《信仰障害》

私が高木いわ子先生にご縁をいただきましたのは一昨年、先生のご著書『神霊界の神秘』を書店で買い、読ませていただいた時からでございます。

私達夫婦は、以前から精神世界に興味をもち、多くの宗教関係の本を読み勉強しておりました。知らないということは本当に恐ろしいことでございます。今もそうですが、その頃は、間違った宗教書がとても多く、その真実でない本を読み、その著者と会い、指導を受けることが災となり悪因縁をつくり、私達夫婦のように"信仰障害"という恐ろしい"霊障"になり不幸がとび込んでくることなど知る由もありませんでした。

高木いわ子先生の"ほんものの書"『神霊界の神秘』にめぐり会うまでの約十年間、本当に辛い、苦しい長い道のりでした。

最初は、たまたまある霊能者の書いた本を読んだことがきっかけでした。初めてのことなので、入会してみたいと思い、すぐ案内書を取り寄せましたが、送られてきた案内書を見て驚きました。入会金、年会費が遊園地のクーポン券のようにランクづけされており、上は五十万円以上、最低でも十数万円かかるというのです。この金額では私に入会出来る筈がありません。仕方なく諦めました。

私は生後半年で父を亡くし、そのショックで母も亡くなり、祖母に育てられました。両親が揃って幸福そうに暮らしている人達を見ると、『どうして私には普通の家庭がないのだろう』と常に疑問に思っていました。その疑問が精神世界への関心へとつながっていきました。

ある日、週刊誌に出ていた霊能者の元に予約をとって行ったところ、『あんた、子供だけは生んじゃ駄目よ。とにかく月一回通うように』と言われました。子供がうめないというショックで頭が混乱しながらも、亡くなった母の病気のこともあるのだろうと、自分を励まし月に一度通いました。

金額は一時間で三万円は大変だったものの、自分の将来がかかっていると思い込み、通い続けました。そうするうちに、お寺を建立するので、信者一人十万円から二百万円の寄付金を集め始めました。ところがそのお寺を建立するお金をプライベートな事に使っているという話や、そのお金を誰かが盗んだと言い出したり、とにかく醜い騒ぎとなり、嫌になって足が遠のきました。その頃からその霊能者はテレビにも出るようになり、一回の相談料が十万円になったという話を聞きました。

また、ある霊能者は、予約して行ってみると先祖供養が必要だと言われました。そして先祖霊一体につき数万円で、先祖代々全員の供養をしないと意味がないと言われ、あまりの高額なのでやめて帰ってきました。

こうして、いろいろな宗教団体に、予約をして行ってみましたが、今思えばそうした私の安易な行動がすべて、"信仰障害"という悪因縁をつくっていたのです。

その頃から私は、腰痛がひどくなり、家にいても落ち着かず、常に不安感がつきまとい、時折うつ状態に陥り、苦しんでいました。

以前の私は、霊能者というと、誰もが神仏にお喜び頂いている人で、神様から選ばれた特別な尊い人なのだと思っていました。ところが、ほとんどが悪神、鬼神、動物霊に守護されている人だなんて、全く知らなかったのです。

最初の霊能者のところに行くようになり、だんだん身体の具合が悪くなりました。悪神が守護神である霊能者ということになります。

次にこれもまた本で読んだ宗教団体に救いを求めました。その〇〇という宗教団体は、初めの話では、神棚をお祀りする時に数万円かかるだけで、あとはお参りする時に気持ちだけ包めば良いということでした。そのうえ教祖に相談にも乗ってもらえるということで、これでやっと本物の信仰にめぐり会えたと思い、喜びました。

ところが、神殿を新築するということで寄附の通知が来ました。金額は一律三十万円ということで、任意ではなくほとんど強制のようでした。中には一度で払えなくて今も分割で払っているという気の毒な人もいます。それでも、ここが本物だと思い込んでいるのですから、皆疑いもせず必死になってしまうのです。悪神、鬼神に守護されればどんどん災が起き不幸になるのですが、それは本人の精進の足りなさだと弱点をつかれ、その言葉を信じてしまうのです。

さて寄附の話の前後から、教祖の酒ぐせの悪さが噂になり、それが原因でやめていく人もいました。その教祖である霊能者は酔ってくだをまき、周りの人達の悪口を言い始めるという有様です。

それでも、そこの教えは先祖供養をし、理にかなっているように思えましたし、周りの人も親切で良い人達にみえました。

教祖の生活態度や金銭問題で、人間性に疑問をもちながらも、自分達夫婦の身体におこる様々な災は体質的なものと諦めかけていました。そして何よりも、やめたら何か災いが起こるのではないかという脅迫観念にとらわれていました。そのため、結果的にずるずる続けることになってしまいました。

