詩『言葉の街から』 対話シリーズ 1866-1869詩『言葉の街から』 対話シリーズ 1866 ひとりとふたりが溶けているから 時には 心は以心伝心する 1867 ひとりとふたりが溶けているから 朝日に照らされて 言葉はやさしい葉を開く 1868 途方もなく深い時間の海から 心も言葉も ひとりとみんなを実装して瞬時に立ち上がって来る 1869 滴るみずみずしさが 知らぬ間に 心言葉を突き動かしている そんな夕暮れもある