平田 玉蘊(ぎよくおん) 「大黒天像」 紙本 縦149cm×横82.5cm
大幅の「大黒天像」である。あまりの大きさに圧倒されるような感じである。
米俵に乗った大黒天で、豪快に笑っているところが福々しい。
落款は「玉蘊女 印は朱文長方印」。印は大作用の印と思われ、この印を使っているのは、福善寺襖絵「雪中松竹梅図」など、 ごくわずかである。
笑っている大黒天は親しみがも持てるとともに、眼は穏やかが心が安らぐような表情をしている。
商売繁盛を願う商人から依頼を受けたのか、玉蘊は思いっきり大きな大黒天を描くことで、ご利益の大きさを表現したかったのか、玉蘊のユーモアを感じさせる絵である。
大黒天が乗っている米俵は、実際の米俵に近いような迫力で見るものに迫ってくる。
おおらかで福々しい大黒天像は、玉蘊の庶民性と画家としてのスケールの大きさを表しいいるように思われる。家に飾り、ご利益を受けたくなるような絵である。




