先日(11月9日)
採点業務のため
四谷のオフィスに行く途中
個人宅の庭に
紫色の花と黄色い花が
咲いているのを見かけました。
(2023年11月9日撮影)
下が紫色の花のアップで
ハナノナで調べると
「ムラサキカタバミ」
と出ましたが……
紫片喰は当ブログで
以前にも取り上げましたが
その時は6月でした。
植物図鑑では花期が
5〜7月となっていることが多く
山田隆彦の『草花・雑草図鑑』のように
2〜11月と記されているのは
むしろ稀かと思います。
11月9日に
見かけたものは
花期としては最末期
という感じですね。
ただし
Green Snap の記事によれば
どうやら紫片喰には
春植え品種と秋植え品種が
あるらしく。
前者の花期は6〜7月で
後者の花期は10〜11月
だそうです。
したがって
今回見かけたのは
秋植え品種ということに
なりましょうか。
今日も今日とて
四谷のオフィスに行く途中
見てみたら
綺麗に丸まって閉じてました。
(2023年11月12日撮影)
調べてみたら
紫片喰は
夜間などの気温が低い時に
花を閉じる性質があるらしく。
今日は雨のち曇りの
寒い1日だったので
閉じるのも
むべなるかな。
ちなみに
先日、古本で購入した
藤井伸二監修、髙橋修著
『色で見わけ 五感で楽しむ野草図鑑』にも
(ナツメ社、2014年5月16日 初版発行
2022年5月1日 第22刷発行)
気温が低い時に花を閉じる
という性質が
説明されてました。
同書には
和名の別名として
キキョウカタバミ(桔梗片喰)
というのが載ってました。
一度、調べてるはずなのに
まだ知らないことが
いろいろと出てくるあたり
奥が深いというか何というか。
……とまあ、こんなふうに
記事を下書きしてたんですが
ふと、奥の紫色の葉っぱを
調べてみようと思い立ち
「葉 紫」という検索語を入れたら
今回のは紫片喰ではなく
三角片喰であると
気づかされた次第です(おいおい)
というサイトの記事によれば
花期は5月から10月なので
春植えとか秋植えとか
気にする必要もなく。
別名は
インカカタバミ
(インカノカタバミとも)
オキザリス・トライアングラリス
Oxalis triangularis
(トリアングラリスとも読む)
とありますけど
EVERGREEN の植物図鑑を見ると
さらに
オキザリス・レグネリー Oxalis regnellii
カラスバ(烏羽)オキザリス
サンカクバ(三角葉)オキザリス
というのもあるようで。
「かぎけん花図鑑」には
ムラサキノマイ(紫の舞)
というのも出てました。
オキザリスは片喰の属名で
triangukaris も regnellii は
種小名のようなんですけど
なぜふたつもあるのか
記事をアップするまでに
調べている余裕が
ありませんでした. . . Orz
気温が低いと
花が閉じるというのは
紫片喰と同様みたいですね。
なお
一緒に咲いている黄色い花は
根生葉[こんせいよう]の先端が
尖っている形状からして
鬼田平子だと思います。
それを確認するために
今日、通りかかった際
もう一度、見直してみたのでした。
前回に撮った写真を
見直していたら
茎に油虫(蟻牧)が
びっしりついていて
それに蟻が群がってるのに
気づいたという。
(2023年11月9日撮影)
今日、見てみると
花がつぼんでましたけど
これまた紫片喰と同様
寒いと閉じるからなのか
それとも逆に
寒いと開かないということなのか
よく判りません。(^^;ゞ
(2023年11月12日撮影)
「松江の花図鑑」
というサイトによれば
最近は赤鬼田平子と青鬼田平子に
区別されるのだそうですが
今回のは、う〜ん。
いろいろ悩ましい。( ̄▽ ̄)