UEFAネーションズリーグ2022/2023 第6節(イングランドvsドイツ) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なるドイツ代表


カタールW杯に向けて最後の代表チームでの
調整の期間となるFIFAマッチウィーク。
そんなUEFAネーションズリーグ最終節は
イングランドと聖地ウェンブリーで対戦。
試合は前半スコアレスながら、後半になって
互いに3点ずつ取り合って3-3のドローに終わりました。
※試合は現地時間9/26(月)に開催されました。


さて試合に先駆け、両国の国歌斉唱で
イングランドの国家が"God Save the Queen"から
"God Save the King"に変わっていたように、
先日崩御されたエリザベス女王への黙祷が行われて
からのキックオフとなりました。
ネーションズリーグという大会に関してイングランドは
既にグループ最下位が決定しており今後はリーグBへの降格、
そしてドイツはファイナル4(ベスト4)進出を逃し、
両国の試合の結果何かが起こるということはありませんが、
W杯に向けて実りのある戦いにして欲しいところでは
あります。
試合の方は大まかには、基本的にボールを保持しているのが
ドイツで、イングランドはドイツからボールを
奪ったら縦に手早くボールをつないで得点を挙げたい…
狙いがあるように映ります。


ドイツの今日のトップにはヴェルナーに代わって
ハヴァーツが居座り、時折中盤まで下りてきて
ビルドアップに加わる為、局面ではハヴァーツ含め
ムシアラやホフマン、ザネ等がゴール前に飛び出して
チャンスを作りたい狙いがあるかと思います。
ただ、ドイツのビルドアップ時に前線の3人がプレスを
かけるもそれを剥がされると低い位置でじっくり構え、
守備時5バックとなるイングランドのDF陣を破ることができず、
気づいたら試合が始まって20分経っても両国とも
決定的な場面を迎えることはできていません。
ただ、前半23分にドイツが自陣からカウンターを
発動すると左→右へボールを動かしてイングランド
DF陣をかく乱するとドリブルで右サイドを駆けあがった
ホフマンがゴール前にクロスを送るもシュートには
至りません。


この日最初に決定機を迎えたのはイングランド。
前半25分、こちらも自陣からカウンターから、
左サイドで細かなパス交換からショーがドイツ陣内へ
向けてスペースへのスルーパスを送るとそれに
合わせて抜け出したスターリングがズーレとラウムの
マークを巧みにかわしてフリーになって左足で
シュートを放ちますが、ここはGKテア・シュテーゲンが
片手ブロックに成功しイングランドの先制を
許しません。


終盤に入ってもお互いのプレースタイルを維持するも
見せ場の機会というのは非常に乏しいものがありながら、
イングランドはカウンターが冴えて決定機という意味では
ドイツを上回り、終了間際にもそのカウンターから
ロングスプリントでラストパスを受けたスターリングが
テア・シュテーゲンと1vs1になってシュートを放つ場面が
ありますがこれは正面にとどまりガッチリ抑えられます。
ドイツもA/TにPA外でフリーとなったキミヒがロングレンジの
シュートを放ちますが惜しくも枠外となり、
前半は両国ともスコアレスで終了します。
後半へ続く…。


さて後半。
ドイツは前半右サイドのエリアだけのプレーに留まらず、
裏への抜け出しも秀逸だったホフマンに代えてより
ゴールに近い位置でプレーするヴェルナーを投入します。
これによりドイツは立ち上がりから裏への意識が高まり、
前半よりは得点のにほひがするような気がします。
そんなドイツは後半5分、ムシアラが高い位置からプレスを
かけてイングランドのビルドアップを阻むとそのまま
PAに侵入し対峙したマグワイアをかわすもその
マグワイアに倒され、一旦プレーは流されますが
VARによりファウルと判定されドイツがPKを獲得します。
このPKをギュンドアンが冷静にゴール右隅に決めて
劣勢に立たされていたドイツが1-0と先制します。


先制したことでドイツは気持ち的に余裕ができた
こともあるのか、最後方のズーレが中央部を堂々と
オーバーラップして味方とのワンツーからシュートを
放つ等前半のプレーに比べて少し上向いてきた気がします。
また、ムシアラのキープ力が冴え渡り、後半15分には
彼が中央部でドリブルからイングランドDF陣を引きつけ、
左HSをフリーで上がってきたヴェルナーがシュートを
放つ場面がある等試合の流れはドイツが巧みに引き寄せた
感があります。
逆に流れを手繰り寄せたいイングランドはフォーデンに
代えてサカ、そしてスターリングに代えてマウントを
投入します。
しかしノリに乗っているドイツは後半22分、
自陣でイングランドからインターセプトするとムシアラ
からキミヒ、キミヒからパスを受けたハヴァーツが
イングランド陣内へ侵入した左サイドのヴェルナーへ展開。
ヴェルナーがタメを作って味方の上がりを待ち、
右HSでフリーのハヴァーツへパスを送ります。
PA外からでしたがハヴァーツが左足で狙いすました
シュートを放つとボールはゴール左ポストの内側に
当たってネットを揺らし、ドイツが2-0とリードを
広げます。


