烏野豌豆[カラスノエンドウ]は
今ごろの時期になると
道端にばーっと繁茂しているのを
よく見かけます。
いちど見分られけると
なんど見てもすぐ分かりますけど
烏野豌豆が本名かと思っていたら
『山野草図鑑』では
矢筈豌豆[ヤハズエンドウ]で
立項されてました。
葉っぱの形が矢筈を
連想させるからでしょうね。
烏野豌豆というのは
豌豆の形をした実
(いわゆるえんどう豆)が
真っ黒であることに
由来しています。
どちらにしろ
花をモチーフに
名付けられていないのが
よくあることですけど
不思議な気がします。
えんどう豆の実(さや)と
似ているだけあって
花の形もよく似ています。
その「えんどう豆」の名前も
花の形に由来するのではなく
日本豆類協会の解説によれば
中国に豆類を輸出していた
「大宛国」にこじつけたもの
ということらしい。
花の形は誰も
気にもとめないわけで
花より団子を地でいくような
感じなのでした。( ̄▽ ̄)
本日、振り込みや
買い物やらの諸用のため
出かけたところ
道端に群がってたので
写真を撮っていたら
天道虫の幼虫が
烏野豌豆の茎の先端に
とまってました。
オレンジ色の斑点があるので
七星天道だと思います。
これまでにも
当ブログで記事として
取り上げてますけど
見るとやっぱり撮ってしまう。(^^ゞ
花の写真を
こんなにクリアに撮れたのは
初めてだと思います。
よく見かけるわりに
今までタイトルにしなかったのは
写真が綺麗に撮れなかったから。
ようやく件名のメインにできて
ひと安心、という感じですね。