前回のブログ

野葡萄との違いをいう際

ちょっとふれた

蝦蔓[エビヅル]ですが

そちらも今年の夏

近所で見かけております。

 

蝦蔓

(2022年8月7日撮影。以下同じ)

 

近所にある

薬のクリエイトまで

買い物に出た際の帰り

以前、桑の実を見つけた公園の

道路沿いの柵に

葡萄らしきものが

なっているのを

目にしたのでした。

 

実でも大丈夫かしらん

と思いつつハナノナで調べると

 

蝦蔓の実(ハナノナ)

 

「ノブドウ

 別名:イヌブドウ、カラスブドウ」

と出ましたが

帰宅してから検索してみたら

どうも実のなり方が違うっぽい。

 

検索した際

同時にヒットした画像の中に

似た写真を見出したのと

イラストの説明があったのとで

(前回にもリンクを貼った

野ぶどうエキスの効果について」)

蝦蔓だと確定できた次第です。

 

 

「海老蔓」という表記もあり

「えびかずら」という読みもあります。

 

またコトバンクには

「葡萄蔓」と書いて

「えびづる」と読ませる

資料も引かれています。

 

これが Wikipedia だと

「葡萄蔓」と書いて

「えびかずら」と読ませる古名があり

この場合は山葡萄も含まれる

という説明になるわけですけど。

 

樹木図鑑 植木ぺディアによれば

「エビ」というのは

葡萄全般の古名で

果実から採る赤紫色の染料を

「えび色」というのだとか。

 

 

蝦蔓は

染料として使われるだけでなく

食用にもなるそうです。

 

別に採って食べようとは

思ってませんでしたが

熟すのを楽しみにしてたら

黒くなったのを見る前に

房が消えてました。

 

人間が採っていったのか

野鳥の類いが食べたのか

分かりませんけど

ちょっと残念。

 

 

蝦蔓については

これまで取り上げてきた

実のなる木とは違い

花らしきものも確認しています。

 

蝦蔓の花

 

樹木図鑑 植木ぺディアによれば

雌雄異株だそうで

雄株に咲く雄花は雄蕊が目立ち

雌株に咲く雌花では

小さなピンの形をした雌蕊の周囲を

小さな雄蕊が取り囲むそうですが

写真ではちょっと分かりませんね。

 

実がなっている株以外に

花が咲いている株もあったりして

花期と果実期が

重なっているようです。

 

蝦蔓の花と実

 

雌雄の株が違うことで

こういう同居状態に

なるのかどうか

ちょっと調べただけでは

分かりませんでした。

 

 

下の写真は

別の日に撮ったものです。

 

蝦蔓の花(その2)

(2022年8月21日撮影。以下同じ)

 

小さなピンが突き出しているように

見えないこともないので

こちらは雌花でしょうか。

 

 

今まで当ブログで

取り上げる機会を逸したのは

実が熟すのを待ってたからですが

上にも書いた通り

熟す前に消えていたため

結局今回まで取り上げずじまい。

 

採っていったのが

人間か鳥の類いか

分かりませんけど

別の日に見たときは

名前が確定できない虫も

たかっておりました。

 

蝦蔓の実と昆虫

 

虫の名は

いまだに確定できておらず

それもアップできなかった

理由のひとつです。

 

それはそれとして

まさかこの虫が

食い尽くしたわけでも

ないでしょうけどね。( ̄▽ ̄)