■2016年10月27日(木) 山梨県
10月だ。
8月半ばから9月、そして10月初旬にかけて、
どこにも行けなかった。
仕事が忙しく、休みもままならず、
睡眠不足が続き、ヘトヘト&ヘロヘロの毎日だ。
そんな折、奇跡的とも言うべく連休が取れた。
もう昆虫採集にはかなり遅いが、
望みが無いわけではないので、これは神の思し召しと捉え…
いざ採集へ!
今回はEさんとともに、コブ叩きに山梨県へ出かけた。
まずはタニグチコブヤハズカミキリを狙って、
山梨県西部の山へ。
もうあちらこちらで山は色づき始めていて、
標高を上げていくと雲海と紅葉があいまって、
最高の眺望となっていた。
…写真を撮れば良かったな。
ま、いっか。
カラマツ林。
写真で見るより、もっと黄色でキレイだったが、
色の表現は難しいな。
現地に到着し、早速探索を開始するが、
枯葉が無い。
マルバダケブキの葉は、ほとんど土に還っている。
1時間ほど探したが、収穫はゼロ。遅かったか…。
早々に移動開始。
富士山麓へ。
まずはネズミサシをチェック。
Itaさん情報で行ってみたが、主はいなかった。
ま、そう簡単にはいかないか。
そして、6月以来の林道へ。
まずは6月にモンタヌスを多数落とした粗朶を叩く。
Eさんが早速ヘリグロチビコブをゲット。
そして、自分もすぐに落とした。
ヘリグロチビコブカミキリ
枯れた葉のついた針葉樹の枝を叩くと、どんどん落ちる。
多めに葉が残った枝を叩くと…
ヘリグロチビコブもドイも、追加が欲しかったので嬉しい収穫だ。
ヘリグロチビコブは簡単に二桁落とせた。
場所を移動し、今度はフジコブを狙う。
が、ブドウの枯れ葉は既に落ち、こちらもやはり遅かった。
ハナムグリも健在だった。
秋の森も気持ちがいい。心が洗われるようだ。
秋の味覚?
キノコもたくさん生えてたな。
でも、素人は手を出さないのが無難だ。
初冠雪の富士山。
紅葉がきれいだった。
今年の締めとして、
コブで締めくくることができれば、
「コブ締め」なんてダジャレができるかと思ったが、
そう甘くは無かったな。
しかし、「チビコブ締め」にはなったので、
まぁ良しとしよう。
それにしても、好天に恵まれ、最高の採集になったな。
自然の中を歩き回るのは本当に気持ちが良い。
そして、Eさん、お疲れ様でした。
今年最後の採集と思いましたが、
12月にタテジマ探索が控えてますね。
これもまた楽しみです。
【2016年10月27日の収穫】 ★…初採集種
<カミキリムシ>
・ヘリグロチビコブカミキリ 12
・ドイカミキリ 2
・アトモンサビカミキリ 1