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大木戸通信No.85
2016年10月号より
【制限のある自由】
今月も書きます。
「きむらまこと」の生い立ち。
大学に入った木村青年。
部活を決めなくてはなりません。
僕が入ったのは、
東京電機大学という大学。
(ご存じない方が多いでしょうが、
歴史のある大学らしいです。)
その大学の、
理工学部建設工学科というところに、
僕の人生は引っ掛かりました。
読んで見ての通り、
理工系の大学だったので、
部活動に精を出す学生よりは、
サークルに入って
ゆる~く遊びつつ
勉強時間を確保する、
という学生のほうが多かったです。
でも僕は
「なんか打ち込むものがなくちゃいかん。」
と運動部に入ることに決めました。
勉学に励みたくなかったのもあります。
しかし本当のところは、
恐かったのです。
田舎者の僕は、
東京モン
(キャンパスがあったのは埼玉でしたが)
に
バカにされるのではないかと。
周囲の学生のように、
カッコよく遊べる気がしませんでした。
僕は、縛りがある中で、
遊びたかったのです。
キッチリ練習に参加しないと
先輩に叱られる環境でないと、
上手く遊べないと思ったのです。
自然と足は武道場に向かいます。
そして一応、
剣道部の練習を見学したものの、
やっぱりもうやりたくなーい。
その隣の柔道場で
練習をしていたのが
少林寺拳法部でした。
楽しそうにやってるな、
というのが第一印象。
声も出ている。
小学生の頃に
合気道に触れていなければ
素通りしていたかもしれませんが、
座って見ることにしました。
そうしたらいつの間にか、
入部届けを書かされていました。
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