福原五岳の和美人  (95) | okuda8888のブログ

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福原五岳  「和婦人図」 絹本

              横40.0㎝×縦110.0㎝

 

平田玉蘊の師、福原五岳(1730年~1799年)の「和婦人図」である。五岳の唐美人図はよく見かけるが、和婦人図は珍しい。

 

 

髪の簪などから、芸子を描いていることが分かる。絵全体に保存状態がよく、特に顔の表情や帯の色彩は鮮やかである。

 

 

女性は上方の気の強そうな女性゜として描かれている。金地の帯の青と緑の文様が美しく、描いた直後のような鮮やかさである。

 

 

落款は五岳、印は「福元素印」白文長方印である。

福原五岳は山水画や中国の仙人等の名手といわれるが、日本の女性を描かしても一流であることをこの絵は証明している。