対するイングランドは後半27分、
自陣左サイドでボールをキープするとドイツのプレスを
かわしたベリンガムが右サイドへ展開します。
これをサカとジェームズの連携で、ラウムに代わって
入ったゴーゼンスのマークを巧みにかわすと
ジェームズがゴール前にクロスを送ります。
ボールは中央を流れ左でフリーのショーが受けると
飛び出してきたテア・シュテーゲンの股下を抜く
シュートを放ち、ズーレがスライディングでライン外へ
蹴り出すもボール既にゴールラインを割っていた為、
イングランドが2-1とドイツに詰め寄ります。


波に乗るイングランドは更に後半30分、
ドイツのビルドアップを強度の高いプレスで阻み
ライスがギュンドアンからインターセプトすると
右HSでパスを受けたサカが独力突破でドイツ陣内を
駆け上がりPA手前でフリーで上がってきたマウントへパス。
これをマウントがダイレクトにシュートを放ち、
ボールは横っ飛びテア・シュテーゲンの手を掠めて
ネットを揺らします。
イングランドがストロングの縦への速攻から2-2の
同点に追いつきます。


試合終盤に入って両国の選手の中で足がつったり、
疲労も最大級にたまっているであろうタイミングで
ドイツはムシアラに代えてミュラーを投入。
しかしイングランドは後半35分にPAのラインギリギリで
パスを受けたベリンガムがシュロッターベックの
チャージを受けて倒れされたことが後にVAR判定に
引っかかり、これがPA内でのファウル判定となり
イングランドにPKが与えられます。
これをケインがゴール右上隅に強烈なシュートを
叩き込み、イングランドが2-3と土壇場で試合を
ひっくり返します。


ハンジ・フリック政権下のドイツとしては初黒星の後
連敗か…と思ってしまった後半42分、
ドイツはズーレの左サイドへの大きな展開から
ゴーゼンスが受け取り、ジェームズと競り合うも
なんとかボールをキープすると内へ入れたパスを
ミュラーが落とすと3人目の動きでパスを受けた
ニャブリがPA外ながらフリーでシュートを放ちます。
ショートバウントしたボールをGKポープがファンブル
したところに詰めていたハヴァーツが左足で流し込み
今度はドイツが土壇場で3-3の同点に追いつきます。


この後A/Tが6分設けられましたがスコアは動かず
試合は終了します。
両国に勝ち負けはつきませんでしたが、強豪国の
意地が感じられた一戦となりました。


★リーグAグループ3順位

1位:イタリア(勝ち点:11/3勝2分1敗/得失点差:1)
2位:ハンガリー(勝ち点:10/3勝1分2敗/得失点差:3)
3位:ドイツ(勝ち点:7/1勝4分1敗/得失点差:2)
4位:イングランド(勝ち点:3/2分4敗/得失点差:-6)


ゴール

▼ドイツ

後半7分:ギュンドアン(PK)
後半22分:ハヴァーツ
後半42分:ハヴァーツ

▼イングランド

後半27分:ルーク・ショー
後半30分:マウント
後半38分:ケイン(PK)


■出場メンバー

◯ドイツ

GK:テア・シュテーゲン
DF:ケーラー、ズーレ、シュロッターベック、ラウム(→ゴーゼンス)
CMF:キミヒ、ギュンドアン
OMF:ホフマン(→ヴェルナー)、ムシアラ(→ミュラー)、ザネ(→ニャブリ)
FW:ハヴァーツ(→ベラ・コチャプ)

イエローカード:シュロッターベック(1枚目)、ケーラー(1枚目)

監督:ハンジ・フリック

〇イングランド

GK:ポープ
DF:ストーンズ(→ウォーカー)、ダイアー、マグワイア
MF:リース・ジェームズ、ベリンガム(→ヘンダーソン)、ライス、ルーク・ショー
ST:フォーデン(→サカ)、スターリング(→マウント)
FW:ケイン

監督:ガレス・サウスゲート


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)