フナバシクワガタ 2

フナバシクワガタ 2

自然と戯れるのが大好きな「640(むしお)」のブログ。

640(むしお)が綴る、子供の頃から大好きな自然と戯れるブログ。


富士山

クワガタムシ・カミキリムシが中心の昆虫採集・観察&飼育・標本と、

たまに釣りと、少しの散歩を、

ただ好きなように書いていくブログです。


自由に気ままに、お気楽に読んでもらえればいいな、と思います。




2024年となりましたね。

ひさびさにこれだけ放置してしまいましたが、

まずは、新年のご挨拶を。

 

昨年中は大変お世話になりました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

どこかで見かけましたら仲良くしてください。

 

さて、昨年の書き残しを。

 

■10月上旬の話

採集、と言っても何も無かった一日。

良い時期とみて、ケブカマルクビカミキリを探しに行こうと、
休みとかいろいろ調整して、気合いを入れて出かけてきた。
ケブカマルクビが駄目でも、フジコブを落として今シーズンも「コブ締め」しようと。



いい天気。

 

現地に到着したらまずネズミサシ探し。
あれ、なんだか気合いが入ってこない。
場所は昨年と同じ場所に行こうと思っていたが、どうも足が向かない。
比較的容易に掬える木を一通り掬いまくるが、
まぁそう簡単には落ちるわけ無い。

日当たりが良くていい感じだと思うんだけど…

 

夕方また来るとして、気分を上げるためにコブ叩きしようと、
いつもの林道へ突入してみた。


富士山は冠雪しはじめた時。

 

良さげなのに、叩けど叩けど虫が落ちない。
辛うじてルイスクビナガハムシが一つ落ちたくらい。
どうも気が滅入ってきて、やる気が湧いてこない。

まだ日が高いけど、もう一回ネズミサシを掬って帰ろう。

そう思って林道を移動中に虫屋さんに出会う。
よくブログを拝見している方で、共通の知り合いもいて、
いろいろ話ができて楽しいひとときを過ごすことができた。
ネズミサシの場所も一緒に行ったが、ターゲットは落ちず。
ここで解散となった。

虫はともかく、今回のお出かけの収穫は、
へなちょこ何でも写真の旅姿さんにお会いできたことか。
今後とも、よろしくお願いいたします。
あ、勝手にお名前を出してしまいました。
不都合ありましたら削除します。

いやぁ…なんとも締まらない締めの採集行となってしまった。
夏のスミイロハナにすべての運を持っていかれたかのようだ。

年が変わって、運が戻ってくれば良いのだが…。
 

あ、たいして写真も撮らなかったのでひとまず文章のみで。

そのうち画像載せます。

 

■9月上旬の話し 山梨県

今年、オオトラカミキリを探しに、初めて行くことが出来た。
これまでこの時期は仕事が忙しく、なかなかスケジュールが合わなかった。
休みが取れても天気が悪かったこともあった。
そして今年、やっとオオトラチャレンジを敢行できた。

早朝、Itaさんをピックアップして現地に向かう。
9時前には現着し、さっそく実績のある木を教えていただいた。
またSさんやEさんにも採れた木を教えてもらっていた。
みなさん、いろいろ情報ありがとうございます!

午前中、正午、昼過ぎと、刻々と日差しの向きが変わるため、
それに合わせてポイントを絞る。
日が当たっている樹幹が良いと聞いていたので。

しばらくして、続々と虫屋さんが到着される。
ベテラン勢はそうそうたる面々だ。
自分たちも含め9名となって、競争率は高くなった。

が、結局15時過ぎまで粘ったが降臨せず、
誰もその姿を見ることはなかった。
自分たちが去った後に出てきていたら残念だが、それもしかたなし。

ここでの収穫は…
ネットインの練習で確保したセミのみ。


ツクツクボウシ

甲虫は無し。

あとモミの幹にいる蛾。

あれはなんだろうか。

 

あと地面にいたカエル。

何ガエルか調べてない。

 

あと虫こぶ。

この木にたくさんあった。

 

帰りは松屋で夕食。

ネギ塩豚焼肉丼。

失われた塩分とカロリー補充には十分すぎたかな。

でも美味しかった。

 

オオトラチャレンジは失敗に終わり、
まったく収穫なく、とても残念なんだけどそこまで落胆は無かった。
採れるのは時間の問題だと思えるし、
また来年チャレンジできると思うし、
何よりItaさんからおみやげをいただいたし。


