『 oblivious ( Kalafina )』

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本当は空を飛べると知っていたから

羽ばたくときが怖くて

風を忘れた



Kalafinaの「oblivious」。

オブリビアス。「忘れて」「気づかないで」といった意味だそうです。

出だしのバイオリンから冒頭のフレーズまでの神秘的な響きと言ったらもう・・・



いつか  君と

二人  夜を  

朝を  昼を  

星を  幻想を

夏を  冬を  

時を  風を

水を  土を 

空を

we go further in the destiny…… 



幽玄にして荘厳。

Kalafinaとしてはほぼデビュー曲になるのかな?この無国籍感というか、意識の向こう側の感覚というか。梶浦由記さん独特の感性がたまらない一曲です。

ちなみに出だしの何語かわからない言葉は、実は何語でもなく、俗に「梶浦語」と呼ばれる梶浦由記さんオリジナルの造語だそうです。



本当は空を飛べると知っていたから

羽ばたくときが怖くて

風を忘れた



・・・色々と胸が痛い言葉です。

私達は何を忘れて生まれて来たのでしょうね。全てを思い出す事が、必ずしも良いとも限りません。忘れた事も忘れて生きています。


思い出すべき事は、

思い出すべき人に。

思い出すべき時が来たら、

自ずと思い出されましょう。


あなたの役割は、あなたの胸に。

私の役割は、私の胸に。


それで良いんだと思います。