アニメ感想 「ゴールデンカムイ 札幌ビール工場編【後編】」(ネタバレあり) | 隅の老人の部屋

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「ゴールデンカムイ」第5期劇場先行上映の後編です。
シーズン5全体から見れば第4話から第6話までで、
前半終了というあたりまでが描かれます。

今回は前編よりも観客が多いように感じました。
特に女性客が多いみたいです。
海賊房太郎最期の活躍が見られるので、
彼のファンが集まったのかもしれません。

前編でビール工場での戦いは終結し、
今回は第七師団にさらわれたアシㇼパの追跡が描かれます。
前半は「ゴールデンカムイ」としては珍しい車同士のカーチェイスで、
まだ自動車が普及する前ということもあって杉元も白石も運転ができず、
追突が繰り返しギャグ的に描かれます。
彼らが乗るのがビールの宣伝カーなので、
ビジュアル的な楽しさも加わっていました。

あらためてこのエピソードを見ると、
この作品のラストにおける白石は、
命の恩人である房太郎との約束を果たし、彼の夢を代わってかなえようとする行動をとったのかもしれないと感じました。

 

 

後半はアシㇼパ、鶴見、ソフィアという宿命的な顔合わせで、
アシㇼパの父ウイルクがとった行動が語られる、
この壮大な物語完結に向けてのブリッジ的なパートに突入します。
人心を操ることを得意とする鶴見が、
言葉巧みにアシㇼパを洗脳しよとするさまが不穏なムードを盛り上げていました。

 

 

長く続いた刺青の争奪戦もいよいよ終結し、
暗号の解読と最後の戦いに向かっていきます。
今回は最終章とうたわれているので、
次が完結編となるのでしょう。
物語の最後が、このままテレビアニメで描かれるのか、
それとも劇場版となるのかも気になるところです。