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ブログは、高齢出産・中期中絶について触れています。
不快に感じる方は、閲覧をお控えください。
タイムリミットを抱えながら、大きな決断を迫られる方に、
個人的な体験談としてお読みいただければ幸いです。
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中期中絶(15w)入院の<DAY2>は
中絶のための「出産」が行われます。
●朝の基本情報把握(血圧・体重・体温など)
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●出産着(病院が準備)に着替え
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●点滴用のルート確保
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●ラミナリアを子宮から取り出す処置
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●陣痛促進剤投与(膣剤・3時間おき)
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●分娩室にて出産
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●対面とお別れ
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●就寝
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DAY2は2回に分けて綴ります。
今回「その1」では、陣痛初期までの話を綴ります。
よろしければ、DAY1よりお読みください。
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初期中絶(12週未満)と異なり、
中期中絶は「出産」をします。
初期中絶は、1日で終了しますが、
中期中絶は「入院」が必要です。
詳しくは、違いをご覧ください。
●朝の排便
「ラミナリアが抜けないか?子が落ちてこないか?」
心配で勇気を持てず、排便をする気がおきない。
前回は出産中に排便していたと思うので・・・、
(助産師さんは慣れていることので適宜処置してくださる)
(いきむと、意図にかかわらず、隣の穴から出てきてしまうもの)
なので、
「できるだけ体内を綺麗にした上で臨みたい」と言う思いはある。
「行けそう!」
と思ってトイレに行くと出た。
昨日久しぶりに、
前回の出産時以来の「痔」が出てきたが、
今日は出てこなかった。
いきむ必要があるこのタイミングで出てくるなよ、痔よ…。
(前回の2度目の出産は、結構なトラブルのフルコースを経験した)
●ルート確保
何かあった時の点滴用のルートを確保。
前回の出産は、切迫流産で入院しており、
その際、「お腹の張り止め」の点滴を数ヶ月していた。
その際、何十本も点滴用の注射を打っているので、
トラウマのような気分。本当に嫌いな注射。
太い針を入れてくるからなかなかの痛さ。
切迫早産で入院していた時が思い出され、
今回は針を見られない。
が、見ると血まみれ。
え?切迫の時はここまで血まみれになったことないんだけど〜っ!
ちょっと〜っっ!と焦る。
●ラミナリア抜く
ラミナリアの挿入が思いのほか痛かったので、
昨晩中にラミナリアを抜く時、どれほど痛いか?
を検索。
めちゃくちゃ痛いと書いてあったけど、
私の感想は、入れるときに比べたら5分の1程度。
昨日の入れ方が雑だったので、案の定?
上手く出てこなかったようだが、
ふーーと息を吐いていたら、なんとか終わった。
今日の担当は40代くらいの男性の医師。
研修医じゃなくてよかった。
「力を抜いてください、お尻をつけてください」
など適切な指示もありがたかった。
●陣痛促進剤
子宮口の空き具合を触診。
「内側は空いてるけど、外側はもう少しだね。
そのうちにあいてくるだろう」と言われ、
促進剤を膣内にイン。9時15分ごろ。
●安静
促進剤を入れた後、部屋に戻る。
昨日かなり寝たのにまだ眠い。
まさに妊婦の身体の不思議。
陣痛前に寝ようと思っていたら、
戻って20分もしないうちに、
だんだん痛くなってきたお腹。
●陣痛初期
お腹いたい。
うん、生理痛は超えている。
ナースコールをすると
「分娩室に移動しましょう」と言われる。
歩く時にお腹がまるまるくらいの痛さ。
分娩室にはもちろん分娩台。
頭の位置にスマホとペットボトルをおき、
仰向けになるその間に痛みが少し引く。
100均でペットボトルに刺し、
ワンタッチで飲めるストローを買ってきたが、
これはやっぱり必需品である。
助産師が和むよう、
オルゴール音楽をかけてくれる。
なぜか、ウィニザ・プー1曲のエンドレスリピート。
次の陣痛の波が間も無くくる。
痛みの位置が下がってきているのがわかる。
寒気がする。
湯たんぽをお願いすると、
部屋の温度をあげ、布団も持ってきてくれた。
その後、まだ寒く2枚目もお願いすることになる。
●破水かと思う
「経産婦は早い」とはよく言われること。
分娩室に入り30分で破水きたかな?と
思う症状があったが、違うらしい。
陣痛の痛みと同時にいきむように言われるが、
出産ってこんなだっけ?と言うくらい、
私的には、赤ちゃんが出てくる気がしない。
正産期の、
「出したくてしょうがない」
という思いが湧いてこない。
●トイレ
分娩室内のトイレに行く。
わかっていたことだけど、
私はイキナリ立つと血圧が下がるのか、
一気に気持ち悪くなる。
看護師にそれを伝え、ゆっくり立ったが、
吐き気と寒気と眩暈に襲われる。