久しぶりに晴れた23日 (日曜日) の朝8:30頃
自然観察会に参加しました。
場所はトトロの森でも知られる狭山丘陵地の
元来の姿を良く残していると言わている
武蔵野音楽大学構内でした。
機会が無い限り入る事が出来ないない所です
植物班 ・ 鳥班 ・ 昆虫班に分かれましたが
圧倒的に植物班の人が多かったようです。

一番最初に姿を見せてくれたのはイボタノキでした。
この木の樹皮上に寄生するイボタ蝋虫のオスが分泌する
白蝋を敷居の滑りを良くするのに利用してきたそうです。
参考写真

タイサンボク
良い薫の花


若いオオヒキヨモギ
( 希少種 )

ウルイ ( オオバギボウシ )
たまに八百屋でも見かけます
味噌汁の具に良いと聞きました

アジサイの一種

鬱蒼とした深い森を感じさせる巨木も数多く見られました


落ちた花びらでまっ白になっている道を見上げるとエゴノキの花が!
エゴノキの実と水を混ぜて撹拌すると泡立ちシャボンといわれます。

良い香りのサネカズラ ( 忍冬 ・ 金銀花 ) は芳香剤に利用されます
花のつぼみの焼酎漬けは素晴らしい香りのお酒になるそうです??

傷をつけると粘着性の高い白いネバネバした汁(有毒)を出すテイカカズラ
武子内親王を愛した藤原定家は 定家葛 ( テイカカズラ ) に姿を変えて
彼女の墓に絡みついていたのが名の由来という (キョウチクトウ科 有毒 )

構内の森と竹林の出会う所あたりの光景

これは人の手によって植えられたもので
関東では標高1000m以上のブナ帯に分布するというハウチワカエデ。
葉形を天狗の羽団扇になぞらえたもので別名メイゲツカエデともいう。
カエデの仲間で一番葉が大きく、直径10cmを越えるものもある。
よく似ていて極めて希少な大板屋名月 ( オオイタヤメイゲツ ) 群落を
安倍峠 ( 静岡 ) に観に行った事を思い出しました。

こちらはモミジの一種
植物班の先生の話によるとモミジとカエデは同じものですが
モミジは切れ込みが深く ” もみじる ” ( 紅葉する ) が語源で
カエデは ” かえるの手 ” が語源で切れ込みの間に水かきがあり
( 葉の切れ込みが浅く ) 地域により黄葉するものがあるという。



構内最深部の広~いグラウンド ( 周囲が保存状態の良い雑木林 )
林縁には様々な野イチゴなどが見られました

最深部には池も見られました

別の所にあった小さな池

ユキノシタ

とても大きなミズバショウもありました

花の終ったエイザンスミレ

清々しい森です

ヤマボウシの花が満開!!



とても気持ち良い森の散策でした ・ ・
ヤマユリとウルイが構内の至る所で見られたのは印象的でした。
* * *
季節は巡る ・ ・
春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬
そして、また春となる
一日も
朝 ・ 昼 ・ 夕 ・ 夜 と
廻っているかのようにも思える
毎日同じような繰り返しをしてたら
過ぎた時間(とき)があっという間に感じた事も。
本当は後戻りできない一度限りの時間(とき)を
過ごしてきたのですね。
目の前の一瞬一瞬を大切にして
ゆきたいと想うこの頃です ・ ・
再生数133 いいね6の一般人の素人さんのようですが
ピアノ演奏がとても素敵で心惹かれるものがありました。
若い時から歳を径ての何十年の話を数分の詩(うた)に。
節目ごとに調が変わりその時々の偽りの無い気持ちが
伝わって来ました。
年を径るごとに 変わる人間の心もようを見事に表現。
三拍子の曲は 自然に心が躍ってくる感じがします。
最後の一言 「 みんなあとで気づく 」 が
心にグサリときます ・ ・