おいしいは、いのちのごちそう  -7ページ目

手作りクッキーに込めた思い

4月中旬に新しい職場に異動したとき、
最初からひとつの目標と決めていたことがあります。

この厨房で、必ず手作りの焼き菓子を焼く。
そのための時間が作れるように、
1日も早く、本来やるべき仕事を手際よくこなせるようにならなくちゃ。

だから、新しい職場の厨房に初めて焼き菓子の焼ける香ばしい香りが漂った日は、
ちょっとした感動というか、達成感を感じました。

$おいしいは、いのちのごちそう 


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手作り焼き菓子第1弾は、ロッククッキーです。
レーズンとコーンフレークの入ったクッキー。
3月まで働いていた保育園の子どもたちが大好きだったおやつのひとつです。

先日、初めて店頭に置いてみたら、あっという間に飛ぶように完売し、
買ってくれたお客様(女の子)の1人が翌日の朝、
「クッキーおいしかったです!」と、わざわざ感想を伝えに来てくれました。

とっても感動しました。




時間さえあれば、
高校の学食でも、手作りのお菓子をいくらでも作ってあげたいと思っています。

だけど別に、クッキーが売りたいからクッキーを焼いてるわけじゃないんです。

今時、業務用のクッキーくらい既製品がいっぱい出てるんだから、
それを売れば済んじゃう話。
効率だけを考えれば、わざわざ手作りの焼き菓子を置く意味なんかありません。

でも、私がやりたいのはそういうことじゃなくて。

この場所を、あの子たちが放課後を楽しく過ごせる溜まり場にしてあげたいんです。
そこに焼き菓子の焼けるいい香りとワクワクがあったら、いいな~と思う。

市販のクッキーには、この香りとワクワクはつくれないでしょう?


最近、男の子たちと同じくらい、女の子たちが遊びに来てくれるようになりました。
放課後を、学食で思い思いに過ごしていってくれます。

どんなふうに過ごしてくれても、彼らの自由。
包丁の楽しそうな音が響いたり、焼き菓子のおいしそうな香りが漂う場所で、
悪いことしようなんて思う子たちは、絶対にいないはずなんだから。

お金さえ払えば、いつまででも友達とたむろしていられるような、
24時間営業のお店はそこらじゅうに溢れています。

だけど、あの子たちが本当に求めている場所は、そういう場所じゃないと思う。

あの子たちにとって、ここが
居心地のいい、安心して過ごせる場所になれたらいいなぁと、思っています。

「ねぇ、今日は何のお菓子焼いてるの~?」って、
子どもたちが楽しみに放課後集まってくる、そんな学食があったっていいじゃない。


「全部君に任せるから、好きなようにやってくれていい」
とボスに言われたのをいいことに、
いよいよ、ほんとに好きなようにやり始めちゃいました。

そうじゃなきゃ、私がここに来た意味がな~い。


お客様が喜ぶことと、自分が楽しいことをちゃんとやってたら、
結果なんか、後から絶対についてくると思うから。

毎日毎日、楽しみつつ新しい挑戦をしています。




ロッククッキーのレシピは、後日ご紹介します。

レシピノート、厨房に忘れてきちゃった。。。

とっても素朴な味だけれど、後引くおいしさです。

小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では、
子どもたちと一緒にクッキーを丸めたり、していただけたら嬉しいです。

越後姫のための越後姫ブライダルスイーツ レシピ編

5月も間もなく終わろうとしています。

4月半ばに新しい職場に異動したこともあり、
仕事的にも精神的にも、とても緊張した慌ただしい毎日だったので、
5月は本当にあっという間でした。
こんなにブログを更新しなかった月は初めてです。


先日の日曜日にアースデイマーケット出店を終えて、ようやく一息つきました。

仕事にももうすっかり慣れたので、
夜な夜な仕込みをする必要がなくなったら、急にゆとり時間が生まれてびっくりしました。

夜って、こんなに時間があったのねぇ。久々。いいな~。

昨夜と今夜、ゆっくり休んだら、そろそろまた何か作りたくてそわそわしてきました。

来月ご依頼をいただいている焼き菓子の仕込みもあるのですが、
久しぶりに、ぜ~んぜん関係ないお菓子の試作をしてみたい気分です。
気ままに、のんびり。

もうだ~いぶご無沙汰してしまって、すっかり記憶から消し去られているかもしれませんが、
いかすみの銀黒ムースのことも、私は忘れたことはありませんぞ(笑)

その完成品もどうしてもブログでお披露目したいし、
もうひとつ、試作をしかけていた佐渡産食材の和スイーツも完成させたいし、
京都・宇治の老舗「小島製茶」さんの11代目ご主人から頂戴した香り高いお抹茶を使って
試したいスイーツもいっぱいあります。
佐渡からも、いろいろな試作用食材(米粉、玄米粉、きび粉他)をいただいているし・・・。
楽しみが満載です。

