'21-'22シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第24節(フランクフルトvsバイエルン) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。


今節はドイツバンク・パークにて
長谷部誠と日本代表鎌田大地擁する
フランクフルト(SGE)との対戦となりました。
試合はバイエルンが1-0でフランクフルトを
破って再び連勝街道に乗りたいところですアップ
※試合は現地時間2/26(土)に開催されました。


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■アルフォンソ・デイヴィス(心筋炎)
■レオン・ゴレツカ(膝蓋腱のケガ)
■マヌエル・ノイアー(右ヒザ半月板手術)
■コランタン・トリッソ(左足ハムストリングのケガ)
■トーマス・ミュラー(新型コロナ陽性)
■ブナ・サール


さて試合の方ですが…
その前に、ロシアのウクライナに対する侵攻に対して
犠牲になった方々への追悼の意味を込めて黙祷が行われ
"STOP IT, PUTIN!"と戦争反対を示すメッセージを掲げ
てからのキックオフとなります。
そしてこの日主将を務め右腕に腕章を着けた
レバンドフスキの左腕にはウクライナ国旗色の腕章が。
"見て見ぬふりはできない"という意味が込めての
行動であったようです。


さて本題。ケガやコロナで欠場者がまた増えてきた
バイエルンではありますが、初期配置としては
最終ラインを4人に編成して組まれたシステムから、
ビルドアップ時には右SBパヴァールが高い位置を取り、
タッチライン際に位置して幅を取り、やや内側を
ニャブリやムシアラがサポートするかたちとなります。
ただ、リスク承知の攻撃ながらも守備に不安を抱える
バイエルンに対して容赦なく自陣からでもカウンターを
仕掛けるフランクフルトは前半7分、
自陣でバイエルンからボールを奪うとコスティッチが
中央部をドリブルで持ち上がり、左に開いた
リンストロムに一旦預けると自身はそのままゴール前
まで上がり、リンストロムはマークに入ったズーレと
ウパメカノの間を通すスルーパスを出すと、
これにコスティッチが右足でダイレクトに合わせ
ますがボールは枠外へそれ、バイエルンとしては
大ピンチだったところを免れます。


立ち上がりはやや慌ただしさも感じられましたが
中盤以降はバイエルンがボール保持率を高め、
フランクフルトを自陣に押し込む時間が続きますが
フランクフルト守備陣ももボールホルダーへの
寄せが早く、ゴール前ではバイエルンに攻撃の
自由を奪います。
バイエルンは左サイドでタッチライン際に開いた
コマンがパスを受け前を向くと独力突破で
相手DF陣のマークを剥がし、シュートまで持って
いくことができましたが、最後に待ち構える
GKトラップの壁を崩すことは容易ではありません。
特に右サイドではミュラー不在の影響もあって、
普段の呼吸でパス交換ができない為か、
効率良くボールを運べず破壊力に欠けるものが
あるようです。


しかし、前述のように左サイドは相変わらず
強力なバイエルンは終盤になって畳みかけると
前半40分にはこぼれ球をPA外からキミヒが強烈な
右足ボレーを蹴り込むとここでもトラップの
ブロックに遭いますが、詰めていたコマンが
押し込もうとしたところ、またもトラップが
今度は石崎くんのように顔面ブロックで阻み、
バイエルンにゴールを割らせてはくれません。
そんなこんなで前半は両チームともにスコアレス
で終了します。
後半へ続く…。


さて、後半に入っても前半に比べてそれほど
流れとしては変わっておらず、気持ちやや
フランクフルトがプレスを強めに仕掛けて
中盤でボールを奪い合い、バイエルンは
フランクフルト守備陣がラインを下げたら
PA外からキミヒがミドルレンジのシュートを
放ってこぼれ球をレバンドフスキが詰めようと
するものの、フランクフルトも前半の教訓を
生かしてトゥータがカバーに入りバイエルンは
チャンスを逸します。
逆に、バイエルンからボールを奪ったら
コスティッチとリンストロムで何とかゴールを
陥れようとするフランクフルトに対しても
ウパメカノとズーレがスピードに負けず
何とかウルライヒに返して事なきを得ます。


後半15分にはバイエルンがフランクフルトの
プレスに苦しめられながらも得点機。
自陣でのビルドアップから右サイドでパスを
受けたパヴァールがレンツとの競り合いに
勝つと右サイドを突破してゴール前に
クロスを送ります。
これをレバンドフスキが受けるも既に3人の
マーカーがいて自由が利かない為、
一旦後方のキミヒに下げてスキを作ると
ニャブリの裏への浮き球パスを受けて再び
レバンドフスキにボールが渡りシュートまで
つなげますがここでもトラップの壁に阻まれ
先制とはなりません。


流れを変えたいバイエルンは後半22分に
ザビツァーに代えてサネを投入。
するとそのサネが早速結果を出します。
後半26分、バイエルンが自陣右サイドでの
組み立てから、中盤でパスを受けたムシアラが
スペースをドリブルで持ち上がって
相手守備陣を引きつけ、キミヒへ渡すと
既にDFライン裏へ飛び出しを始めていた
サネへキミヒがスルーパスを送ります。
フリーで受けたサネが右足ながらも
ゴールへ流し込み、ようやくバイエルンが
1-0と先制します。
単純だが、プレースタイルの異なる
ザビツァーと代わった直後、捉えられていない
サネが巧みにフリーになったことで生まれた
先制劇だったと思います。


遂にリードを奪ったバイエルンではありますが、
これだけではフランクフルトの戦意を殺ぐことは
できません。
その為、終盤に入っても相手の守備は緩くは
ならないし、攻撃の意思が消えることもない。
それによって時にはバイエルンが自陣にこもって
フランクフルトの攻撃に備えるというシーンも
観られ、試合は残り10分を切りながらホイッスルが
鳴るまでまさに目が離せない状況になります。
お互いに決定的まではいかないものの、
両チームともに相手ゴール前まで攻める姿勢を見せ
一進一退の攻防を見せた試合は欠場者続出により
満足なプレーができなかったかもしれないが、
相手の拙攻にも助けられたバイエルンが
最終的に結果をだすかたちで幕を閉じました。


戦績:19勝1分4敗(勝ち点:58)
得点:75、失点:26
順位:首位


サッカーゴール

▼バイエルン

後半26分:サネ

▼フランクフルト

ゴールなし


■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ウルライヒ
DF:パヴァール、ウパメカノ、ズーレ、リュカ・エルナンデス
CMF:キミヒ、ザビツァー(→サネ)
OMF:ニャブリ、ムシアラ(→マルク・ロカ)、コマン(→チュポ=モティング)
FW:レバンドフスキ

※イエローカード:リュカ(通算5枚目)、キミヒ(通算2枚目)

監督:ユリアン・ナーゲルスマン

○フランクフルト

GK:トラップ
DF:トゥータ、ヒンターエッガー、エンディカ
MF:ダ・コスタ、フルスティッチ(→ラマース)、ソウ、レンツ(→ハウゲ)
ST:クナウフ(→ボレ)、コスティッチ
FW:リンストロム(→鎌田)

監督:オリバー・グラスナー


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)