百舌鳥古墳群31(大阪府堺市)2024年1月19日
遥拝施設には一歩たりとも立ち入れません。やむなくこの界隈を歩いてみるが、周濠の際まで住宅が建っているのでなかなか墳丘を見ることができない。
ただ、西側に僅かに空き地があり、植え込みの向こうに墳丘全体を眺めることができた。とは言え、この後、この土地に家が建ってしまえばちょっと見ることが出来なくなってしまいます。
この界隈が世界遺産ということと宮内庁の治定ということとほかに、民地が取り囲んでいるという複雑性が、かくも閉鎖的な空間を仕立てています。これぞ世界閉鎖遺産。
百舌鳥古墳群北端、堺市堺区北三国ヶ丘町にある全長は約148m
後円部の径78m、後円部の高さ13m、前方部の幅110m、前方部の
高さ14.8mの三段築造の前方後円墳である。天皇陵では小さい方の
前方後円墳。5世紀中頃の築造で、陪塚とされる古墳2基、二重濠の
存在が確認されています。
仁徳天皇陵とその南側の履中天皇陵と合わせ百舌鳥三陵と呼ばれ
ているが、現在は宮内庁が管理している。
古墳の北側には方違神社が建っています。この方違神社の駐車場がお濠に面していて前方部がバッチリ拝めるスポットです。