明日の夜は、お抹茶スイーツを試作してみようかなぁ。



☆☆☆


だいぶ時間が経ってしまったのですが、
今月13日に結婚した、高校時代の大事な友達からの依頼で作らせていただいた、
結婚式のプチガトー「バーチ・ディ・ダーマ」のレシピをご紹介します。

この焼き菓子、何度試作をしたことかわかりません。

大事な親友が、数ある洋菓子屋さんを差し置いて、
どうしても私に頼みたいと依頼してくれたことなんだもの、しくじるわけにはいきません。

それはそれは心をこめて、試作をして、仕込みをして、仕上げをしました。



☆新潟出身の「越後姫」に贈る、越後姫ブライダルスイーツ
 バーチ・ディ・ダーマ「貴婦人のキス」☆


小麦粉のほかにアーモンドプードルを使っているので、
しっとりほろりとした食感のソフトクッキーです。


【材料と分量】

≪バーチ・ディ・ダーマ・ビアンコ(白)≫(約10個分)
・薄力粉 11g
・アーモンドプードル 10g
・グラニュー糖 10g
・無塩バター 5g
・牛乳 4g
・ピーナッツ 適量

≪バーチ・ディ・ダーマ・ロッソ(赤)≫(約10個分)
・薄力粉 12g
・アーモンドプードル 10g
・グラニュー糖 6g
・無塩バター 5g
・佐渡産いちご「越後姫」のジャム 10g

≪仕上げ≫
・クーベルチュールチョコレート(ホワイト) 適量



【作り方】

① ビアンコ、ロッソとも、すべての材料をボウルで混ぜ合わせ、
  耳たぶの柔らかさになるまで練る。

② 手のひらで丸め、オーブンシートを敷いた天板の上に間隔を空けて並べる

③ 180℃のオーブンで9~10分焼く。

④ クーベルチュールチョコレートを細かく刻んで湯煎で溶かしたものを
  焼き上がったクッキーの底部分にスプーンなどで塗り、
  もうひとつをチョコレートで接着させる。
  チョコレートが乾いて固定されるまでしばらく置く。


焼成前。

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ビアンコ焼成後。

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ロッソ焼成後。

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ホワイトチョコレートで接着。
ころころしてて、かわいい。。。

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OPP袋に詰めて、、、

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新婦のお友達がデザインしてくれたという、新郎新婦のイラスト入りの寿ラベルを張って、
出来上がり。
箱詰めして、式場に納品。

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新婦は私の高校の同級生なので、もちろん新潟出身、
新郎は千葉県出身とお聞きして、二人の出身地にちなんだ素材を入れました。

千葉県産のピーナッツを混ぜ込んだビアンコ(白)、
新潟県産(佐渡産)越後姫のジャムを混ぜ込んだロッソ(赤)。

この焼き菓子の仕込みのことをあれこれ考えてアイディアを練っていたちょうどその時期に
佐渡のいちご生産者さんから、偶然にも
旬の越後姫を送らせてくださいとご連絡をいただけたおかげで、
紅白のブライダルカラーで、このプチガトーを仕上げたらかわいいかも!
というアイディアがわきました。

なんていうか、こういうのって、祝福されているんだと思います。

神様とかタイミングとか人のご縁とか、いろんなことが二人を祝福してくれているから、
こういう絶妙の巡り合わせで、こういうことが起こるんだわ。
絶対にそう。


ふたつのクッキーがぴったりとくっついたフォルムの可愛らしいプチガトーに、
永遠の願いをこめました。

二人とも、いつまでも仲良く、お幸せにね。

佐渡バタースイーツ、大好評完売 御礼!

本日、代々木公園で開催された「東京朝市 アースデイマーケット」に
佐渡バタースイーツのブースを初出店させていただき、
おかげさまで午後2時を待たずに大好評完売御礼となりました。

わざわざ足を運んで応援してくれた友達や、
このブログの前回の記事をご覧いただいてご来場くださったお客様もいらっしゃり、
大満足・大感激の1日となりました。

ご来場いただいた皆様に、本当に励まされました。ありがとうございました。


facebookでは、水曜夜の仕込み段階から随時、途中経過をアップしていたのですが
昨夜は作業が今朝の4時までかかってしまい、
2時間足らずの仮眠を取っただけで会場に向かいました。

イベント開催時間中は、楽しかったので全然眠気もなかったのですが、
手塩にかけた佐渡バターパウンドたちが無事に完売し、遅いランチを食べた後から
立ったままでも眠れそうなくらいの睡魔がやってきました(笑)

小学生の頃の、運動会の後みたい。
すがすがしい疲労と満足感に満たされています。


何より嬉しかったのは、佐渡バターパウンドの試食をしてくださったお客様が、
一口召し上がっていただいた瞬間に、
「ん!」という声を上げたり、表情をしてくださったこと。