そんな時、書店で、高木いわ子先生の尊いご本、『神霊界の神秘』に巡り会うことができたのです。あの時の感動は今でも忘れることができません。今まで、これほど愛と真実溢れる本を読んだことがなく、何度も繰り返し読み、結局三十回以上読ませていただきました。

それほど心を打たれ、心惹かれるご本で、これからも私の人生の永遠の導きの書でございます。宝物の書でございます。

私は早速、高木いわ子先生に今までの経緯をまとめたお手紙を書き、弘法大師様の"御神示"を依頼させていただきましたところ、

『両家の先祖、成仏できておらず、先祖供養必要。信仰障害。』というお言葉をいただきました。

今まで高額のお金をかけて一生懸命先祖供養をしてきたのは何だったのだろうと自責の念にかられましたが、主人は、『先祖供養をしているのだから悪い筈はない』と主張して、まだその悪い宗教団体に通っていました。

私達の経験から、宗教団体に入ってしまいますと、そのちっぽけなワクの中しか見えなくなってしまいます。そして自分の入信している宗教がこの世で一番正しくて、他は絶対正しくないという態度になってしまうのです。

その悪い宗教団体に入った年、主人と私は花粉症になってしまい、夫婦で苦しみ続けていました。ところが私の方は高木いわ子先生の御本『神霊界の神秘』を繰り返し読ませていただきながら、そのご本に書いてある通りの先祖供養を一人でしていたところ、驚いたことに私の花粉症はどんどんよくなり、毎年の病院通いもやめたほどです。ところが主人のほうは、まだ悪い宗教団体に入っていましたから相変わらず花粉症はひどい状態で、花粉症以外にも肩こり、頭痛など様々な災(霊障)も加わり苦しんでいました。

私は、花粉症は良くなったものの、悪教団に入会した昨年春頃から、不眠症と家鳴りに悩まされていました。再びその件につき高木いわ子先生にお願いし弘法大師様の"御神示"をお願いいたしました。

"御神示"では悪い宗教団体に入っていたため両家の先祖が霊界で苦しみ、その苦しみをどのような災いで訴えたら私達に分かってもらえるかと、先祖達はあの手この手を使い救済を訴えているとのお話を聞き、主人もびっくりいたしました。そしてやっと、事の重大さが分かったようでした。

私達夫婦は、何度も心をこめたお手紙を高木いわ子先生に書き続けました。そんな私達の心を分かって頂き大変お忙しい中、『あなた方ご夫婦はとても誠実でお心の温かなお方だから』とおっしゃり、時間をとってくださり、正しく神棚を祀り直し、守護神様の祀り入れもして下さいました。もちろん両家の先祖の成仏供養もして頂きました。"御神示"によりますと、悪い教団の先祖供養を受けていたため両家の先祖の苦しみは限界にきていたそうです。今思い出してもゾッといたします。

さまざまな、嫌な辛い体験をした私達ですが、今改めて、間違った信仰の恐ろしさを痛感しております。今では、高木いわ子先生のお導きで、毎朝、守護神様に日々の感謝のお祈りをさせていただき、仏壇の方でも少しずつですが心を込めた先祖供養ができるようになりました。あれほどひどかった花粉症も不眠も腰痛も解消し、うつ状態も、もちろん直り、家鳴りもすっかりなくなりました。

長い間の霊障だったさまざまな身体の症状もどんどん良くなり、このたびも"御神示"により選んでいただきました新居に移り、今ではとても落ち着いて穏やかな幸せな気持ちで毎日を過ごさせていただいております。夢のような日々です。霊障のない家が、これほど澄んだ気持ちで暮らしていけるのかと、私達夫婦は言葉で言い表すことができないほど感動しています。魂が喜んでいるという表現がぴったりではないかと思います。

高木いわ子先生のご本にめぐり会うことができたことにより、私達は"ほんものの信仰"を得ることができました。

私達夫婦は今、大きな幸福感に包まれています。

神様、誠に有難うございました。温かいお慈悲溢れるお導きで私達夫婦をお救い下さったいわ子先生に感謝の気持ちでいっぱいでございます。

また、このように尊い書を出版して下さった出版社にもお礼を申し上げます。と同時に一日も早く『続・神霊界の神秘』を出して下さいますようお願い申し上げます。



畏れ多いとは思いますが
お一人でも多くのかたを
お救いしたいと思っております。

南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛

合掌

日本に大きな災いが起こりませんように
日本が平和でありますように
地球が平和でありますように
宇宙が平和でありますように
どうか、どうか、どうか、
よろしくお願い申し上げます。

合掌