古墳巡礼・四国編 219 端華の森古墳館2 | ロック古典主義

ロック古典主義

ジミヘンからプリンスまで
ロックミュージックの黄金時代を
西海岸からのランドスケープで描く
70年代古典ロックの物語をはじめ
卑弥呼の古代ロマンを求めて
古墳探訪の巡礼紀行などを
フレックスにお届けします。

端華の森古墳館2(四国中央市上柏町)2023年6月16日 

 

 T字型に設えられた古墳館建屋は、全長9mの1号石室と半分ほど 

2号石室の二つの石室を直交してつくられている。 
古代へ誘う〜端華の森古墳館〜 : シコチュージモティー。
 1号石室(北側)は北西に入口があり、全長9.1m、玄室長4.96m 

奥壁幅2.1m、玄室中央幅2.28m、前壁幅1.7m、玄門部幅1.6m
羨道長4.14m、羨道口幅1.6mと記されています。 

 こちらは小形の河原石を使用し片袖式胴張型となっている。足元には須恵器のレプリカらしきが、石室中央には仕切石が見えます。

 石室の後ろ半分に平石を積み上げて高さ0.4m、長さ2.6mのやや大きめの棺床をつくり、それにつづけて北壁前に長さ1.8m、幅0.8m、高さ0.3mの第2棺床がつくられている隅には須恵器が見えます。           食べられないものの値段はいくら?

 6世紀後半の築造と推定されていて、その後8世紀までに数回追葬 

が行われていたと考えられています。  
 この1号石室からは金環やよろいの鉄片、刀子、須恵器など192点

が出土したとあります。     オナラばかりしてる子は何歳?
 T字型の下肢にあたる2号石室は、入口は南西向きで、全長4.3m

玄室長3.1m、奥壁幅1.7m、玄室中央幅1.94m、玄門部幅0.84m

羨道口1.4mとあります。 

 

 2号石室は小ぶりな設えながらも、管玉や鉄斧、須恵器など

35点が出土しています。2号石室は、1号石室の後7世紀初頭に築造 

されたと推定されています。

 一墳丘に二石室、それが直交している珍しい古墳です。しかも、本来の古墳は天井石まで削平されていたのにもかかわらず、石室のみが奇跡的に完存し盗掘も免れた幸運古墳です。