられる。本作戦には、ロボノイドを使用した。そのロボノイドと気づかれないように、大型動物(オラウータン)風に偽装するが。。。バレバレの状態でした。作戦は当初よりかなり無理があったように思われます。この作戦は正しかったのでしょうか?

 

ダイス達の作戦のなかにも、強行突破し脱出するという選択肢が強くあったからこそのロボノイド投入であることが分かる。実際に脱出にはロボノイドで出口を破壊して脱出しているところをみると、このラナを強奪し逃亡するには必要不可欠であったことが伺える。

 

作戦があったのかというくらいの状況のように見えるが明らかに、これは織り込み済みの状況であり、作戦は成功したと言えるだろう。

ダイス達は無事、バラクーダ号まで辿り着き、インダストリアからの逃亡に成功した。レプカ局長が、必死に追うが、ダイスはバラクーダ号を出航させることができた。

レプカ局長とその部下。ここでは、この部下の服装に注目したい。彼らは、局長と同じくスーツ姿である。ネクタイはしていない。彼らの身分はどんなものであろうか?鉄パイプを武器にしているのは、いまいちだが、小銃を持てるというのは、このインダストリアの中でも特権階級でなければありえない。小銃でダイス達にむけて発砲するがバラクーダ号は鉄製であり、まったく効果はない。

 

ダイス船長は、逃亡に成功したのか?

とりあえず、海に出れれば、ダイスが有利なのである。

 

バラクーダ号が出港していくのを見送るしかないコナン。

コナンは、港にある収監所に入れられたままなのである。再び会えたと思ったラナとコナンは再び大きく引き離されることになるのである。

 

 

レプカ局長は、港に係留しているモーターボート(小型船舶)に乗ってバラクーダ号を追跡する。

ここでは、明らかに勝負は見えている。この小型ボートでは外洋には対応できないという制限がある。さらにはバラクーダ号に追いついたところで、小銃くらいの火力しかないので、バラクーダ号に打撃をあたえることも、足止めさせる術がないのである。

 

 

実際、濃霧のなかバラクーダ号を追いかけて行ったものの自ら事故を起こしてしまい、結局ダイスに対してなす術もなく引き返すこととなった。

 

インダストリアの近海は、古い構造物が海に突き出ており航路などを熟知していないと危険極まりない海なのである。

ダイスを取り逃がしたレプカは、三角塔のエネルギー制御センター(らしき場所)へ行く。

 

大型コンピューターによる、街全体の制御をおこなっている場所である

この制御室では、街全体のエネルギー分配を決めている。

 

この三角塔の中枢ともいえるエネルギーセンターを制御しているのは、インダストリア最高委員会のメンバーたちである長老たちである。その長老にレプカは、ダイスの逃亡の一件を報告するとともに、ダイス追跡のためにガンボートへのエネルギー分配の必要性を説く。

このインダストリアは、太陽エネルギーが手に入らない現在では、ダイスが運んでくる廃プラスチックでつくる石油と、燃え尽きてしまいそうな原子炉からのエネルギーで運営されており、事細かにエネルギーの分配が決められている。

 

長老たちは暢気に、レプカの報告を聞き囚人たちの衣服にまわすエネルギーを、ガンボートへの転用を決めた。

そうしているなか、レプカのもとに、モンスリー到着。

 

ガンボートと飛行艇の出発準備を指示する。

 

 

場面が変わり、三角塔内部から、港の収監所へ

 

港の収監所では囚人たちの食べ物が配られていた。

一つの部屋からは、手が出されていない。。。そう、コナンの部屋なのである。

 

小窓から中の様子を確認する。

すると。。。

 

コナンが逆さに吊るされているではありませんか!

慌てた監守が棒でつついてみて確認。ぴくりとも動かない。

 

開けてはダメなんだけど、扉をあけて確認しようとすると。

コナンにまんまと、脱走されてしまう。

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このあたりの、都合の良さはアニメだから仕方がないことにしておきましょう。

 

一方、ガンボートの出航準備の風景

インダストリアが唯一保有している軍艦(フリゲート艦クラス)です。色が白いので軍艦というより海上保安庁の巡視艇のようにも見える。

 

ガンボート(およそこんなものか?類似の艦からの転用)
全長58メートル、全幅8.3メートル、排水量415トン
ガスタービンエンジン(出力不明)
速力24ノット
武装
76.2mm単装砲1門(これが主砲)
23mm機関砲左右1門
57mm単装砲1門
 

 

エネルギー不足のインダストリアとしては、軍艦の運用は負担となるため、常時燃料は入っていないらしく今回の任務で特別に燃料が補給された。レプカのファルコへも燃料を補給する。

ファルコへの給油はこれでいいのですが。。。

 

船(ガンボート)への燃料補給がタンクローリー車からの補給で足りるとは到底思えないのですが、インダストリアという街は、海に沈んで辛うじて残っている場所なので港湾施設が、十分に整備されていないということにしておきましょう。(だから、しかたなくタンクローリーでの給油となる)

こうして、見てみると。。。レプカの部下たちはスーツ姿で、エリート層の人間かと思っていたが。。。このような作業をしているところをみると、必ずしもエリート層の人間ではないようだ。そういう制服なんだね。

 

収監所から逃亡したコナンは、港の慌ただしさに気づく。ラナを連れ去ったバラクーダ号を追いかけるための準備だと悟る。

コナンは、泳ぎも得意なので海の中を潜って近づくことが出来ます。

 

ガンボートではなく、レプカのファルコの方を選んで潜入。

ガンボートに潜入するより簡単です。すこし狭いがファルコの機械室のなかに隠れることにしました。

 

 

ガンボートよりも小型なだけに、準備も早く完了したファルコ。

すぐさま、バラクーダ号を探すために出発します。バラクーダ号は、ハイハーバーへと向かったと考えられてるので方向は分かっている。空からの探索では、バラクーダ号も見つかる事必至です。

 

 

つづく。

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