谷山浩子が

『みんなのうた』に提供した曲は

1985年2〜3月期の

「恋するニワトリ」以来

何曲かあります。

 

その最新曲が

2019年4〜5月期に流れた

「花さかニャンコ」で

同曲を収めたミニアルバムがこちら。

 

『花さかニャンコ』

(ヤマハミュージックコミュニケーションズ

 YCCW-10365/B、2019.9.11)

 

上の管理番号は初回盤のもので

『みんなのうた』放映時の

アニメーションを収録した

DVDが付いています。

 

 

こちらは以前

新宿のタワーレコードで

『ママとあそぼう! ピンポンパン』の

購入した際に見かけて
一緒に買ったものですが
実をいえば聴くのは
今回が初めてだったり。(^^;ゝ
 
収録曲を見ていたら
「ピヨの恩返し」も入っていて
ありゃりゃ、と思ったのは
ここだけの話。
 
編成と奏者からして
(2016)に収録されたものと
同じ演奏だと思われます。
 
 

表題曲の「花さかニャンコ」は

♪ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ

というフレーズが

耳について離れないくらい

絶妙なトリップ感を醸し出しています。

 

1回聴いて

すぐ覚えるくらいの

キラー・フレーズとでも

いいましょうか。

 

『となりのトトロ』(1988)の

主題歌「さんぽ」のフレーズ

♪あるこう あるこう わたしはげんき

を彷彿させるところもあり

歌いながら行進する子どもの姿が

頭に浮んでくるような曲です。

 

自分は気づきませんでしたが

放送されていた頃は

あるいはそういう子どもも

いたかもしれませんね。

 

 

本盤の演奏は

栗コーダーカルテットの面々と

曲ごとにプラス・アルファで

ゲスト奏者が加わっています。

 

ですから

『ひろコーダー☆栗コーダー』の

続編のような仕上がり。

 

 

「花さかにゃんこ」では

トイピアノが演奏されています。

 

また合唱コーラス・メンバーを

「そこらへんにいたひとたち合唱団」

と表記してますが、これは

スタッフとかマネージャーとかに

参加してもらったんでしょう。

 

まんがのイメージアルバムを

収録する現場を連想させて

思わず笑みがこぼれました。

 

 

宮崎吾朗との共作詞

「朝ごはんの歌」は

朝食時の風景を歌っただけなのに

幸せな気分にしてくれる

軽快な1曲。

 

もともとはジブリ映画の

『コクリコ坂から』(2011)で

手嶌 葵が歌っている曲のようですね。

 

手嶌 葵への提供曲はもう1曲

九州電力のCMに使われた

「家族の風景」が入ってます。

 

 

「ねこねこでんわ」は

ヤマハ音楽教室の幼児科のテキストに

載っている曲だそうで

『タマで弾き語り』(2008)既収曲の

セルフ・カバー(アレンジ違い)。

 

残りの1曲「ネムルル」は

本盤初収録の新曲です。

 

 

以上の6曲と

そのカラオケを収めた

全12トラック。

 

どんどんコーラスが増えていく

「花さかニャンコ」は

カラオケで聴いても面白い。

 

新曲は2曲だけですけど

谷山浩子ワールドが

堪能できる1枚です。

 

DVD付き初回盤がおすすめ。

 

 

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