おとといは

四谷のオフィスでの採点を終え

その後すぐに、歩いて

麹町校舎へ移動。

 

その途中で

目にとまったのが、こちら。

 

瑠璃茉莉

(2024年7月18日撮影)

 

花房のひとつに近づいて

ハナノナで調べてみると

「ルリマツリ属」と出ましたが

 

瑠璃茉莉(ハナノナ)

 

帰宅してネットで検索したところ

瑠璃茉莉で間違いないようでしたから

まあ、正解といえば正解。( ̄▽ ̄)

 

Wikipedia によれば

和名の別名には

青茉莉[アオマツリ]

というのがあるそうです。

 

瑠璃茉莉(下方の花)

 

英名は

Leadwort および

Cape plumbago で

前者の lead は鉛という意味。

 

wort は草ですね。

 

後者の Cape plumbago は

学名のシノニム

Plumbago capensis を

そのまま英訳したものとみて

間違いないでしょう。

 

季節の花300」によれば

plumbago は

ラテン語の plumbum(鉛)が

語源なのだそうで

鉛中毒の解毒に

効くことに由来するらしい

と書いてありました。

 

capensis は

「南アフリカ喜望峰地方の」

という意味だそうです。

 

Wikipedia だと学名が

Plumbago auriculata

となっていますけど

種小名の auriculata は

「耳状の、耳形の」という意味だと

日だまり仔猫―園芸専科―」に

書いてありました。

 

瑠璃茉莉(上方の花)

 

ちなみに

プルンバゴという名は

流通名にもなっています。

 

『育てたい花がたくさん見つかる

図鑑1000』(主婦の友社、2022)では

プルンバゴが見出語でした。

 

大地佳子『色と形で見わけ

散歩を楽しむ花図鑑』

(ナツメ社、1998)だと

「ルリマツリ(プルンバゴ)」

と併記されています。

 

瑠璃茉莉(蕊)

 

中央の

三裂している白いのが

雌蕊でしょうかね。

 

 

上掲『散歩を楽しむ花図鑑』には

「がくの上の方に、

 長い柄のある腺があって、

 ここから粘性のある物質を出している。

 そのため、指で触ると

 ややベタベタする感触がある」

と書いてあります。

 

今回たまたま

花柄を横から撮った写真があり

よくよく見ると

なんか生えてますけど

腺というのは

これのことでしょうか

 

瑠璃茉莉(蕾と腺)

 

なお、近所というか

ディスカウント・スーパー

OKの裏に出る坂道を

駅から登って行く途中で

先日、鉢植えのものも

見かけてます。

 

瑠璃茉莉(鉢植え)

(2024年7月14日撮影)

 

こちらの方が

青色が鮮やかかも。

 

瑠璃茉莉(鉢植え)花アップ

 

腺もちゃんと撮れてました。

 

瑠璃茉莉(鉢植え)腺

 

瑠璃茉莉の青い品種は

NHK みんなの趣味の園芸」によれば

プルンバゴ・オーリキュラータ、

より青が濃い品種を

インペリアル・ブルーと呼ばれ

後者は園芸品種のようです。

 

前者のオーリキュラータは

学名の種小名にあった

auriculata の

カタカナ読みですから

学名そのままですね。

 

四谷のオフィスから

移動中に見かけたのは

光の関係もあるとはいえ

色あいが薄いので

前者ということになりそうです。