先週の水曜日(17日)の

『ラジオのアナ』で

藤原倫己さんが

団栗[どんぐり]

というお題を

リスナーから与えられ

ラップをする際に

団栗は何の木になるのか

ということを話題にしてました。

 

その翌日、買い物からの帰りに

柿の木や蜜柑の木を見かける

小学校の裏庭側を通ると

団栗がなっている木を発見。

 

粗樫の団栗と冬芽

 

団栗では

ハナノナで調べるわけにもいかず

写真を撮って帰ってから

買ってある樹木図鑑や

検索するなどして調べた結果

粗樫[アラカシ]と確定。

 

決め手は冬芽の成り方で

池田書店の『樹木図鑑』

冬芽の写真が載っていて

それによって確定できた次第です。

 

粗樫の冬芽

 

その他

区別のポイントとしては

葉っぱの上半分に

鋭い鋸歯[きょし]

(ギザギザ)があること、

団栗のキャップ部分

(殻斗[かくと])に

環状の横縞があって

その横縞に産毛がないこと

でしょうか。

 

樹皮による区別は

ちょっと初心者には難しい。(^^;ゞ

 

粗樫の樹皮

 

ブナ科コナラ属の常緑広葉樹で

別名は黒樫、楢葉樫など。

 

『樹木図鑑』によれば

名前の由来は

枝葉が粗く固い樫

ということからだそうです。

 

樹木図鑑 植木ぺディア」によれば

枝葉が粗いというのは

出方が粗い(綺麗じゃない)

ということのようですね。

 

暮らしーの」の記事によると

いわゆる樫の木といえば

粗樫を指すとありますけど

「樹木図鑑 植木ぺディア」の説明では

それは関西地方の慣習のようで

関東地方では白樫が

樫の木を指すようです。

 

ただ「樹木図鑑 植木ぺディア」には

英名を Japanese Oak という

とありますから

いわゆる樫の木ということで

良さそうな気もしますけど。

 

ちなみに白樫の英名は

Bamboo-leafed Oak

(竹のような葉の樫)だとか。

 

粗樫の団栗

 

上掲『樹木図鑑』には

かつては救荒植物とされ

団栗を粉にして灰汁[あく]を抜き

澱粉を固めて食用にした

と書かれています。

 

でも「暮らしーの」では

タンニンによる渋みが強いので

よほど灰汁抜きをしないと

食べられない

という説明があります。

 

どっちやねん。( ̄▽ ̄)