そうなんです。佐渡バターの滑らかな口どけと生乳の風味の豊かさは、
一口食べただけでその違いがわかります。

さらに、パウンドケーキは添加物を一切使わず、
素材のもつ力を最大限に引き出すように手をかけて作りあげているので、
添加物で無理やり簡単に膨らませた生地とは明らかに違う食感に仕上がるんです。

そのことをご体感いただくことができ、
佐渡バターの魅力を直接お客様にお伝えすることができて、夢のように嬉しい日でした。


私の説明を熱心に聞いてくださったお客様からは
「へ~、佐渡バターっていうのがあるの?佐渡って放牧も盛んなの?」
「こんなおいしいバター、どこで買えるの?」
「あなたのお菓子は、また買いたいときはどこに行けばいいの?」と
たくさんの嬉しいご質問をいただきました。

佐渡バタースイーツをきっかけに、佐渡の豊かな食のこと、佐渡のことに
ご興味を持ってくださったお客様が1人でもいらしたら、本当に出店した甲斐がありました。

正直なところ、週6日勤務の本業の後、
夜な夜な睡眠時間をけずって今回の出店のために仕込みをするのは、
けっこうしんどくて、心が折れそうな瞬間も若干ありました(笑)

だけど、本当にやらせていただいて良かったです。
次に向けた課題も、やってみたからこそ見えてきました。

今後も出店を地道に継続していくことで、
ファンになってくださるお客様がついたり、
佐渡バターの知名度が上がったりしていくと思うので、
無理のない範囲で出店を続けていけたらいいなと思います。

次回開催は、6月17日(日)の予定です。

今回は佐渡産いちご越後姫のジャムを混ぜ込んだいちごパウンドをご用意しましたが、
次回はどんな旬の食材とコラボできるかなぁ。


☆☆☆


昨夜(というか今朝方)、完成したパウンドケーキたち100個。

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佐渡バターと、佐渡バターパウンドケーキをご紹介するパンフレットを作ってみました。
パンフの一角には、
佐渡の生産者さんから送っていただいた越後姫のことも付け加えさせていただきました。

先日、プレザーブにして保存しておいた越後姫をボウルにあけたとき、
何だか不意に感動がこみあげてきて、一瞬涙が出そうになりました。

生産者さんが思いを込めて育み送ってくださった食材で仕込みができるって、
なんて温かいんでしょう。

生産者さんの手から私の手へ、思いのバトンは託されたのだから、
今度は私が心をこめて、お客様の手に届ける番だわ、と。

今後、毎回いろいろな食材を使って、そのたびにこの部分を差し替えていけたらいいなと思います。

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こちらは、本日午後1時前後。
完売まで、あとちょっと!

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そして、今日わざわざ足を運んでくださったお友達の中の一人、
北極冒険家の荻田泰永さんです。

この場で早速パウンドケーキを召し上がって絶賛してくださって、
強力な助っ人宣伝マンになってくださいました。

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荻田さんは、日本人では初めてとなる単独無補給での北極点踏破を目指して、
春先に今年で12年目となる北極遠征に行ってこられたばかり。

先日、お話を伺う機会があったのですが、
「単独無補給」というのは、北極点を目指す数カ月の旅の間に必要な食料や物資を、
すべて自力でソリを引いて運び、外部からの補給を一切受けないということだそうです。

「3カ月分の北極での食料って、どんなものを持って行くんですか?」と伺ったら、
気温がマイナス50度にもなる極寒の地でも、かちかちに凍ってしまわないこと、
とにかくコンパクトで軽く、カロリーの高いものでなければいけないということで、
油をたっぷりと使ったチョコレートバーなどを自分で配合して作るのだそうです。


そして、佐渡バターパウンドに話は戻ります。

このパウンドケーキも、荻田さんの北極点踏破の強力な補給食になるんじゃないですか!?

だってバターをたっぷり使っているから高カロリー、
そのうえコンパクト、冷凍してもカチカチには凍らない、
そして何より、私が心をこめて作りますから、おいしいし、元気が出ます!!(笑)



佐渡バタースイーツは、荻田泰永氏の日本人初単独無補給北極点踏破を、応援しています。

・・・なんて。


いつか、佐渡バターパウンドケーキが荻田さんオフィシャルサポートスイーツとして、
CMで放映される日も近いかもしれません(笑)

(荻田さんは、ラジオ出演やイベントでの講演、北極遠征報告会などを各地で開催されており、
秋には、これまでの北極遠征の記録をまとめたご自身初の著書が
講談社さんから出版されることも決まっているそうです)


たくさんの方たちとのつながり、応援のおかげで、
今回の初出店を無事に、そして楽しく終えることができました。

本当にありがとうございました。


次回の出店、そして更なる進化に、ご期待ください。