詩『言葉の街から』 対話シリーズ 1397-1400詩『言葉の街から』 対話シリーズ 1397 心にも言葉にも軌跡がある A→Bには 瞬時に押し寄せた無数がある 1398 ひとつの選択には ひっそりと 別れの心や言葉たちが佇んでいる 1399 それは仕方のないこと とうつむいて 静かに背を向けていく人がいる 1400 二人の出会いには 気づかれない 誰かの悲しみのしずくが滲(し)みている