UEFAネーションズリーグ2022/2023 第2節(ドイツvsイングランド) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なるドイツ代表


欧州サッカーリーグがオフシーズンである
この時期、今度は各国代表チームが
UEFAネーションズリーグを戦う為
再集結しています。
そしてW杯でスペインや日本と同組になった
ドイツは今大会でもイタリアやイングランドと
同組になり…力が試される立場だと思います。
そんなUNL第2節はイングランドをバイエルンの
ホームでもあるミュンヘンに迎えての対戦でした。
試合は1-1のドローで終了しています。
※試合は現地時間6/7(火)に開催されました。


さて試合の方ですが…
ドイツは試合前発表では右からクロスターマン、
リュディガー、シュロッターベックを最終ラインに
並べる3バックということでした。
しかし、実際の動きとしては右からクロスターマン、
リュディガー、シュロッターベック、ラウムの
4バックであるようにも見受けられます。
ただ、ビルドアップ時はリュディガー、シュロッティに
加えクロスターマンが右SB気味に最終ラインに残って
組み立てのベースとしているようです。


そのドイツは立ち上がりからイングランドよりも
ボール支配率を高め、ラインをコンパクトに保って
全体を押し上げてイングランド陣内へ攻め入り、
高い位置でプレスを受けてもノイアーの正確な
ロングフィードを送り込みボールを保持、
イングランドにボールをインターセプトされても
高い位置からカウンタープレスに移行して敵を
自陣ゴールへ近づけない戦い方でイングランドを
比較的圧倒しているように見えます。


また、イングランドに自陣へ攻め込まれたとしても
ノイアーやシュロッターベック等フィード能力に
優れた選手がいる為、1本のロングボールで
局面を打開することができ、前半23分には自陣
ゴール前からでしたがシュロッターベックが前線
めがけて送ったロングパスにハーフウェーを過ぎて
センターサークル内でハヴァーツがマグワイアと
競っているところにトリッピアーの
マークをかわして中央に移っていたホフマンが
飛び出してフリーでパスを受けて敵陣をドリブルで
駆け上がり、ピックフォードとの1vs1を制して
ゴールを決めた場面がありましたが、
これはホフマンのポジションがオフサイドであった
とVARにて判定されノーゴールとなっています。


そのホフマン、今節での役割としては右WBといった
感じではありますが、イングランド陣内で真っ先に
GKピックフォードにプレスにいったり、
ポジションを左に移して相手DFライン裏へ
飛び出して味方のスルーパスを受ける等まさに
縦横無尽に動いて圧倒的な運動量を見せます。


終盤…約8分間あったA/Tも含めてドイツは
イングランドに反撃を許すものの、
ノイアーの好セーヴなどで前半はスコアレスに
終わります。
後半へ続く…。


さて、後半も前半同様主導権を握ろうとする
ドイツがボールをキープしての立ち上がりと
なりますが、ドイツはビルドアップ時、
左寄りのギュンドアンが下りて最終ラインから
パスを受けるとそこから右サイドへ展開して
相手陣内へ攻め入り、崩しの突破口を
見出そうとしますが、ここはイングランドの
守備陣が対応してスペースを埋めます。
ただ、イングランドにボールを簡単に奪わせない
ドイツは引き続き相手に圧力をかけると
前半は自重気味だった右サイドのクロスターマンが
オーヴァーラップする場面が見られ、
最前線のポジションながら2列目まで下りたり
左右に流れる動きをするハヴァーツが右HSで
組み立てに加わりイングランドDF陣に
守備の的を絞らせないプレーを展開すると後半5分、
そのハヴァーツが相手DF陣を引きつけ、
その間に中央でミュラー、大外でクロスターマンが
上がってきてマーカーの意識を逸らすと
ホフマンが空いたスペースに走り込み、
キミヒからのスルーパスをどフリーで
受けるとホフマンが右足でシュートを放ち、
ピックフォードが片手で防ごうと
するもボールはゴールに収まり、
ドイツが1-0と先制します。


同点に追いつきたいイングランドはその数分後、
ドイツ陣内で激しくプレッシャーをかけ、
PA外からではありましたがドイツDF陣の寄せが
ないところからフリーのマウントが右足で
強烈なシュートを放ちますが、
これはノイアーが余裕を感じさせるエレガントな
横っ飛びで枠外へ弾き出します。
お互いの守備が良い為、いまだ1点しか試合に
動きはありませんが、ドイツがイングランドから
試合の主導権を握っている理由については、
1つ中盤にキミヒとギュンドアンが並んでいる
ことが挙げられると思います。
ボールの供給役が2人並んでいる為、イングランドも
2人だけに気を取られる訳にはいかないでしょう。
そして、キミヒもギュンドアンも中盤に留まる
だけじゃあなく時には前線に飛び出すこともある為、
ここまではある意味想定したプレーができているの
だと思います。


ただ、中盤に汗かき役がいない分前半に比べて
ややオープンに、お互いのゴール前での攻防の
機会が増えてノイアーやピックフォードの仕事の
場面が増えていることに対して動いたドイツは
ミュラーに代えてゴレツカを投入して
少しでも高い位置で相手の攻撃の芽を摘みたい
という狙いが感じられます。
後半30分にインランドに左サイドを攻略され、
結果的にノイアーがブロックしたものの、
ケインにシュートを打たれることがあった
ことも一因でしょう。


そして、試合も終盤に入ってここまでお互いに
締まったゲームを繰り広げ、ドイツがリードして
迎えた後半43分、この前のプレーでケインが
ドイツDFライン裏へ飛び出した際、
PA内でマークについていたシュロッターベックが
ファウルを犯してイングランドのPKとなったことが
VARにより発覚すると、このPKをケインがノイアーの
飛んだ逆方向を突いてゴール。
土壇場でイングランドが1-1の同点に追いつきます。


そんなこんなでバイエルンの選手達にとっては
ホームもホームのアリアンツ・アレーナで
イングランドに勝てなかったことは残念ですが、
後ろばかりを見ていては前には進めないので、
前進する手段を考えてやって欲しいものです。


★リーグAグループ3順位

1位:イタリア(勝ち点:4/1勝1分/得失点差:1)
2位:ハンガリー(勝ち点:3/1勝1敗/得失点差:0)
3位:ドイツ(勝ち点:2/2分/得失点差:0)
4位:イングランド(勝ち点:1/1分1敗/得失点差:-1)


サッカーゴール

▼ドイツ

後半5分:ホフマン

▼イングランド

後半43分:ケイン(PK)


■出場メンバー

◯ドイツ

GK:ノイアー
DF:クロスターマン、リュディガー、シュロッターベック、ラウム
CMF:ギュンドアン(→サネ)、キミヒ
OMF:ホフマン(→ニャブリ)、ミュラー(→ゴレツカ)、ムシアラ(→ヴェルナー)
FW:ハヴァーツ

イエローカード:シュロッターベック

監督:ハンジ・フリック

〇イングランド

GK:ピックフォード
DF:ウォーカー、マグワイア、ストーンズ、トリッピアー
CMF:フィリップス(→ベリンガム)、ライス
OMF:スターリング、マウント(→グリーリッシュ)、サカ(→ボーウェン)
FW:ケイン

監督:ガレス・サウスゲート


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)