目的と手段
今月、中井事務所のホームページをリニューアルしました。
…というか、新しく作り直しました。
新サイトは、こちらです。
コンテンツはさらに充実しながら、スマホでも見やすいサイトに生まれ変わっています。ぜひ一度ご覧ください。
さて、先日お客様から、「契約書を作って欲しいんですが、なにからお話したらいいですか?」というお問い合わせをいただいたときの話です。
僕が、「まず、契約する相手の方との関係性(どんな間柄か)と、契約書を作りたいと思うに至った経緯を教えてください。」とお応えしたら、
「えっ、そこ?契約の内容じゃなくて?」と驚かれたのですが、
僕にとっては、どういう事情で、なんのためにその契約書を作るのかという、いわば「契約書を作る目的」が一番重要で、目的さえ明確になっていれば、どういう契約内容(条項)がいいのかは見えてきますし、目的が曖昧なままだと、ただ伺った内容を書面にするだけになってしまいます。
もちろん、お客様がどんな契約内容にしたいかということも大事なので、そこもちゃんと伺いますが、契約書を結ぶことは、円滑に取引や仕事をするための手段にすぎないので、まず目的を明確にして、そこから適切な手段を考えることを大切にしています。
この目的と手段というのは、どんな仕事をする上でも重要で、例えば会議をするときに、その会議は課題を解決するための会議なのか、あるいは情報を共有するための会議なのかといった「会議の目的」がはっきりしていないと、会議をすること自体が目的になってしまうということが起こりがちですね。
逆に目的がはっきりしていれば準備をしっかりすることもできます。
忙しくしているとついつい忘れそうになってしまいますが、何をするときでも「目的は何か?」ということを、常に意識したいなと思います。