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お写真みてもわかるように
この位置にお客さんがいらっしゃると
茶筅(ちゃせん、お茶つくる竹の道具)がよく見えてしまいます。
茶筅は消耗品なので、これが見えない方がいいということで
最初は逆勝手になっていました。
このお写真は冬なんですけど、夏になるとお茶作る方の真ん前に
お釜が置かれます。
昔はお客さん側にお釜も置かれていて、
お釜をしっかり見られるようにとのことで
それが好まれました。
お道具も唐物とよばれる
✨中国のもの✨がかざられていました。
日本のものより中国のものの方が価値が高かったのですね。
ですが、お道具を置きっぱなしにするのではなく、
お釜以外のお道具が全てない状態から道具を運び出す点前、
「運び点前」が千利休時代に始まると・・・・。
次第にお釜だけがどーーんと鎮座しているのはなんだか
落ち着かない・・ということでお釜を壁側に寄せるようになり、
(夏は左側の壁の方に寄せられます)
現在の右側にお客さんがいらっしゃるという
位置に落ち着いたのでした。
↓夏はこんな感じです
お点前の成り立ちを知ることは
歴史を勉強出来ますし、
結局のところ点前は誰かが作ったものなので
面白いですね。
茶道は人生の道しるべ。
今日もあなたにとってきっと素敵な1日、
お疲れさまでした!
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