昨日取り上げた大宮銀座の
ブルーサルビアが咲いている
プランターとは
別のプランターに咲いていて
目を引いたのが、こちら↓
(2023年6月13日撮影)
ブルーサルビアは
いくつかのプランターに
植えられていたんですけど
こちらはひとつだけ。
(だと思います)
ハナノナで調べてみると
「フクシア」と出ましたが
帰宅してから検索してみると
明らかに違う。
以前、似たような花を
最寄り駅そばにできた
ディスカウント・スーパー
OKのそばのアパートの庭で
見かけていたことを思い出し
確か写真はまだ
削除していなかったはず
と思って探してみたら
出てきたのがこちら↓です。
(2022年4月20日撮影)
その時に
ハナノナで調べた結果
「カラーリリー
別名:オランダカイウ」
と出ましたが
この白い花に関しては
正解でした。
大宮銀座で見かけたのも
オランダカイウ(和蘭陀海宇)で
決まりかなと思ってたんですけど
Wikipedia でたまたま
オランダカイウ属のページから
リンクが貼られているサトイモ科に
クリックして飛んでみたところ
アップされている写真のアンスリウムが
今回の個体によく似ています。
モンソーフルール監修の
『花図鑑』(西東社)によれば
アンスリウムは赤い品種が
スタンダードだとありますので
カラーリリーではなく
アンスリウムであろうと
同定することにしました。
姫アンスリウムという
花弁のように見える
仏炎苞[ぶつえんほう]の大きさが
半分くらいの種もあって
もしかしたら
そちらかもしれません。
アンスリウムは
コロンビア原産で
上掲の『花図鑑』によれば
開花期は6〜7月。
ちなみにカラーリリーは
南アフリカ原産で
4〜7月と少し早く
残っていた写真が
去年の4月に撮ったこととも
合っています。
花弁のように見える部分は
仏炎苞と呼ばれる
苞(葉っぱが変化したもの)です。
仏炎苞から伸びているのが
本来の花の部分で
肉穂花序[にくすいかじょ]
といいます。
小さい花が群がって
咲いているそうですから
蕺草[どくだみ]と
構造自体は同じですね。
柄のある小花が群がっているものを
穂状花序[すいじょうかじょ]といい
(蕺草の場合がそれにあたります)
小花に柄がない場合を
肉穂花序というそうですけど
自分が撮った程度の写真では
見分けがつかないかも。(^^;ゞ
アンスリウムの和名としては
やはり上掲『花図鑑』によれば
大紅団扇[おおべにうちわ]
牛の舌[うしのした]
というのがあるようですが
今回のは色合いからして
まさに「牛の舌」という感じ。( ̄▽ ̄)
でも「牛の舌」というのを
ブログのタイトルにするのは
違和感がありましたので
「大紅団扇」としました。
和蘭陀海宇の英名は
ハナノナで出た通り
カラーリリー calla lily ですが
単にカラーとも呼ばれます。
カラーというのは
洋服の衿のカラーのこと。
「カイウ」の漢字表記は
「海芋」ないし「海宇」で
前者はサトイモ科であることに由来し
後者は「宇」の字に
「ひさし」という意味があることから
仏炎苞に由来するものではないか
と思われます。
「海」は何に由来するのか
調べがつきませんでした。
ここでは
衿のカラーのイメージも踏まえて
「海宇」を採用しています。
最近は
最寄り駅そばのOKに立ち寄るのは
夜になることが多いので
その近くのアパートの庭に
今年も和蘭陀海宇が
咲いているのかどうか
確認できていません。
咲いているといいんですけどね。