端華の森古墳館(四国中央市上柏町)2023年6月16日
四ツ手山を駐車スペースまで戻り、松山道北川側道を松山方面に
500mほど走れば、右前方の畑地の中に怪しい円筒施設が見える。
その施設方向に下る分岐点に「端華の森古墳館」の案内板が現れ
下ればジュラルミンのかまぼこ型の縦横T字型円筒建屋がそれで、
早速、正面の駐車場に停め、入口脇の説明書きを読みます。金属面が劣化し読みづらいのですが、「たんが」と読むらしい。
筆者は「たんが」という言葉を知らない。短歌なら判るがどうも
関係はないらしい。
担架という言葉も識ってはいるものの、古墳の名称とはややそぐわない感じがする。
ましてやタンカーに至っては「たんが」の字ずらから大きく逸脱してしまい、これ以上の詮索は諦めたい。
「この場所には、「端華の森」と呼ばれる塚があったが、近代に開墾されて農地となっていた。平成元年、農道工事のために市教育委員会が発掘調査した結果、いずれも天井石等は失われているが、
2基の横穴式石室が確認された。
1号石室は両袖式胴張り型の横穴式石室で、全長9.0m、羨道入口は西向き、玄室内部には高さ0.6m幅3.0mの石壇が造られていた。
6世紀末頃の築造と推定された。1号石室の南に接して発見された2号石室は、全長4.2m、羨道部が南に面し、玄室は川原石の小口積
片袖式胴張り型で、1号石室と同じ墳丘内に築造されている。
平成6年、発掘石室の保存のため端華の森古墳館が建設された」
とのことで、平日17時まで開館とあります。
しかしながら入口は施錠されており、入館するには市教委に連絡
すべしとのこと。公僕のお手を煩わすには忍びなく、ガラス窓越に拝見することとしました。