Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
今節はアリアンツ・アレーナにて
マインツ(M05)を迎えて対戦、
前線のスタメン全員がゴールを決めて
6-2とマインツに圧勝しました
※試合は現地時間10/29(土)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■ブナ・サール
■リュカ・エルナンデス
■マヌエル・ノイアー(肩)
■レロイ・ザネ
■トーマス・ミュラー
さて、試合の方ですが、
いつものようにキックオフからボールをキープしてつなぎつつ、
試合のイニシアチヴを握るバイエルンに対してマインツは
高い位置からプレスをかける訳ではなく、自陣に引いて5-4-1の
守備ブロックを形成して局面でバイエルンにスペースを与えない…
というプレーに終始しているように映ります。
それでもバイエルンはファイナルサードでの縦パスを受けた
ムシアラが狭いスペースながら前を向くとチュポ=モティングを
経由して右サイドでフリーのニャブリに預け、
そしてニャブリからゴール前にクロスを送るという…タッチ数の
少ないパス交換から相手守備ブロックを揺さぶりつつゴールに
アプローチを仕掛ける巧みなプレーでマインツを押し込みます。
そんな前半5分、バイエルンは右サイド大外でゴレツカがパスを受けると、
HSで待っていたニャブリへパスを送ります。
これを受けたニャブリがチュポ=モティングとのパス交換から
カットインすると左サイドでフリーのマネへパスを送りつつ、
自身はゴール前に走り込みます。
そしてニャブリからのパスを受けたマネがPA内に侵入して
ややマイナス方向のクロスをゴール前に送ると、
これをムシアラがスルーして相手のタイミングをズラしたところで
クロスを受けたニャブリが左足でゴールへ流し込んで1-0と
バイエルンが幸先良く先制します。
マインツも数少ないチャンスを利用して前半22分には
後方から前線へ向けてのロングボールに対して飛び出した
ブルカートがキミヒとウパメカノのマークを受けながらも
後ろ向きから振り向きざまに左足のシュートを放ちますが
これは枠外となります。
バイエルンもマインツからボールを奪い返す為に
迅速で連動したプレスでマインツにフリーでシュートを打たせる
スペースを与えません。
そうして試合の主導権を握り続けるバイエルンは前半28分、
左サイドでパスを受けたムシアラがデイヴィスへ預けると
自身はゴール前へ上がっていきます。
その間に右サイドへ振ってマズラウィとゴレツカとニャブリで
つなぎつつ相手の注意を引きつけると、ニャブリから左HSで
フリーのデイヴィスへ大きく展開されます。
デイヴィスからムシアラがパスを受けるとポスト役になって
相手DFを引きつけているチュポ=モティングからの落としのパスを
受けたムシアラがPA外ながらも右足を振り抜くとボールは
ゴール左下隅へ突き刺さり、バイエルンが2-0とリードを広げます。
しかし、それでも怯まないマインツは終盤に入った直後に
バイエルンのプレスをかわす為に一旦中盤からGKまで戻したボールを
ロングボールでつなぎ、中盤でイ・ジェソンの落としのパスを
受けたバレイロが右サイド裏のスペースへロングパス。
これをエンドライン際で拾ったヴィトマーがゴール前にクロスを
送ると飛び込んできたブルカートがダイレクトシュートを放ちます。
至近距離からのシュートがバイエルンゴールを襲いますが、
これはクロスバーに当たってゴールとはならず、
こぼれ球に詰めていたイ・ジェソンが放ったシュートも右ポストに
弾かれてゴールとはなりませんでしたが、
バイエルンとしては肝を冷やすようなマインツの連続攻撃が
試合に緊張感をもたらします。
ボールキープのスキルではより分があるバイエルンは前半40分、
自陣左サイドでマインツからボールを奪い返すと降りてきた
ムシアラがデイヴィスからパスを受けると巧みなターンから
相手のタックルをかわしてマインツ陣内までドリブルで持ち上がり、
左サイドでフリーのマネへ預けます。
今度はマネがカットインを仕掛けてフェルナンデスをかわして
PA内へ侵入するとハックのタックルを受けて倒れてしまいます。
一旦はスルーされたプレーでしたが完全にマネの足にいっていた
ハックのタックルはVARによりファウルと判定され、
バイエルンにPKが与えられます。
このPKを蹴ったマネのシュートはコースが甘く、一旦はGKツェントナーが
ストップしますが、こぼれ球に詰めていたマネが押し込んで
バイエルンが3-0としてマインツに詰められるどころか逆に
リードを広げます。
しかし、それでも怯まないマインツは前半A/T、
バイエルン陣内まで攻め入り左サイドでCKを得ると、
ファーサイドへ流れたボールを追うようにジャンプして弾いた
ウルライヒの右手がジャンプしていたブルカートの顔に当たって
これがVARの対象となり審議されます。
その結果、このプレーがウルライヒのファウルとなり今度は
マインツにPKが与えられます。
しかし、ブルカートが蹴った正面上のシュートをウルライヒが
ジャンピングセーヴして防ぎます。
しかししかし!…この後にマインツが得た右サイドのCKから
アーロンがゴール前に上げたボールをニアサイドで
