8月30日(水)は
ブルーベリーソースを新しく開けて
朝食を済ませたあと
調べもののために
ミステリー文学資料館に向かい
そこから国会図書館に回り
そして下北沢の風知空知へ
向かいました。
「はさまる(830)の会
〜ウエケン生誕52年を遊ぶ〜」
というライブイベントを
観覧するためです。
当日は上田健司さんの誕生日で
それを記念したライブに
加藤いづみさんと宍戸留美さんが
ゲストで登壇する、と聞いては
逃すわけにはいかないでしょう。
『ピンクノイズ』で心打ち抜かれた
加藤いづみの生歌を
一度は聴きたかったこともあり
告知されるとすぐさま予約したので
入場整理番号は9番でした。
例によって
下北沢のディスクユニオンに
寄っていたため
現着した時は
ビルの左側の階段で
すでに整列が始まってましたが
無事、9番目の位置に入れました。
最初に
ハッピー・バースデイを歌う
加藤さんと宍戸さんにはさまれて
ウエケンさんが登場。
差入れのシャンパンが開けられ
3人で乾杯となりました。
ウエケンさんが
撮影タイムと言ったので
当方も1枚、パチリとな。
ちょっとボケちゃっててすみません。
それから
初めてレコードを出してから
33年経ってる云々という
ウエケンさんのMCがあり
ゆるゆると
ライブに入っていきました。
当日のセットリストは以下の通り。
【第1部】
01.夕焼けブローチ(U/K、S)
02.乱れてロンリー(U)
03.スコア(S、U)
04.ランプ(S、U)
05.ムーニームーン(K、U)
06.窓辺(K、U)
07.OK(U)
【第2部】
01.For You(K、S、UT)
02.星合いの空まで(K、UT/S)
03.仔猫のタトゥー(S、U/K)
04.スーパーカー(U/K、S)
05.切なく青い空のページ(K、U)
06.君はライダー(S、U/K)
07.ポプラ並木(U/K、S)
【アンコール】
01.バンビ DO!(K、S/U、W)
02.samida-rain(U、K、S、W)
アルファベットは
各アーティストの名前の頭文字ですが
本来の出演者も含めて記しておくと
U=上田健司
K=加藤いづみ
S=宍戸留美
UT=上田 禎(ただし)
W=渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)
となります。
トップ、及び2番目が
各曲でのボーカリストとなりました。
「/」以下は伴奏ないしコーラスです。
と、いうふうに示しましたけど
実をいえば
截然と綺麗に分かれるわけでは
ありませんで。
加藤さんがピアニカを吹いたり
マラカスやタンバリンを鳴らしたり
宍戸さんの場合
マラカスを振ったりする以外に
「星合いの空まで」の間奏では朗読したり
(これはオリジナルにもあるものですが
ハマりすぎていたからか
客席で「ほう」という歓声があがったり)
ウエケンさんがコーラスに加わったり
というありようのすべてを
正確に示すのは難しいですし
長くなって大変なので
ここでは省略させていただきます。
あくまでも参考までに
ということで
ご了承ください。m(_ _ )m
上田禎さんは
『ピンクノイズ』収録曲の
弦楽器パートを
アレンジをされた方だそうで
お客さんとして来ていたんですが
第2部で請われて参加。
ウエケンの曲のコードは
全部覚えている
という言葉の通り
「For You」と
「星合いの空まで」の伴奏を
熱演されてました。
「あんたの後にギター弾くのイヤや」
とウエケンさんが
愚痴ってたのが面白かったです(笑)
9月28日に
同じ風知空知で
ウエケンさんと
「シュンチャンケンチャンショー」という
ライブを開く
渡辺シュンスケさんは
アンコール前にケーキを渡す役で
登場したのですが
そのままキーボードで参加。
「samida-rain」を
自分でもカバーすることがある
ということで
キーを変えてから
4人で交互に歌うという流れに。
渡辺シュンスケさんは
宍戸さんのレコーディングにも
関係していた方のようで
どの盤のときか分かりませんけど
衝撃的なレコーディング場所が
明かされてました。
それはここでは伏せておきましょう。(^_^)
ウエケンさんのバースデイ・イベントですけど
これまでウエケンさんが
ゲストのお二人に提供した曲を
その当人が歌うだろうことを期待して
ライブを行ったにのは
いうまでもありません。
今まで数回にわたって
「samida-rain」の記事をアップしながら
『Ruminescence』を聴き直してきたのは
その予習の意味もあったのでした。
おかげさまで
それらのアルバムに入っていた曲が
歌われたときは
たいへん楽しめました。
それだけでなく
MCがたいへん面白かった。
特に、ウエケンさんが
the PILLOWS としてデビューしたのと