オオトラカミキリ
前日にItaさんが別の場所で確保されていた個体を譲っていただいた。

さらに…

ブドウトラカミキリ
こちらもItaさんが数日前に確保されていた個体。
採集場所を教えていただいたが、今年は行けなかったので、
モノホンを手にできて嬉しい。

 

前胸アップで。

良い虫だ。

自分としては、自己採集をモットーにしていて、
同日同所にいる他の方が採られた個体をいただくことがたまにあるくらい。
いわゆる同行採集というのかな。
とはいえ、自己採集でもポイントは教えてもらった場所が多いけど、
それには目を瞑っている…

自分で苦労して見つけたポイントで採集する喜びは格別なんだけど、

そんな機会もあまり無いし…

今回は初めて自分がまったく関わっていない採集品をいただいたのだ。
でもオオトラカミキリは特別だ。
しばらく机の上で動き回る姿を観察した。

持ち帰った日は、水を含んだティッシュを一心不乱に舐めていた。

翌日ケースから出して戯れてみた。

しきりに産卵管を出し入れしていた。


 

そうかと思うと何かが出てきた。

脱糞か…。
何かを口にしていたんだな。
色がついているから水だけではなさそう。
いただく前にItaさんはモミの葉と一緒にケースに入れていたから、
実はちょっと齧っていたのかも。


ピントは合っていないが飛ぼうとする瞬間。
ブーンという羽音がすごい。
野外で聞いたら一瞬スズメバチかと思うかもしれない。


Itaさん、貴重な個体をありがとうございました。


無事展足。

左の触角は欠けているみたいだな。

兎にも角にも、大切に標本にします!

さて、次回はどこへ行けるだろうか。
アティミア探しに行きたいところだが、果たして休日に晴天となるだろうか。
もし曇天や小雨程度なら、コブ叩きにでも行こうか。
そもそも休めるか、今のところ微妙だが、
自己採集でカミキリを拝んで今年を締めくくりたい。
 

 

 

■7月下旬の話、その2 東京都

クワガタムシリベンジを果たしたい。
そう思って甥っ子と再び出かけることにした。

近場で、比較的容易に採集できそうなところへ。
とは言っても、ノコやミヤマでなく、

アカアシとかヒメオオとかオオクワガタが欲しい。
まだ見ぬネブトやオニも欲しいし…。
まぁそこまで欲張っても仕方ない。

僅かな可能性に賭けて、東京都西部のあの山へ行ってみることにした。

クワガタは…アカアシとかネブト、オニのどれかが採れたら最高だ。
あそこならカミキリもちょっといいのがいるかも知れないし。

で、午後に甥っ子をピックアップして、その山へ。
まずは山頂からの眺めを堪能する。


富士山は良い。

 

ここまでの間、いい感じに樹液が出ているクヌギがたくさんあった。
これは期待できそうだ、と思いつつ違和感も覚えていた。

樹液酒場といえば、カブクワ以外に、
カナブンやハナムグリなど、他の甲虫も多く見られるはずだが、
ほぼ皆無だった。
カナブンは一頭も見なかった。

クヌギの木を見て回っているところで、
親子らしき昆虫採集に来ている方と挨拶を交わすと、
「初めてきたんですけど、ミヤマクワガタいますかね?」と訊かれた。
いるはずだがまだ見ていないと答える。
この会話、甥っ子がまだ幼かった頃を思い出した。
自分もこんな感じで行く先々で訊いてたなぁ…なんて。
初めて甥っ子を昆虫採集に連れて行ってからもう15年経ってるんだな。
あの頃は樹液に来ている緑色のカミキリムシの名前すら知らなかったし。

さて、暗くなって探索を始めたが、
クルマに自分の懐中電灯を忘れてきたことが判明。
なんという痛恨のミス。
甥っ子が持ってきたやつ一つしかないが、これで頑張るしかない。
あ、携帯のライトがあった。
暗いけど無いよりはマシか。

先程の親子らしき方々に再び会う。
ちょっと高いところにミヤマクワガタらしき甲虫を見つけられていた。
持参されている網では届かないようだったので、
自分たちが持ってきていた長竿で回収。
間違いなくミヤマクワガタのオスだった。
とても感動されていて、こちらとしてもとても嬉しかった。
お子さんにとって良い思い出になるといいな。

自分たちはというと…


スジクワガタ

 

ミヤマクワガタ

 

コクワガタも何頭か発見していたが、それはスルーして、
スジとミヤマを持ち帰った。
あと、甥っ子がお気に入りだというカミキリムシも。

ナガゴマフカミキリ
これらほとんど甥っ子が見つけていたけど、本当にいい目をしている。
カミキリもやればいいのに。
そういえば、ウスバカミキリがこれでもかと言うくらい、たくさんいたな。
たぶんニセノコも見たが、今回はスルーした。
ヨコヤマヒゲナガは見つけられなかった。

