インドの旅の続きです。


ガンジス

(ガンジス河の朝日)


・『インド・パワースポットの旅(準備・デリー編)』
http://amba.to/1iOUplM

・『インド・パワースポットの旅(アグラ・タージマハル編)』
http://ameblo.jp/olhonne/entry-11836162894.html

・『インド・パワースポットの旅(バラナシ・サルナート・ブッダ・ガンジス河編)』
http://ameblo.jp/olhonne/entry-11836268834.html

・『インド・パワースポットの旅(バラナシ・ガンジス河 沐浴見学編)』
http://amba.to/1gSeiZL


■4日目:ガンジス河 自由行動

ここで、ツアーのみんなと別れて、一人行動をしました。


ガンジス河沿いを、今度は歩いて見学です。


ガンジス河で洗濯したものが、地面の上に干されていました。

・・・やっぱり、綺麗になってる?(汗)


ガンジス河のほとりでは、お土産屋さんの客引きや、

「ルピーをください」と物乞いをしてくるがとても多かったです。

次から次へと声をかけられますあせる

(アグラのときは、「一緒に写真撮ってください!」って、

スター扱いだったけど、

ここでは単に、日本人女性は、カモです)


無視すると、

「ば~か!」と、日本語で言われます(苦笑)。


インドの4月の平均気温は40度くらい。
ものすごーく暑かったので、木陰で休むことに…。

この木の下が素晴らしく良い場所で、

しばらくそこでボーとして、

ガンジス河を眺めていたら、

パワースポット効果もあってなのか、

ふと「あぁ、“幸せの仕組み”ってこういうことだったんだ!アップ

と、分かったような気がしました。


私にとってはかなりの発見なことだったし、

「これに気付くために、インドに来たのかな?」

と思ったくらい。

(それについては、後日、じっくり紹介しますね)


…ただ、私が座っていた場所が(木陰の端っこの方)、

瞑想家にとって、ベストなポジションだったようで、

(なんか、心地よい場所だったんですよ)

その後、修行僧のような恰好をしたおじいさんがやってきて、

「ここはわしの場所じゃ!どきなさいっ!

わしが今から、そこで瞑想するのじゃ!」

(↑…と、言われたような気がした)

と、その場所から、追っ払われてしまいました…(泣)。



そろそろ町で買い物をしよう!と歩いていると、

また色々なところから怪しい日本語が!

(※日本人の声ではなく、お土産屋さんのインド人によるもの)


基本、観光客が集まる場所では、

詐欺行為をする、怪しいインド人が多いので、

無視していたのですが、

それでも、過去にインドに旅行をした知り合いから、

「だからって、全く無視するのも、面白くないよ?

コミュニケーションをとるのも、また旅の楽しさだよ」

と言われていて、それもそうだなぁ、と。


そんな矢先、ものすごく流暢な日本語をペラペラ話す青年

隣について来ました。


しばらく無視していたのですが、

こんな言葉に反応してしまいました。


「僕ね、岡村隆史の『旅猿』(TV番組)に出たよ!」

※『東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい…』
というバラエティ番組で、インドの旅を紹介していた。


むむむ?(←私の心の声)


「僕、日本に彼女がいるんだ。

昨日も遅くまでLINEで話したよ」


おぉ!だから、日本語うまいのか。(※私の心の声。まだ無視中)


「LINE、あとで見せてあげるね」


・・・。


「そういう時は、“今でしょ!”って言わなくちゃ!」


このインド人、面白いかも!(笑)。(※でも、まだ無視中)


「僕、タカ&トシのタカに似ているから、トシと呼んで!」


似ているか・・・?


「今から、どこ行くの?」


「町の脇道とか散策して見てみたくて・・・」(※ようやく会話をする気に)


「じゃあ、僕が案内してあげるよ」


…大丈夫か?汗


と、思いながらも、悪そうな青年ではなかったのと、

日本人の女性一人で脇道に入るのも怖かったので、

案内してもらうことに。

(とはいえ、一緒に行く人によっては、

もっと怖い目にあうから、気をつけて!

