(2年前の今日は、マルケ州のトリュフの街アクアラーニャで
トリュフパスタを食べていた!)
4月25日は、イタリアが第二次世界大戦でアメリカ軍によって解放された日。
いつもの年なら、4月25日が休みで、
5月1日メーデーの休みまで、
何かと理由をつけて連休になるので
ゴールデンウイークのようです。
子供たちも、学校が終わるまで、
あと1か月半。
夏の始まりを感じられる楽しい休みなのだけど、
今年は・・・・・
しかも、そのうえ、
まだ外出禁止中なので、
祭日は、昔のようにお店はすべて閉店。
昨日の夕方、買い物係の夫が、
買い物に出遅れて19時前に出かけたら、
行列してたので、並ぶこともできなかった、
と帰ってきたのです。
「え、明日は休みだよ」と言ったのだけど、
お店は19時でおしまい。
今日は、冷蔵庫を空っぽにする一日でした。
でも、考えてみると、
私がローマで暮らしだした2001年、
スーパーは祭日だけじゃなく、
日曜日も閉まってました。
平日だって、お昼休みがったし、
遅くても20時には閉まってました。
すごくびっくりしたのを覚えてます。
ところが、いつのころからか、
お昼休みはなくなって、
日曜日も祭日もオープンするようになりました。
コンビニはないものの、
近所には、24時間オープンのカルフルもあります。
このスーパーができたときは、
近所のママ友の間でちょっとしたスキャンダル。
24時間、開けなくても、という意見が大半だったのに、
いつの間にか、やっぱり必要になることも。
前は、どうしてたんだろうね、なんて。
でも、日曜日に閉まっていても、
祭日に閉まっていても、
ちゃんと事前に準備して、なんとかなったんです。
なければなくても仕方がないし。
便利になった一方で、
スーパーで働いている人の負担は増える一方。
日曜日に家族で揃って食事をする習慣も、
だんだん、できない家族も増えているんです。
多くの普通の家庭で、
週末にもスーパーで働く母親が家にいないために、
これまでのイタリアの家庭の形が変わってきた、
という説もあります。
今回、コロナウイルスで、
みんなが少し不便な思いをして、
これまでの暮らし方を顧みる機会を
与えられたのかもしれません。
便利さとエゴイズモ。
少なくともコロナウイルスから
すっかり解放されるまで、
いろんな意味で重要なポイントですね。
さて、私も夫の失敗をぐちぐち言わず、
保存食でできるローマの伝統パスタ、
アマトリチャーナでお昼ご飯にしました。
トマト缶とグアンチャーレ、ペコリーノチーズ、
唐辛子とパスタだけ。
簡単だけど、無添加の料理。
慌てず騒がず、持つべきものは保存食ですね。