端華の森古墳館2(四国中央市上柏町)2023年6月16日
T字型に設えられた古墳館建屋は、全長9mの1号石室と半分ほど
2号石室の二つの石室を直交してつくられている。
1号石室(北側)は北西に入口があり、全長9.1m、玄室長4.96m
奥壁幅2.1m、玄室中央幅2.28m、前壁幅1.7m、玄門部幅1.6m
羨道長4.14m、羨道口幅1.6mと記されています。
こちらは小形の河原石を使用し片袖式胴張型となっている。足元には須恵器のレプリカらしきが、石室中央には仕切石が見えます。
石室の後ろ半分に平石を積み上げて高さ0.4m、長さ2.6mのやや大きめの棺床をつくり、それにつづけて北壁前に長さ1.8m、幅0.8m、高さ0.3mの第2棺床がつくられている隅には須恵器が見えます。 食べられないものの値段はいくら?
6世紀後半の築造と推定されていて、その後8世紀までに数回追葬
が行われていたと考えられています。
この1号石室からは金環やよろいの鉄片、刀子、須恵器など192点
が出土したとあります。 オナラばかりしてる子は何歳?
T字型の下肢にあたる2号石室は、入口は南西向きで、全長4.3m
玄室長3.1m、奥壁幅1.7m、玄室中央幅1.94m、玄門部幅0.84m
2号石室は小ぶりな設えながらも、管玉や鉄斧、須恵器など
35点が出土しています。2号石室は、1号石室の後7世紀初頭に築造
一墳丘に二石室、それが直交している珍しい古墳です。しかも、本来の古墳は天井石まで削平されていたのにもかかわらず、石室のみが奇跡的に完存し盗掘も免れた幸運古墳です。