※特に日が暮れてからは、絶対にダメですよ?)

(↑自称・トシ君<笑>)


今後のスケジュールとしては、

あと数時間でホテルに戻って支度をして、

飛行機で帰国する予定だったので、

最後の冒険がスタート!


結局、この自称・トシ君に、私一人ではなかなか通りにくいような、

脇道の店などを色々と案内してもらいました。


その間に、「日本人の彼女」の話など、色々と聞きました。

(※しっかりインド人の恋愛観をリサーチ!・笑)


彼の友達は、日本人と結婚して、

日本でお店を出している人が何人もいて、

アーユルヴェーダの店やインド雑貨などを経営しているのだとか。

そして、彼も来年は日本に行って、彼女とお店をやりたい!

と思っている、と。


インドでは、宗教の問題とかいろいろとあるけど、

彼の実家は、日本人との恋愛、結婚は

反対ではない、とのこと。


カースト制度(※貧富の制度)は、根強く残っているけど、

彼自身は、「そういうものから抜け出して、

やりたい仕事をする人生を歩みたい!」と思っていて、

そのためにも、今、大学で勉強しているらしい。

(それが家族の望みでもあるのだとか)


なるほど!

自分なりの道をきちんと切り開こうとしているんだ、と思ったら、

応援したくなる気持ちにもなってきました。

(もちろん、嘘か誠かは定かではありませんが・・・笑)



ただ、単に街を案内してくれる、というわけはなく、

やはり彼の実家が経営している、

ストールのお店に連れていかれました汗


「買わなくてもいいから、見ていってよ!」


ま、案内してもらったし、いいかな、と。



■トシの実家の店

「サントシュ・シルク・ハウス」


インドシルクのストールなどを売っている店で、

「地球の歩き方」にも載っていました。


それなら、信用はできるかも?


店ではチャイをごちそうになり、

ますます買わなくてはいけない状況に…(苦笑)。

ただ、個人的にも「インドはシルクが安い」と聞いていたので、

興味があったので、まあ、成り行きに任せようかと。


トシのお兄さんが、「本物と偽物のシルクの違い」を

燃やして、レクチャーしてくれました。


本物を燃やすと、「髪の毛が燃えたような匂い」がして、

焼けた部分が、ボロボロととれるけど、

偽物は燃やすと、「化学物質(ナイロン)の匂い」がして、

焼けた部分が溶けて、とれなくなるんです。


で、ストールの値段は?

「1500ルピーから」(3000円くらいから)


えー。インドにしては、高いかもぉ!?


実は、あるスーペリアクラスのホテルにあった

シルク屋さんで買ったシルクのストールは、

100ルピー(200円くらい)だったよな?


「これはぼったくりか?ドクロ


ただ、トシに町を案内してもらったし、

チャイをごちそうになったし、

まだ町を案内してくれると言っているし、

家の中のトイレも借りたし

(4階建ての家の最上階にあったから、自宅の中も見ることができた)、

日本語ガイドを雇ったと思えば、高くはないな・・・、

と、グルグル頭の中を計算させて、

「ま、いっか!」と、

一番気に入った、大判のシルクのストール(2350ルピー)を

GETしました。

(4500円くらい。インドでは高くても、日本で買うには安いし!)



ただ、実は、帰国してから、

100ルピーだった安いストールの裾にあるヒモを軽く燃やしてみたら、

ナイロンの匂い&溶けていました。

これ、偽物だぁ!


安い!良心的!と思っていた店の方が、実は詐欺だった…。

(むしろ、トシの店は良心的だったのかも?)


