♪
本当は空を飛べると知っていたから
羽ばたくときが怖くて
風を忘れた
♪
Kalafinaの「oblivious」。
オブリビアス。「忘れて」「気づかないで」といった意味だそうです。
出だしのバイオリンから冒頭のフレーズまでの神秘的な響きと言ったらもう・・・
♪
いつか 君と
二人 夜を
朝を 昼を
星を 幻想を
夏を 冬を
時を 風を
水を 土を
空を
we go further in the destiny……
♪
幽玄にして荘厳。
Kalafinaとしてはほぼデビュー曲になるのかな?この無国籍感というか、意識の向こう側の感覚というか。梶浦由記さん独特の感性がたまらない一曲です。
ちなみに出だしの何語かわからない言葉は、実は何語でもなく、俗に「梶浦語」と呼ばれる梶浦由記さんオリジナルの造語だそうです。
♪
本当は空を飛べると知っていたから
羽ばたくときが怖くて
風を忘れた
♪
・・・色々と胸が痛い言葉です。
私達は何を忘れて生まれて来たのでしょうね。全てを思い出す事が、必ずしも良いとも限りません。忘れた事も忘れて生きています。
思い出すべき事は、
思い出すべき人に。
思い出すべき時が来たら、
自ずと思い出されましょう。
あなたの役割は、あなたの胸に。
私の役割は、私の胸に。
それで良いんだと思います。