岡山起業研究所のブログ
「岡山の起業専門行政書士」中井事務所の起業ブログです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

会社をどう繋げていくか

今年も、事業の立上げや運営を精一杯応援させていただきました。

その中で、特徴的だったのは、事業を後継者に引き継ぐ動きに入った方が多かったことでした。

 

進み具合はもちろんそれぞれですが、

・代表取締役を交代して会長になった

・後継者が役員に入った

・他社で働いていた息子さんが入社した

などの動きがありました。

 

現経営者の年代も様々ですが、早い方だと50代に入った頃から引継ぎを意識し始めているようです。

 

ただ、50代の方の場合は、引退を考えているというよりは、

本業を後継者に引き継いだ上で、自分は別の事業を始めたい、

といった意欲満々の方が多いですね。

 

引き継ぎにもいろんな形があるなぁと感じます。

 

まあ、中には具体的に引き続きの動きに入っている途中で新事業を立ち上げてしまう、なんて方もいらっしゃいますが…。

同時に進められるパワーがあるのが素晴らしいです。

 

結局のところ、経営者は事業が大好きなんだなと思います。

 

いつどのような形で引き続ぐかは、それぞれの会社の事情によりますので、何が正解ということはないですが、将来的に会社をどう繋いでいくかを考えることは、長期的な展開を考えるいい機会にはなると思います。

いろいろなタイプの経営者

今年は、中井事務所を立ち上げて20年目の年でした。

 

そうなると、お客様の中でも、10年以上のお付き合いといった方も増えてくるのですが、一口に10年といってもいろいろなタイプの経営者(会社)がいらっしゃいます。

 

事業を着実に成長させて規模を拡大したかたもいれば、一方で、会社を設立したときとはやっていることが全く違うという方もいます。

 

例えば、

 

・介護サービス→飲食業→建設業

・産業廃棄物収集運搬業→リサイクル業→建設業

・造園業→機械器具販売業

・ネット通販業→機械器具販売業→フィットネス事業

 

といった具合です。

 

こういうタイプの方は、会うたびに新事業の話になるので僕も楽しいのですが、

お話を伺っていると共通点があるなと思います。

 

・日頃から情報収集に余念がなく、異業種の話を聞くのが好き

・行動が早い

・変化に抵抗がなく考え方が柔軟

 

ひとつの事業を長く経営することもすごいことですが、形を変えながら事業を発展させることも、とてもしなやかで素晴らしいと思います。

やっぱり準備が大切

今年もコロナに振り回されたような1年でしたね。

ただ、僕のまわりで言うと、昨年よりは起業の相談が多くて、「今の環境の中でもやれることをやっていこう!」という意気込みを起業家のみなさんから感じた年でもありました。

 

さて、コロナ禍も2年目ということで、打ち合わせや会議などをオンラインで行うことがすっかり一般的になりましたね。

また、対面で行うにしても、なるべく短時間で終わることをみんなが心掛けているように感じます。

 

そして、そうなってくると、事前の準備が大切になってきます。

 

例えば、参加者に事前の準備がない会議なんかは、長時間になったり、結論がよくわからないままに終わったりしがちになります。

反対に、準備のしっかりした会議はスムーズですし、中身も充実します。

 

ということで、僕も相談や打ち合わせの時は、あまり長くなっても申し訳ないので、「これとこれをヒアリングして、これをお伝えして、1時間以内で終わる」といったイメージを作るようにしています。

 

また、商談や交渉事に無類の強さを発揮するある経営者さんに聞いてみると、「事前に自分の中での結論を決めておいて、そこに向かって話を進めていく。そのために準備に一番時間をかける」とおっしゃっていました。

 

やはり見えないところで努力されていますね。

見習いたいと思います。

選ばれるための努力

今年は…、年の初めには想像もしていなかったような1年になりましたね。振り返ってみると、1年中コロナの話しかしなかったような印象です。

 

僕はというと、今年は通常の業務とは別に、コロナ関連の給付金や補助金のお手伝いにも取り組みました。

これはまだ今も続いていますが、少しでも早く、少しでも多く受け取ってもらえるように、引き続き緊張感をもってやっていきたいと思います。

 

さて、今年も好調だったと言われているのが通販業界ですが、先日、あるネットショップの経営者さんからこんなお話を聞きました。

 

このショップは、ショップレビュー4.8以上で、かなり高い評価を受けているのですが、支持されるショップを作る秘訣を聞いてみたところ、

「うちを選ばない理由をひとつずつ消していく作業を繰り返しています」

とおっしゃっていました。(カッコいい!)

 

これは言いかえると、選ばれる店になる努力を真剣に続けているということだと思います。

わかっていてもなかなか実践するのは難しいことですが、一方で、続ければ結果につながるということを表していると思います。

 

来年以降も世の中がどうなっていくかわかりませんが、だからこそ僕も選んでもらえるように努力しようと思います。

目的と手段

今月、中井事務所のホームページをリニューアルしました。

…というか、新しく作り直しました。

 

新サイトは、こちらです。

 

コンテンツはさらに充実しながら、スマホでも見やすいサイトに生まれ変わっています。ぜひ一度ご覧ください。

 

 

さて、先日お客様から、「契約書を作って欲しいんですが、なにからお話したらいいですか?」というお問い合わせをいただいたときの話です。

 

僕が、「まず、契約する相手の方との関係性(どんな間柄か)と、契約書を作りたいと思うに至った経緯を教えてください。」とお応えしたら、

「えっ、そこ?契約の内容じゃなくて?」と驚かれたのですが、

 

僕にとっては、どういう事情で、なんのためにその契約書を作るのかという、いわば「契約書を作る目的」が一番重要で、目的さえ明確になっていれば、どういう契約内容(条項)がいいのかは見えてきますし、目的が曖昧なままだと、ただ伺った内容を書面にするだけになってしまいます。

 

もちろん、お客様がどんな契約内容にしたいかということも大事なので、そこもちゃんと伺いますが、契約書を結ぶことは、円滑に取引や仕事をするための手段にすぎないので、まず目的を明確にして、そこから適切な手段を考えることを大切にしています。

 

 

この目的と手段というのは、どんな仕事をする上でも重要で、例えば会議をするときに、その会議は課題を解決するための会議なのか、あるいは情報を共有するための会議なのかといった「会議の目的」がはっきりしていないと、会議をすること自体が目的になってしまうということが起こりがちですね。

逆に目的がはっきりしていれば準備をしっかりすることもできます。

 

忙しくしているとついつい忘れそうになってしまいますが、何をするときでも「目的は何か?」ということを、常に意識したいなと思います。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>