ヴィトマーが頭で流したように放ったシュートがファーサイド側の
ネットに収まり、3-1とマインツが1点を返して前半は終了します。
後半へ続く…。
さて後半、バイエルンはケガ持ちのデ・リフトに代えてパヴァール投入。
ただ、マインツは前半同様バイエルンに負けじとロングレンジのパスを
中心にボールをキープしながらのプレーメイクで逆にバイエルンから
試合の主導権を握るのが狙いであるように見て取れます。
また、ラインを高めに設定してバイエルンが自陣から組み立てる時も
アグレッシヴに奪いに向かってきます。
ただ、ラン&ガンではマインツを上回るバイエルンは後半9分、
マインツが自陣バイタルエリアでバイエルンから奪ったボールを
左サイドでイ・ジェソンがキープするもプレスをかけに行った
マズラウィが奪い返すとすぐさまゴール前にクロスを送ります。
これをGKと競り合いつつこぼれ球を拾ったチュポ=モティングが
角度の厳しいところからシュートを放つもボールはポストに弾かれ
得点にはなりませんでしたが、徐々にバイエルンが試合のペースを
掴みつつあるようです。
そして後半13分、バイエルンが自陣での組み立てからマインツの
プレスをかわしつつ繋ぐと、パスを受けた右SBのマズラウィが
間延びしたマインツの守備ブロックを切り裂くように中央部を
ドリブルで持ち上がり、左サイドのマネへ渡します。
パスを受けたマネがそのまま縦に仕掛けてマインツ陣内深くへ
切り込んでゴール前へクロスを送ると、ニアサイドで相手DF陣を
引きつけたチュポ=モティングの裏のスペースに飛び込んできた
フリーのゴレツカが走りながらのジャンピングヘッドをゴールに
叩き込み、バイエルンが4-1と追い上げムードのマインツの
戦意を殺ぐゴールを決めます。
この直後にバイエルンはニャブリに代えてコマン、そしてゴールを
決めたゴレツカに代えてザビツァーを投入します。
この辺りから終盤にかけては文字通りバイエルンが主導権を握って、
マインツは後半序盤に見せたようなプレーは鳴りを潜めて試合は進みます。
このタイミングでバイエルンはマネに代えてマティス・テルを投入。
そして後半34分、バイエルンが自陣右サイドでマインツから
インターセプトすることに成功すると、ムシアラに代わって入っていた
フラーフェンベルフからキミヒ、そしてザビツァーを経由して
左サイドでパスを受けたテルがドリブルで相手のラインを下げさせると
マーカーのベルを振り切ってPA角付近から右足でシュートを放ちます。
これが相手DFの足に当たって軌道が変わってゴールとなり、
バイエルンが5-1とリードを決定的なものにします。
しかし後半37分、バイエルンはマインツに攻められ自陣で
奪い返すもバックパスを受けたウルライヒがつなぎのパスを
ウパメカノに送るもそれを読んで先行してプレスをかけていた
ブルフゾルフに奪われてしまい、そのブルフゾルフのヒールパスを
受けたイングヴァルトセンにシュートを打たれ、
ボールはブロックを試みたウパメカノの足に当たるもそのままゴールに
収まってしまい、バイエルンは自らのミス?からマインツに5-2と
点差を縮められるゴールを決められてしまいます。
しかしバイエルンは後半41分、自陣からの組み立てより
ウパメカノからパスを受けた右SBのマズラウィが前線に浮き球の
パスを送ると、下りてきたチュポ=モティングが頭で落とした
ボールに右サイドのコマンがスペースへ抜け出し持ち上がると、
GKと1vs1になる状況ではあったもののクロスを選択します。
これに反応したのはコマンへパスした後そのままゴール前に
上がってきていたチュポ=モティング。
走り込みながら右足でシュートを決めて6-2として前線の
スタメンの内全員がゴールを決めたことになります。
そして試合はドイツ/ブンデスリーガ特有の、
バイエルンの大量得点を受けてA/Tを設けることなく終了。
攻撃陣が好調を保ったままUCLグループ最終節インテル戦に
臨むことになります。
戦績:7勝4分1敗(勝ち点:25)
得点:38、失点:10
順位:2位
ゴール
▼バイエルン
前半5分:ニャブリ
前半28分:ムシアラ
前半43分:マネ
後半13分:ゴレツカ
後半34分:マティス・テル
後半41分:チュポ=モティング
▼マインツ
前半45(+4)分:ヴィトマー
後半37分:イングヴァルトセン
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ウルライヒ
DF:マズラウィ、ウパメカノ、デ・リフト(→パヴァール)、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ゴレツカ(→ザビツァー)
OMF:ニャブリ(→コマン)、ムシアラ(→フラーフェンベルフ)、マネ(→マティス・テル)
FW:チュポ=モティング
イエローカード:パヴァール(1枚目?)
監督:ユリアン・ナーゲルスマン
○マインツ
GK:ツェントナー
DF:フェルナンデス(→ベル)、ハック、カシ
MF:ヴィトマー、シュタッハ(→バルコク)、バレイロ、イ・ジェソン(→フルジーニ)、アーロン
FW:ブルカート(→イングヴァルトセン)、オニジヴォ(→ブルフゾルフ)
監督:ボー・スヴェンソン
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)