穴薬師古墳(阿波市土成町)2023年10月26日
百舌鳥巡礼を終え、いざ伊予巡礼落穂ひろいは宇摩の巻に戻ろうとした矢先、細切れ画像がぞくぞく出てきました。
穴薬師古墳とはなに。記憶が定かならざるも他の画像と勘案するとおぼれげながら思い出してきました。昨秋、阿波市の落穂ひろいから東かがわに巡礼した時のひとつでした。
阿波市は旧土成町南原。県道12号鳴門池田線から県道236号線を
北へ曲がり、500mほど行くと西側50m先に見えてくる。
九番札所法輪寺のご近所、少し北方に走れば椎が丸古墳もござい
ます。墳丘は削平されかなり変形しているが、上に生えている樹木が目印の径7mくらいの円墳。墳丘の西側も道路に切り刻まれたものと見え寸止めの印象。道と畑に囲まれた小ぶりな古墳です。
南に廻れば農道脇に空き地あり駐車できます。空き地にはお墓も
並び、土成町による立派な説明石碑の裏に横穴式石室が南に開口。
南向きに石室が開口。脇に古ぼけた石碑が立ち、墳丘部はかなり
はげ落ちて、開口部は一枚もんの巨石が載せられている。
開口部は高さ幅とも約1mほど、屈んで何とか入室できる。羨道は高さ1.2mあり、羨道長3.8m、幅1.5m。側壁も綺麗な栗石積。
おもむろに玄室に入室。玄室は長さ1.8m、幅1.8mのほぼ正方形
プランで、側壁は小型の砂岩乱石積み、天井は結晶片岩巨石を使用
していますが、原形を留めていないそうです。
奥壁前には舟形の巨石が横たわり祭壇が設えられています。