去年の5月24日
普段使いの銀行へ行く途中の
教会脇の公園と接する所に
紫色の花が咲いてるのを見かけて
撮っておいた写真が
残ってました。
ハナノナで調べると
「リビングストンデイジー
別名:サボテンギク、
ヘラマツバギク」
と出たんですが
リビングストンデイジーで
検索してみても
どうも違う。
ということで
ペンディングにしておいたまま
忘れていたんですが
葉や茎の類似から
先にご案内の松葉菊だと
気づいた次第です。
先にご案内した際は
石垣の上方に咲いていたので
花冠の中央部分を
撮れなかったんですが
前回は足元だったこともあり
バッチリ撮ることができています。
茎の部分まで撮ってました。
削除してなくて幸いでした。
ちなみに撮った時刻は
15:50ごろです。
そばに咲いているのは
お馴染みの
蕺草[どくだみ]です。
(2022年5月24日撮影)
ドクダミの漢字表記を
今回、調べてみて
初めて知りました。
「蕺」1字でも
「どくだみ」と読ませ
古訓だと「しぶき」
というらしいですけど
小学校の頃から使っている
長澤規矩也編著
『三省堂漢和辞典』には
この字は載っていません。
旁[つくり]の
「戢(しゅう)」の字は載っていて
「おさめる、しまう」
という意味だと書いてあります。
「戢」の旁に草冠をつけた
「葺」という字は
屋根を葺[ふ]く
という使い方をする字で
こちらは「屋根をおおう」
という意味が載ってます。
部首と旁で意味を考えるなら
葺くというのはつまり
草で(屋根を)おさめる
ということになるわけですね。
「戢」の部首である「戈」は
武器の「ほこ」で
これは蕺草の花軸の形から
きたものだと考えるなら
草冠+「戢」=「蕺」ではなく
「葺+戈=蕺」と考えるのが
妥当かと思います。
そう考えると
花軸が戈のような形で
地面を覆い尽くす草
という意味ということで
腑に落ちるからです。
正確なところは
漢字学者に聞かないと
分かりませんけど。( ̄▽ ̄)
こちらが花軸のアップ。
(2022年5月20日撮影)
戈に見えますかしら。
白いのは花びらではなく
葉っぱが変化した苞葉[ほうよう]
(総苞片[そうほうへん])で
雌蕊1本と雄蕊3本の
花弁のない花が
花軸に無数に集まっている
という構造になります。
総苞片が八重咲きの品種も
あるそうですけど
いつか見てみたいものです。