21時になり下山。
成果が無かったわけではないので良かったが、
なんとなく消化不良だった。

 

途中でラーメンを食べてカロリー補充。

八王子ラーメン。

最後は近所のコンビニの駐車場でコガネを拾って帰った。

コフキコガネ

去年はほとんど見なかったのに、今年はたくさん見かけたな。

次はいよいよオオトラかな。
行けるかなぁ…。

 

 

 

■7月下旬の話 栃木県

クワガタを採りたい。
と、甥っ子から打診あり、
クワガタとカミキリを両方いけそうなところを考えてみた。

候補地をいくつかピックアップしてみたが、
天気予報を見てみるとほとんど雨マークが入っている。
そこで、天気が良さそうな栃木県某所へ行くことにした。

前半はカミキリ探しとクワガタに良さそうなポイント探し。
後半は材や立ち枯れでカミキリ、夜にかけて灯火でクワガタ。
そんなスケジュールだ。

早朝、甥っ子をピックアップして、いざ現地へ。
まずまずの天気だ。

まずはカミキリムシ。
itaさんにいただいた情報でピドニアのポイントへ。
日当たりの良いショウマは花が終わっていたが、
ちょっと陰っているところはまだまだ咲いている。


ピドニアがいるのも確認できた。

ブービエヒメハナカミキリ…だと思う。

 

で、さっそく掬ってみる。
ネットを覗くとわんさか入っている。
さて、目的のカミキリは入っているか…

シラネヒメハナカミキリ
いきなり初採集種だ。
これを狙っていた。
itaさんありがとうございます!
そして、何度か掬って数頭得ることが出来た。

足元の花にもいた。


シラネヒメハナカミキリ
風で揺れてうまくピントが合わないので、手でおさえる。

ピントはあったが写真的にはいまいち…

こんな花の花粉にも来るんだな。

 

あと、小さいのも。

チャボハナカミキリ

なんか黒っぽくて、メスはより黒く感じたのでワンペア持ち帰った。


さて、幸先が良いと後が続かないことが多いので、
今日はもうおしまいかもなぁ…なんて思いながら移動。

次は、ミズナラやハリギリの大木が生い茂る場所。
さっそく見て回るが、マツシタトラカミキリを見かけたのみ。
クリイロシラホシカミキリが欲しかったが、もう遅かったかな。
ノリウツギが咲いていたが、目ぼしい収穫は無し。

ちょっと早めの昼食。

そば。
暑かったこともあって、冷たいそばは最高だった。


昼食後、もう一度ミズナラやハリギリの大木が生い茂る場所へ。
しかしながら収穫なし。
 

甥っ子は…

コエゾゼミ

展足後に撮影。

 

ムラサキツヤハナムグリ

 

ムラサキツヤで合ってると思うけど、どうかな…

 

これらを採集していた。
コエゾゼミは以前から採りたいと言っていたので、
今回採集できて喜んでいた。
この場所での探索を諦め移動。

もう1箇所、itaさんに教えていただいた場所へ。
雰囲気はとても良く、条件さえ揃えば採れそうな感じだ。
ということで、今回狙ってたカミキリムシは採れず。

辛うじてタマムシの仲間をひとつ。


ルイスナカボソタマムシ

これは久々に見たので持ち帰った。


灯火のポイントを探そうと移動開始。
県境を越えたあたりで雲行きが怪しくなり、
雨がポツポツ落ちてきたので引き返すことにした。
その途中で見つけた店でイワナの塩焼きを食す。

イワナの塩焼き。
オショロコマもあったらしいが売り切れていた。残念。

で、店先に食べていると、大粒の雨が降り出し土砂降りになった。
これは灯火どころではない。

引き返すと、このあたりは雨は降っていない。
悪あがきで再度ミズナラやハリギリの大木が生い茂る場所へ。
が、修学旅行か何かの小学生の団体様が観光バスで続々と…
これでもう採集意欲は無くなった。

夕食は何にしようか?という話になり、
「肉が食べたい」となって、美味しいステーキが食べられる店へ行くことに。
ここからなら1時間ちょっとで行けるはずだ。

途中の公衆トイレに立ち寄ったら、カミキリ発見。

ゴマダラカミキリ
これも持ち帰った。

気を取り直して移動再開。


夕食。
知る人ぞ知るステーキが美味い店。



ビーフステーキ350g
この店では「全て生後18ヶ月以内の柔らかくジューシーな若牛を使用している」とのことで、
自分としては今まで食べたステーキの中で一番美味い店だと思っている。
うちの家族も好きな店なので、今回は二人で抜けがけだ。


