ドラマ小説「成長のベースはサッカー」第30話 | GKコーチ健太の日々挑戦!

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こんにちは。

久々3ヶ月以上月日が過ぎてからの投稿です。


インターハイ予選決勝で敗れた年の選手権予選


一つ上の先輩方は高校サッカー最後の大会。

そんな中、2年生の僕はスタメンでした。


順調に勝ち進み、ベスト4をかけた準々決勝。

忘れもしません…


DFの背後に出たボールに対して飛び出した僕は、推測を誤り、ボールはそのままゴールに…


その後、しっかり守られ…敗退…

先輩方の最後の大会はベスト8で幕を閉じました。


それも僕のミスで…

ある高校のグラウンドでの試合だったため、僕はその高校の自転車置き場で号泣した。申し訳ないことをしたこと。穴があったら入りたい気持ちでした。


僕の耳に聞こえてきたのは…

3年生の保護者の声

「あのプレイは無いわ。まぁあの子は来年あるからな。なんとも思ってないよ。あいつのせいで負けた。」


大人の言葉はかなり僕の心に突き刺さりました。


悔しいというより、辞めたかった…


先輩方も崩れ落ちて号泣している。

謝って済むことでもない…


でもたくさん泣いた先輩方は

口をきいてくれない人もいたり

「来年は必ず勝てよ」と声をかけてくれる人も。


心に傷を負った僕はなんの言葉も心に届かなかった。


これが僕のGKのイメージを変えたいと思ったスタートかもしれない。キョロキョロ今の次世代に伝えていきたいベースになっているかもしれない…


いよいよ高校サッカー最後の年。

集大成、乞うご期待。