加藤いづみさんがデビューしたのは
同じころだったので
一緒になることが多かったらしく
その頃からの交友録の
今だから話せる裏話がいろいろ語られて
会場が何度も爆笑の渦に包まれてました。
加藤いづみさんは
CDで歌声を聴き
Wikipedia の記事を読み
それらから想像した通りの
雰囲気の人で
昔はまわりから
「いづみちゃん」と呼ばれてたけど
それがいつしか「加藤さん」に変わり
最近は「姐さん」と言われる
と話していたのを聞いて
さもありなん
という感じでした。
宍戸さんが
そんな加藤さんのCDを
デビューの頃からすべて聴いている
とリスペクトしてたのも
へえ〜という感じで。
女子2人が
お互いの歌を誉め合うと
楽屋でもこうだったと言うウエケンさん
誰も俺の歌は誉めてくれない
と愚痴ると、加藤さんがすかさず
「OK」は良かった
とフォローしていたのも
微笑ましかったです。
今日ここに来ているのは
みんなウエケン・マニアだよ
と加藤さんが言うと
ウエケンさん曰く
加藤いづみと小泉今日子、
宍戸留美と渡瀬マキぐらいが
自分のマニアだといってくれる
女性アーティストなのだとか。
(名前の順番は50音順です)
ちなみに男性では上田禎さん(笑)
ちなみに
ウエケンさんの曲は
いろんな人がカバーしている
という話の流れで
だったと思いますけど
あたしも「ランプ」を歌いたい
と加藤さんが言ってました。
加藤さんの「ランプ」
聴いてみたいですねえ。
当日は「ランプ」の演奏
絶妙というよりは
微妙という感じでしたけど
(改めて、やっぱり難曲だと実感)
その代わり
といっては何ですが
「仔猫のタトゥー」の入りが
絶品でした。
今回、『Ruminescence』の
あのスペイン風のアレンジを弾くのは無理
というウエケンさんの意向で(笑)
アレンジを変えてましたが
あのギター・アレンジで
綺麗に歌に入った宍戸さんには脱帽。
身震いいたしました。
当日のMCでは
歌われた曲の背景なども
話されました。
「乱れてロンリー」は
元旦に熱が38度ぐらいあった時に作った
とか
「ランプ」は26歳の頃
絶望のどん底の時に作った
とか
「For You」も同じ頃作った
とか
エンクミこと
遠藤久美子さんに提供した「バンビ DO!」は
見た夢をそのまま歌詞にした
とか
興味深い話も
いろいろと披露されたり。
宍戸さんが
「乱れてロンリー」を歌う前に
不思議なコードを使いますよね、と言うと
俺にとっては普通なんだけど、
みたいなやりとりがあったり
加藤さんが「窓辺」を歌う前に
ウエケンの歌詞は
宛名のない手紙みたいな曲で
大人になって忘れたものを
思い出させてくれる
と評したりしていたのも
印象的でした。
時間が圧していたため
アンコールは
いったん引いて
お客さんの拍手で再登場
という演出をとらず
第2部終了後、そのまま続行
という形でした。
そのさい
「samida-rain」のキーを変えたのは
先に書いた通りですけど
上田禎さんが加わったときも
キーを変えたりしてましたし
(すぐに対応できる神対応が
感心されてましたね)
とにかく自由闊達なライブで
終始笑いに包まれていた
という印象です。
第1部の途中で
最初のセトリ(歌う順)を変更したり
「samida-rain」で
渡辺シュンスケさんが
ヴォーカルに加わることになって
キーを変えたりといった
本来はリハでやるべきことを
壇上でそのままやっちゃう
何でもあり、な感じも
今回のライブの特徴でした。
バースデイ・ライブなのだから
それはそれでOKかと。
お客さんも
ウエケンだし、という感じで
楽しんでいたようです。
最後は
お客さんの席に
ウエケンさん、加藤さん、
宍戸さんが混ざっての
記念撮影になりました。
このときの写真は
宍戸さんのブログに
アップされていますが
自分はカウンター席にいたまま
ステージ前に広がる客席へ
移動しなかったので
写ってないと思ってたら
しっかり写ってました(;´▽`A``
スタッフのWさんGJ!
……というべきなのかどうか。( ̄▽ ̄)
下は
当日、会場にあった
フライヤーです。
ライブが終わって
エレベーターで外に出ると
いつのまにか
看板も出てました。
これで見ると
渡辺さんはゲストだったのね。
お客さんで来てて
いきなりキーボードを
託されたのかと
思ってました。(^▽^;)
以上、例によって長文深謝。m(_ _ )m
あと、事実誤認等ありましたら
当方の責任であること
ご了解ください。
楽しい雰囲気だったことが
伝わってるといいんですけど……
ウエケンさん、
加藤さん、宍戸さん
スタッフの皆さん
お疲れさまでした。
そして
ウエケンさん
遅ればせながら改めまして
お誕生日、おめでとうございます。
これからも素敵な曲を
書いてくださいまし。