■世界は常に「弱肉強食」
もし、自分がなにものかに支配されることを望まないのであれば、
逆に私たちも、なにかを支配をするのではなく、調和を目指さないといけません。
そうでない限り、「弱肉強食のルール」が、この世界でまかり通ってしまうからです。
◇
まるで小学生のようなのですが、
最近、私は、ごく当たり前のことに、ちょっと心を痛めました。
「あぁ、はちみつって、ミツバチが一生懸命とってきたものを、人間が横取りしているんだな」って。
私は家では白砂糖はほぼ使わないので、はちみつを使っているのですが、
「あぁ、ミツバチの犠牲の上に私の生活があるのだなぁ」なんてしみじみ思ったんです。
今までそんなこと、考えてみたこともなかったのですが。
地球規模で見ると、はっとすることがあります。
この世界は常に「弱肉強食」で成り立っている。
そのルールをいつ終わらせられるのか。
自分が弱者の立場にならないと、気づけないところもあるのかもしれません。
◇
今は円安で海外の人が「安い!お得だ!」と日本で旅行や買い物を楽しんでいます。
日本人の私としては、「なんてこった!」とも思うのですが、
それ、日本も発展途上国に対して、ずっとしていることなんですよね。
以前、インドに行ったときに感じたことなのですが、
日本の安い商品は、発展途上国で安い賃金で働いてくれている人たちのおかげで
成り立っているものも多い。
それが、今度は、逆の立場になっているところも。
だから、ある意味、カルマ解消のあるのかもなぁ、なんて個人的には思うところもあります。
逆の立場にならないと、気づけないこと、学べないこともあるから。
今でも思い出すことがあるとすれば、
バブルの時なんて、日本全体が浮かれていたし、
私もまだよくわかっていなかったのですが、
「ジャパンマネーが米国の魂を買った」と言われたことがありました。
1989年に日本の企業が、米ニューヨーク・ロックフェラーセンターの買収したのですよね。
当時、「ニューヨーク市民の大きな反感を買った」と言われています。
そりゃー、そうだろうなぁと。
現在は、日本の都内駅前のビルが次々と、日本よりもお金持ちの国に買われています。
(それ以外にも、土地も水源も…)
お金さえあればできることでも、してはいけないこともあるのではないか
と、大人になった今、感じるのです。
でも、人間は愚かだから、逆の立場にならないと、
「それがどういうことなのか」が気づかないところも。
(それどころか、逆の立場になっても、
ただただ弱者として嘆くだけで、
今までの在り方に反省できない人も…)
◇
いつかこの弱肉強食のルールを終わらせない限り、
この世界に本当の調和、平和はない。
地球規模の話で言えば、
今は人間が強者として、ピラミッドのトップにいる。
それを人間が本当に自覚しているのか。
色々な存在の犠牲の上で、人間が生きていることを。
切り身の魚は泳いでいない。
スライスされた牛肉は歩いていない。
それは、どういうことなのか、を。
そうでなければ、この世界に弱肉強食のルールはなくならない。
人間がそのルールを止めようとしなのだから。
だから、いつだって、人間が弱者に変わる可能性も出てきてしまう。
(厳密に言えば、すでに弱者なのだけど……気づいている人、いない人がいるだけで)
そして、そのままでは、地球までも痛めつけてしまう。
緑や動物、昆虫を痛めつけていると、地球がうまく循環しなくなっていくから。
それは、いずれ人間にも支障が出てくる。
ただ、人間が肉体がある限り、やはり何かを食べていく必要は出てくる。
この三次元である限り、弱肉強食ルールを終わらせるのは、
簡単にはいかないところもあるのかもしれません。
(肉食くらいであれば、終わらせられるとはできると思いますが、
それ以上のことは、「人間の体質」が変わらない限り、ハードルは高いでしょうね)
せめて、感謝をするって、大事なことなのだと思う。
「自分たちが維持するために犠牲になっている存在たち」に対して。
ただ、あくまでも個人的な意見ですが、「感謝する」といっても、
「本当の感謝」と「フェイクの感謝」があると思うんです。
この世界は、言っているだけの「フェイクの感謝」が多すぎる!
それは、単なる「きれいごと」に過ぎないことも。
例えばですが、
この世界を牛耳っている存在が、
「君たち人間には、本当に感謝している。
だから、これからも、奴隷として利用させてくれ!」と言われたところで、
「はい!わかりました」とはならないじゃないですか?
“本当に感謝する”って、そういうことではないでしょう?と。
「今までありがとう。
これからは君たちを、そして、地球を開放します!」が、“本当の感謝”であって。
つまり、私たちが今、
自分の幸せのために利用してしまっている存在に対しても、
どうしていくのか、が問われるわけです。
はちみつが欲しければ、
みつばちのためにせめて、自然環境を豊かにして、
花をより多く植えるのか。
卵が食べたければ、鶏たちがもっと幸せに過ごせるよう、
自由に動き回る場所を提供するのか。
できるだけ菜食に向かっていくのか。
地球に住み続けるのであれば、
環境に悪いことをなくしていって、
もっと緑を増やしていくのか…。
◇
おそらく、「波動を上げている地球と共に、人間の波動も上げていく」とは、
そういうことの理解をすることは
切っても切れないことなのだと思うのです。
3次元を卒業する前に、学ばなくてはいけないことがあるのだと。
今までの常識を取っ払って。
そのための気づきとして、
今、「自分以外→日本人以外→人間以外」の視点をもって
視野を広げていくことが
とても大事なことなのだと思うのです。
今後、5次元に行くためにも、色々と学んでいきたいものですね。
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