古墳巡礼・近畿編 133 摂津巡礼24 | ロック古典主義

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 摂津巡礼24(神戸市灘区)2024年4月25日    

  

 EⅤの扉が開いた3Fは、今回のメインイベント「横尾 忠則  ★ワーイ!★Y字路」展会場になります。 横尾忠則の「Y字路」に迫る。「横尾忠則 ワーイ!★Y字路」が横尾忠則現代美術館で開幕|画像ギャラリー 11/11|美術手帖

 2000年、故郷の西脇で、横尾忠則は夜の三叉路をフラッシュ付きの“写ルンです”で ストロボ撮影しました。すると、見慣れたはずの景色が、全く異なる風景となって立ち現れた。 光と闇、現実と虚構の境。Y字路から異界へワープ! 「横尾忠則 ワーイ!★Y字路」展 | FEATURE【アートニュース・特集記事】 | 美術館 ...

 この三叉路写真からインスピレーションを得た横尾は「Y字路」シリーズに着手、それらはやがて彼にとって重要なライフワークとなっていきます。内省的な光と闇の世界は、祝祭的な色彩の爆発を経て、さらに変幻自在なバリエーションを生み出しつつ今日にまで至っています。 「横尾忠則 自我自損展」14日開幕 約70点展示 - 産経ニュース

 2000年当時の横尾は都会にはない闇夜に関心を寄せており、夜間に繰り返し街に取材に出かけていたという。そこで目に止まった、かつての通学路にあった模型店跡地をインスタントカメラで撮影し現像して現れたのが「Y字路」だった。 西脇路地裏おっさん漫ろ歩き/ナイトウォーク 横尾忠則|暗夜光路N市-V Pocket3 HLG(HDR) - YouTube

 中央の建物がストロボによって白飛びし、左右に別れた道が闇へと溶け込む写真。そこからインスピレーションを得て制作された「暗夜光路 N市」がシリーズの始まりだ。これらは写実的に描かれており、横尾作品のなかでも珍しいものらしい。

 会場冒頭では同じシリーズから5つの作品が並ぶが、これらが揃うのは同館でも初めてだということです。