本日は四谷のオフィスにて

採点のはずでしたが

答案の出が落ち着いている

ということで

キャンセルとなりました。

 

思いがけず休みとなったので

読書して過ごしましたが

昼過ぎに買い物へ。

 

普段使いの

ディスカウント・スーパー

OKに行く途中にある

介護付有料老人ホームの塀際に

咲いていたのがこちら。

 

塀際の犬酸漿

 

なんとも

末枯[うらが]れた感じですが

ハナノナで調べてみると

「イヌホオズキ」

と出ました。

 

塀際の犬酸漿(ハナノナ)

 

これは一発で正解でした。

 

 

実をいえば犬酸漿は

おととしにも

当ブログ

取り上げています。

 

その時の写真の実は

黒いというより緑色の

未熟な実でしたけど

今回見かけたものは真っ黒。

 

塀際の犬酸漿(熟果アップ)

 

実に光沢がないのが

犬酸漿の特徴ですけど

確かにまったく光沢がないですね。

 

こちらの実をつぶすと

紫色の汁が出るそうです。

 

 

名前の由来は

葉っぱの形が酸漿に似て

酸漿より劣ることから

つけられたのだとか。

 

「犬」というのが

役に立たないものに

つけられるのは

ご存知の通り。

 

和名の別名に

馬鹿茄子[バカナス]

というのもあり

これは花が

茄子の花に似ているから。

 

悪茄子にも似てますね。

 

 

花の黄色い部分は雄蕊で

雌蕊はその中央にあります。

 

塀際の犬酸漿(花アップ)

 

上の写真だと右側の花が

雌蕊が雄蕊の間から

突き出ているのを

確認できるかと。

 

おそらく雌蕊だろうと

思うんですけど。(^^;ゞ

 

 

英名は

Wikipedia によれば

Black nightshade

だそうです。

 

black は実の色に

由来するものでしょう。

 

nightshade は

手元の辞書で引くと

「ナス属の各種(有毒)植物」

という意味が載ってました。

 

犬酸漿は

ジャガイモの芽に

含まれることでも知られる

ソラニンを

全草に含むそうです。

 

だから食べられないんですが

それも「犬」とつけられた

理由かもしれませんね。

 

塀際の犬酸漿・その2