原間古墳2(東かがわ市川東) 2024年4月17日
昨日は11時前に鳴尾浜球場満員札止めに驚くも、炎天の古墳巡りで焼き付いて、心の隅には救われた気持ちもありました。
それで涼しい横尾忠則美術館の後は淡路SAにて上手いもの頂きながらPC作業でゆっくりしました。ところが鳴尾浜では根尾が先発し
ブライト、タカヤ、周平のクリーンアップではありませんか。
失望感を絶景に晴らすうちに矢張り帰宅は夜半になりました。
ボヤキはともかく東かがわ巡礼に戻ります。
大内の原間(はるま)地区は、4世紀から明治の初めまでは白鳥の
一部であり、5世紀から7世紀にかけては地方官庁があったと思われて、「垣の内」などの地名があります。 このことは、多くの有力者の古墳があることからも裏付けられています。
古墳は10~30mの円墳が多く、一部は昭和まで石室に入れるものが2つあったようです。
『花王名人劇場』の ドラマ「裸の大将」のロケに泥棒の隠れ家と
して映っている「わらまん堂」は高速道路建設により埋められその記念碑として建てられた。
原間古墳は原間谷の山裾にある径12ⅿほどの円墳で、南に開く
横穴式石室がある。石室は羨道が一部破壊されており、現存長では約7ⅿです。
羨道部から見て左側の袖石の突出した片袖の石室で、奥壁は巨大な1枚岩、玄室の天井は3枚の石からなります。石室に使用された
石材は花崗岩で、石の大きさは玄室と比較して羨道部の方が小さいものです。
石室内からは7世紀前半の須恵器が出土しています。また、中世
の瓦器椀(がきわん)や瓦、鉄器が出土しており、中世の段階で石室が開けられ再利用されていることがわかります。
東方に「神越古墳」「桃山古墳」など、近くにはまだまだ未発見の古墳が多くあると思われます。