先月末に
胃カメラの検査に行き
歯医者に行ってから
喘息の処方箋をもらうため
かかりつけのクリニックに行くと
臨時(?)休診だったことは
以前にも書いた通りです。
そのクリニックのそばの
薬局の横にあたる
横断歩道前の休憩スペースに
紫紺野牡丹が咲いているのを
見かけました。
(2025年10月31日撮影。以下同じ)
紫紺野牡丹は
以前にも取り上げており
その時は7月だったんですけど
「季節の花300」によれば
「夏から11月頃まで
長いあいだ咲く」
とありますから
その説明通り花期が長いことが
証明されたことになりますか。
学名が
Tibouchina urvilleana と
Tibouchina semidecandra の
ふたつあることは
以前の記事にも書きました。
前回もふれましたが
前回とは異なる
こちらの記事にも
種小名 semidecandra の方は
コバノシコンノボタン
(小葉の紫紺野牡丹)を
指すと書かれています。
前回の当ブログでは
もしかしたら
小葉の紫紺野牡丹かも
と書いておきましたが
AIによる概要によれば
小葉の紫紺野牡丹の別名を
小葉の深山野牡丹
[コバノミヤマノボタン]といい
花は小ぶりで
花色はピンク、薄紫、紫らしく。
下掲の
ガーデンショップのサイトに
花色がピンクの写真が
載ってますけど
明らかに雰囲気が違いますので
前回のはもちろん今回のも
紫紺野牡丹で間違いないようです。
なお
属名の Tibouchina は
AIによる概要によれば
フランス領ギアナでの
この族の植物に対する
現地での先住民の呼び名
tibouch に由来するそうです。
命名者は
フランスの植物学者
ジャン・バティスト・
クリストフォール・フュゼ=オーブレ
Jean Baptiste Christophe Fusée-Aublet
(1723〜1778)
という長い名前の人で
薬剤師で探検家でもあるらしい。
種小名 urvilleana の方は
フランスの軍人で探検家でもある
ジュール・セバスティアン・セザール・
デュモン・デュルヴィル
Jules Sébastien César Dumont d'Urville
(1790〜1842)という
やっぱり長い名前の人に由来します。
デュルヴィルについては
前回にも略称をあげときましたが
今回ちょっと調べたら
正式な名前が長かったので
面白く思い再掲した次第です。
花は紫紺色なのに
蕾が赤いというのは
やっぱり印象的ですね。
今回は樹皮も撮っておきました。
以前取り上げたのが
2024年の7月30日で
今回が2025年の10月31日。
月末に縁があるのは
クリニックに行くのが
月末になりがちだからです。
前回は
花自体を見られて
ラッキーだと思いましたが
今回は花期の末期に
見ることができ
ラッキーでした。
来年も
見られるでしょうから
その時はまた
目を楽しませてくれるでしょう。






