「神棚を置きたいのですが、魂入れの式などはあるのですか」
「神棚を撤去したいのですが、魂抜きの祭典が必要ですか」
などのご質問を、ときどき戴きます。
神社神道では、神棚の設置や撤去に関して、正式な祭典をせねばならない、
という決まりはありません。
どちらも、御家庭で、あるいは職場の皆様の手で、行っていただけます。
神棚を新しく設置される場合は、氏神さまに御参拝になり御神札を受けて来られて、
用意の神棚にお祀りになるとよろしいです。
神棚本体は、神具店のほかホームセンター等でも御購入になれます。
オンラインでの購入もあります。
御神札は、
「神宮大麻(じんぐうたいま、「天照皇大神宮」と書かれている伊勢神宮の御神札)」
「氏神さまの御神札(伴地区でしたら「岡崎神社家内安全」または「岡崎神社守護」)
の二体をお祀りください。
もう一体、氏神さま以外で特によくお詣りになっている崇敬神社があれば、
その御神札も併せてお祀りになると良いと思います。
家の片付けや事務所の閉鎖などで、それまであった神棚を撤去される場合は、
中の御神札を氏神さまに納めて(=古札入れなどに納めて)お焚き上げして貰います。
神棚はご自身で処分されても構いませんが、氏神さまの社務所に問い合わせた上で、
お焚き上げ可能であれば神社にお持ちになるとよろしいです。
岡崎神社でも、事前のお申し込みを頂きましたら、神棚のお焚き上げをしております。
もちろん、すべてをより正式に、丁寧に行いたいと御希望になる場合は、
神職による、神棚奉斎または神棚廃祀という祭典も可能です。
神棚を新しく設ける場合が「神棚奉斎(かみだなほうさい)」、
神棚を終わらせる場合が「神棚廃祀(かみだなはいし)」、という祭典になります。
神社神道の祭式にのっとり、お清めし、御神前にて事の由を祝詞で奏上いたしまして、
これまでの御守りへの感謝と、ご参列の皆様への更なるお導きお恵みを祈願致します。
これらは、神職が現地に出向いての出張祭典が基本ですが、
関係者の方々に神社においで戴いての社頭祈願でも可能です。
御希望の場合は、どうぞお問い合わせ下さい。
御予約・お問合せ→岡崎神社 社務所 電話082(848)3828