ミディアムレア。焼き加減も文句なしだ。

 


最後のひと口。
これを口に入れてしまうと終わってしまう…

美味しいビーフでお腹も心もいっぱいになり、
ちょっとこのあたりの灯火を見つつ帰路につく。

コガネムシ系は見かけるが、クワガタムシは見つからず。
持ち帰ったのはこれくらい。

ビロウドカミキリ
これは以前灯火でよく見たけど、今回は久しぶり。

帰路のサービスエリアで、アブラゼミの生る木があり、

あちこちで羽化、もしくは羽化目前の個体が大量にいた。

アブラゼミ

全然ピントが合ってない…


その後、所によりざっと雨に降られながら、
特に大きな渋滞にハマること無く帰宅できた。

シーズンも後半だが、尻すぼみで終わってしまうのかな。
今年はオオトラチャレンジ行けるかな。

 

 

 

■7月中旬の話 長野県

今年もこの季節がやってきた。
あの山で、あの3種を探す季節。
オトメ、スミイロ、サハリン。

オトメことオトメクビアカハナカミキリは攻略済みなので、
スミイロハナカミキリとサハリンことカラフトホソコバネカミキリが狙いかな。
あとは、ミドリヒメスギとか、フイリヒメハナのメスとか…

いやいや、あまり欲張ってもダメだ。
今回はスミイロ一本に絞って集中せねば。
そう、昨年のリベンジだ。

あの地に行くたびに、誰かは「スミイロ採れた」と聞く。
つまり、採れている人は採れている。
だから自分の順番が回って来たらきっと採れるはずだ。
そう思って、敢えて一本勝負だ。

竿も新調した。


今までのは伸ばしてもしっかり止まらず、すぐに収縮してしまうくらい、

緩くなっていたので。

前日の夜に出発して、道中の道の駅で仮眠。
朝、目覚めて外に出ると、あたりは雨に濡れていて、
現地に向かっている途中も小雨が降っている。
これは今までで一番条件悪いかも、と思いながら向かった。

駐車場にクルマを止め、身支度を整えいざポイントへ。
まずは吹上になっているスミイロのポイントへ入る。
すでに何名かいらっしゃっている。
気温は申し分ない感じだが、
基本曇っていて、時々雲が切れて晴れ間がのぞき、
風がちょっと強めで時折小雨がぱらつき、目まぐるしく天気が変わっていく。

時々こんな風に晴れたりもしたが、虫はほとんど飛んでいない。
前回はここで昼過ぎまで粘ってダメだったので、今回は早めに見切りをつけた。
空中戦が苦手なので、心が折れかけたと言っても過言ではないかもしれない。
時計を見なかったが、時刻は10時にはなっていなかったと思う。

直感も働き、後ろ髪引かれることなく移動した。
この決断が後に運命を左右する。

ちなみに…あたりは花が皆無。
ナナカマドはとっくに終わっていて、ハイマツもほとんど花がない。
あっても花粉が散らないくらい落ちてしまっている。
これまでの雨の影響か。
シャクナゲとコバイケイソウもあまり咲いていない。
昨年とほぼ同時期に来ているが、随分と様相が違う。
ただ、ショウマはいい感じに咲いている。

現地で出会った虫屋さんとも花の具合について話したり、
虫の状況について話したりした。
この方、前日にスミイロを2頭得られたそう。
また昨年もお会いした虫屋さんとも1年ぶりに再会。
ついつい話しかけてしまう。
もし厚かましさを感じたら申し訳ないです。
顔見知りの虫屋さんにお会いすると無性に嬉しくなってしまうのです。

吹上ポイントからショウマのポイントへ移動。


ここでは広大な草原に咲くショウマを炎天下のもと、しらみ潰しにチェックしていく、
いわば苦行のような採集方法だ。

自分なりに目をつけた場所へ踏み入り、ショウマをチェックしていく。
アオバホソハナ…、ツヤケシハナ…、ヤツボシハナ…、
これはピドニア…でもフイリじゃない…と、ブツブツ独り言を呟きながら見ていく。
炎天下で汗がダラダラ流れてくる。
時折吹く風が、気持ちい、あ…生ぬるい。

そういえば、いつのまにかカンカン照りで、風もそれほど強くない。
条件が良いのか悪いのか、良く分からないが、雨よりマシだ。
それに涼しいより暑いほうが良いはずだ。

どのくらい見ただろうか。
1時間くらい経ったのかな。
その時は突然きた。

アオバホソハナっぽいけど、翅端に向けてすぼまっていない。
光に当たって青っぽくもない。
ツヤケシハナのようにエリトラの会合線が凹んだ感じもない。


!!!!!!!!
 