インドって、最後まで誰が騙しているのかが、分からないー!(笑)


その後、トシに「カフェに行きたい!」と連れて行ってもらい、

脇道にあるカフェへ。


フルーツラッシーを注文。


フルーツがたっぷりで美味でしたドキドキ


※ただし、注文後、気付きました。

「あ!カットフルーツは食べちゃダメなのに、

フルーツたっぷりのラッシーは、やばいんじゃないか?」と。


その予想は的中し、帰りの飛行機では大変なことに…叫び



このとき、「旅猿」の画像も見せてくれました。



おぉ!本当だったんだ!

(注:後日、映像を見てみたら、確かに映ってはいたけど、

別に絡みがあったわけではなかったです・笑)




やはり彼にとって私は、

良いカモ(客)に過ぎないので、

この後に、トシの友達の「香辛料の店」に

連れていかれました汗

(ま、インドのカレー用のスパイスは欲しかったから、いいんだけど)


これが、友達&お店。



彼も日本語が上手でした。

独学なのだとか。


ここでは、18種くらいのカレー用の香辛料をGET。


帰国後、この香辛料を使って

カレーを作ったら、本格派の味わいで美味でしたドキドキ



店を出た後は、そろそろ時間だったので、

(&これ以上、お店に連れていかれるのは避けたかったので・笑)

ホテルに戻りました。


でも、あのとき、トシを無視しないで、よかったなぁ、と。

旅で、現地の人とコミュニケーションをとるというのは、

やはり面白い!


これは個人的な意見なので、あくまでも参考に…。


インドで、騙される日本人は確かに多いです。

インドを旅した人が「インド人にぼったくられた」ことに関する

ブログ記事も目にするけど、

(後日見たら、トシについて書いている記事もあった・笑)

今回のケースだけから考慮すると、

私が思うに、彼らは“商売をしている”感覚に近いのかも?



フレンドリーに接してくるから、

「友達になれるんだ。友達として親切にしてくれているんだ」

なんて思う人も中にはいるかもしれないけど、

彼らにとって日本人は、

良い商売相手に過ぎないってことなんだと思う。


その認識の差が、「騙された」なんてことになるんじゃないか、と。


自分たちの国の10倍は裕福な国の人たちがいたら、

(インドの日給平均は、400~1000円)

商品を高い値で買ってもらおうと思っているだけのこと。


だからと言って、相手に借金を背負わせてでも、

何かを買わせようとは思っているわけでもなく、

自分たちの店以外にも、相手の行きたい場所、

欲しいものがある店にも連れて行ったりして、

サービスをしている。


いくら日本人でも、学生だとお金がないことは知っているので、

相手がどれだけお金がある人なのかというのを、

「泊まっているホテル」や「年齢」などから、

彼らはジャッジしていますしね。

(※だから、私自身、泊まったホテルは5つ★だったけど、

本当のことは言わなかった)


それは、日本人相手だからというよりも、

「その土地に住んでいる人」と

「よそから来たお客さん」との扱いの差だと言ってもいいかも。


だから、インドに在住の日本人だったら、

現地価格で買うべきだと思うし!

(ただし、インド人ですら、騙されることがあるとも聞きますけどね・苦笑)


もちろん私も、買い物で値切ったりはしたけど、

その100円、200円の価値が

彼らの生活をどれだけ支えるのか?と思ったら、

別にちょっとくらい多く出してもいいんじゃないか?

って思ったのも事実。


こっちが与えられるものがあって、

それに対して、相手が少しでもHAPPYになれるのであれば、

多少騙されようが(騙されていることをわかっていても)、

それはそれで、よしと思うところもあるというか。


その代り、こっちもある意味、客としての認識を持って、

(※決して、友達ではない)

相手との距離感を縮めすぎないとか。



…もちろん、だからと言って、

私の対応が正しいと言っているわけではないし、

「インド人と対等でいたい」

「日本人だからって、多くお金を出したくない」

と思う人を否定はしないし、

人それぞれに楽しみ方はありますしね。



実は、この旅に出かける前から思っていたことがあります。


インドでは貧富の差が激しくて、

上流階級の人たちが、下の人たちを

うまい具合に利用して、裕福に暮らしている。


でも、世界というスケールでみたとき、

日本は実は、その上流階級層と同じようなことを

発展途上国に対してしているのでは?と。


安い給与で発展途上国の人たちを使って、

商品を作っているからこそ、

私たちの生活では、安くて良いものも多い。


100円ショップの商品なんて、

どうしてこれがこの値段で売っているの?

って思いますしね。


もし日本人に払うのと同じ給与を

その国の人たちに与えたら、

その国は、もっと裕福になるはずだと思う。


私たちは、知らず知らずのうちに、

発展途上国の人たちに奴隷のような働かせ方を
させていないのか?


そんなことを、ふと思うのです。


だからといって、

私の微々たるお金なんかで、どうなることでもないけど、

それでも、出し渋りしすぎるよりは、

相手の幸せのためにも、

ある程度なら、多少、損してもお金を出せる人にも

なりたいなぁ、と。

(もちろん、多少は値切るけどね)


※ただし、別の騙し方…

インドでは、

「あなたの持っている列車のチケットは使えない」と嘘を言って、

自分のチケットを売りつけようとしたり、

性的な騙しなどもあるので、それは別物ですよ。


土産屋さんによっては、

「マッサージサービス!」なんて言って、

奥の部屋に連れて行こうとするおじさんとかもいるから、
気を付けて!


ちなみに、帰りの飛行機でも、

トラブルがありました…。


最終日は、

・バラナシ→デリー(国内線)
・デリー→成田(国際線)

だったのですが、

国内線が1時間半遅れ

国際線が1時間早まり

デリーの空港での滞在時間はほぼ皆無。


出国審査のときには、すでに国際線の出発時間が過ぎていました汗

(ただ、同じエアインディアだから、待っていてもらいましたが…)

空港の免税店でお土産を買う予定だったのに、

全く買えず。

空港内をひたすらダッシュ!あせる

最後まで予想外のトラブルで、バタバタでした…。


それにしても、今回の飛行機といい、列車の4時間遅延といい、

つくづく思うのが、

インド人って、個人的な気分で、

飛行機や列車を動かしていない?(汗)

…でも、そういうトラブルほど、

旅が終わった後、思い出すし、面白いものなんですよね(笑)。



インドの旅に行って、つくづく思ったのが、

インドでは、本能で行動し、

ただ、ただ、生きるのに必死な人たちが多いということ。

だからこそエネルギッシュ。


うつ病が増えてきた日本が今、失いつつある大切なことを、

この国の人たちは思い出させてくれるのかもしれませんね。


そういえば、帰りの飛行機で隣になった日本人女性は、

デリーで語学留学をしていて、

インドに赴任できるような日本企業での就職を

目指しているようでした。


彼女が言っていたんですよね。

「インド人は、自然体なのが魅力」だって。


現代は、自分に嘘をついている人も少なくない。

それがまた、うつ病の原因になったりしてしまうのだけど、

日本人もたまには、インド人のように

自分の赴くままに行動することを

大切にした方がいいのかも?


…ただ、電車の時刻は正確なのが、一番だけど(笑)




以前、ブログで「インドに行きたい」と書いたら、

インドに行った方々から色々なアドバイスをいただいて、

その反響の多さに、

「インドって、行ったら語りたくなる国なんだ」

と思っていたんです。


今なら、その気持ちがよーくわかります(笑)。


日本とは180度違う国…だからこそ、刺激的でした。


インドに旅をすると、

「もう二度と行きたくない」と思う人と

「また行きたい」とクセになる人がいるというけど、

私は、またチャンスがあれば、行ってみたい!


やはりあのガンジス河のパワーは忘れられませんね。


人生の素敵な宝物となる旅になりましたドキドキ



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・インド・パワースポットの旅(ガンジス河 アクシデント編)
https://ameblo.jp/olhonne/entry-11836379189.html

・[インドの旅]“幸せの仕組み”が分かった!
https://ameblo.jp/olhonne/entry-11836994543.html

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