「いたっ!!!!!」小声だったか叫んだか覚えていないが、
とにかく何か言った。
写真なんか撮ってる余裕もなく、ネットに落とした。
手に取って、気持ちを落ち着かせてから撮影。

スミイロハナカミキリ
4度目の正直でついに手にできた。

リベンジ達成だ!念願叶った!

直感で移動を決意して良かった!

こんな感じの咲き具合のショウマにいた。



帰宅後に撮影。


まさに炭色だなぁ…いやぁ嬉しい。
ギガンやヤツボシに振られたのはこの時のためだったんだな。

気を取り直して、追加を探すべくまたショウマチェックに取り掛かる。

違うけど嬉しいやつ。

カタキハナカミキリ
やはり今年はやけにカタキハナに会うな。

さて、クルマに戻るのに復路もチェック。

見つけたらほぼ持ち帰るやつ発見。

ルリハナカミキリ
これ好きなんだよなぁ。
なんかこういう色合いが堪らない。

それからこれも。

クモマハナカミキリ
今回は2頭採集できた。

汗だくになりながらクルマまで戻ってくると、
先ほどもお会いした虫屋さんがいらっしゃったので、
スミイロが採れたことを報告した。
おめでとうございます。と言っていただけると、
照れくさいけど嬉しい。
本当にありがとうございます。

さて、これで気が抜けてしまった。
ふと車内に忘れていた携帯にまめわらびーさんから連絡が来ていたことに気付く。
すぐに電話すると、すでに下山、移動中とのこと。
このあと向かう予定のとあるポイントで合流することにし、
自分も移動開始。

サハリンのポイントにも立ち寄ってみたが、
どうも頭痛がし始めたのでチェックせず移動した。
日に当たり過ぎたのかな。
前回と同じ感じだ。

某高原とか、ちょっと様子見で流してみたけど、
以前ノリウツギがたくさんあった場所に花は無く、
とんだ無駄足になってしまったと思いつつ、
頭痛との戦いは続いていた。

最寄りの道の駅でちょっと休んでみたが、
前回のように回復してこない。
ひとまずとあるポイントに向かわねば、と移動再開。

すでにまめわらびーさんはいらっしゃって、
一通り撮影されたご様子。
すっかり遅くなってしまい申し訳なかったです。
コトラ祭り!とのことで見に行く。

ここでもうお一人虫屋さんがいらっしゃった。
吹き上げポイントでお隣にいらっしゃった方だった。
ここでもお会いするとは…。
あまりお話しできませんでしたが、
またいつかどこかでお会いすることがあったら、
その時は宜しくお願いします。

さて、さっそく置かれた材をみてみる。


ちょろちょろと走り回っているのが目に入った。
そして掴む。

コトラカミキリ


コトラカミキリ
こっちのほうに来たらやはり見ておきたいムシだ。
この場所は安定して見られるので嬉しい。

コトラ以外にも。

ヘリグロベニカミキリ


シラホシカミキリ

コトラはあっと言う間に5頭確保できて、すぐに満足した。
まぁ頭痛もあって、ちょっと吐き気もしてきていたので、
早めに満足できて良かった。
まめわらびーさん、わたしちょっと塩対応だったかもしれません。
すみませんでした。

本当はもっとお喋りしたかったのですが…

まめわらびーさんと別れ、クルマの中でしばし休憩。
ちょっと動けるようになり帰路へ。

空腹を覚えるまで回復してきたので八ヶ岳PAで夕食。

清里カレー 厚切りベーコン&ストラスブルス 1500円
あれ、前回食べたときは1350円だったのに…
その前は1000円だった…。
ま、いっか。
これでも食べる価値ありと思うくらい美味しいので。
お腹の満たされて、疲れも心地よいものに変わり、
食後にアイスコーヒーを飲みつつ家路についた。

が、この先の大渋滞で帰宅は軽く日付が変わってしまった。

 

スミイロカミキリは、〆てから2~3日後、

良い具合にくたくたになって展足しやすくなってから、

微針で展足してみた。

久々に展足で手が震えた。

触角とか爪とか欠けたら泣くに泣けないし。

このあとは、微調整しつつ乾燥させていく。

標本箱に入れるのが楽しみだ。

 

さて、次はどこに行けるか…。