'20-'21シーズン DFBポカール1回戦(デューレンvsバイエルン) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。


基本的に、DFBポカールはブンデスリーガが
開幕する前に1回戦が始まるんですが
昨シーズン最後の試合、8月23日(日)に行われた
チャンピオンズリーグ決勝を戦ったバイエルンの
試合日程を考慮して見送られたDFBポカール
1回戦がようやく開幕の運びとなりました。


そんなDFB杯1回戦はアリアンツ・アレーナにて
デューレン(FCD)と対戦し、最終的に3-0で
デューレンを破って2回戦進出を決めましたアップ
※試合は現地時間で10/15(木)に開催されました。


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■タンギ・ニアンズ
■レロイ・サネ


さて試合の方ですが、
この試合の後中1日でブンデスリーガの次節の試合が
開催予定ていうことや、他の主力選手等は代表の試合を
こなしていることもあってレバンドフスキやキミヒ、
ゴレツカ、アラバ、パヴァール、ノイアー等主力を
数名温存したバイエルン。
注目は還ってきたコスタを含め最近獲得した新戦力を
全員スタメンで起用していることです。
他にGKニューベルや若手選手も含めて
コンビネーション等気になるところはありますが、
立ち上がりはバイエルンがボールを支配し、
やや引き気味に、5バックを中心に守備ブロックを作って
バイエルンにスペースを与えまいとするデューレンの
守備網に対して細かくパスをつないでファイナルサードでは
相手の中盤とDFラインのギャップを突いてミュラー等
前線の選手達がチュポ・モティングにラストパスを出して
シュートまで持ち込もうと試みます。
更に前線両ワイドには復帰組のコスタと、若手のムシアラが
いて積極的にカットインを仕掛けて相手DFを引き付け、
サポートに入るデイヴィスやサールがオーヴァーラップして
クロスを送る為のスペースを作ったり、
最終ラインのボアテングや中盤のロカ等パス精度の高い
選手達が前線までロングパス1本でチャンスを生み出そうと…
多彩な攻撃でデューレンを押し込みます。


ただ、創設されてまだ2年のデューレンの守備組織は
非常にしっかり統率されていて、ゴール前をガッツリ固めて
バイエルンにフリーでシュートを打たせる場面を
作らせません。
前半18分?にチュポ・モティングが決定的なシュートを
放ちましたがこれはGKヤックムートが足でのナイスセーヴで
バイエルンに得点を許しません。


しかしようやくエンジンが暖まってきた王者バイエルンが
前半24分、右サイドでの組み立てからサールが前方の
コスタへパス&ゴーで上がり始めると、相手2人に囲まれた
コスタが後ろを向きから振り向きざまで前方のスペースへ
パスを送るとこれを抜け出したフリーのサールが受けます。
サールがゴール前へグラウンダーのクロスを送ると、
これに走りながら合わせたのはやはり今季新戦力の
チュポ・モティングでした。スライディングしながら
左足で合わせたボールはゴールネットを揺らし、
バイエルンが1-0と先制します。


先制して気持ち的にも余裕ができたバイエルンは
前半36分、相手GKヤックムートのミスクリア?を
ミュラーが拾うと相手の手薄な守備網を突いて
ゴール前まで持ち上がると左に流れてフリーであった
チュポ・モティングへ一旦渡します。
チュポ・モティングがPA内でキープしてゴール前へ
折り返そうと試みたところ、ゾビーヒが
チュポ・モティングを倒してしまい、バイエルンに
PKが与えられます。
これをキッカーのミュラーがヤックムートが飛んだ
逆を突いてゴールを決め、バイエルンが2-0と
リードを広げます。
ハイプレスの意識が高く、前線で待っていたミュラーが
相手GKのミスクリア?を上手く拾えたことが
得点の要因であったと思います。


そんなこんなで前半はバイエルンリードで終了。
後半へ続く…。


後半に入ってバイエルンはズーレに代わって若手の
シュティラーを投入。
相手が相手なので…前半は相手がボールを奪っても
ボールを大きく前に出して反撃に転じるもバイエルンの
DF陣が大体のボールについては回収して、
ニューベルの出番があまりなかったこと、そして
この試合でバイエルンの最終ラインがあまり脅かされる
場面が多くないことも考慮されたのかもしれません
(もちろんこれはバイエルンの前線からのハードな守備が
大きく貢献していることだと思います)。
…またはズーレの体調に問題が発生したか…でしょうか。


その為、バイエルンはメンバーの質を少し落としても
前半同様試合の主導権を握り、また相手にボールを
持たれていても極端過ぎないとしても引き続き前線からの
ハードな守備で相手の攻撃の芽を摘むことができ、
そこから得点のチャンスを生み出す場面もより多いです。
後半10分には相手陣内でのインターセプトからコスタが
左サイドを持ち上がり、中央で待つチュポ・モティングへ
クロスを送り、ダイレクトシュートを放つ場面が
ありましたが、ここはGKヤックムートが再びナイスセーヴを
見せ、バイエルンの得点とはなりませんでした。


この後ミュラーに代わってダヤク、コスタに代わって
ジープが入ったバイエルンは、チュポ・モティング以外
若手組という前線が組まれますが、
決してゲームの質が低下する訳ではなく、プレースタイルが
そうなのか逆に積極的に仕掛ける場面が多い気がします。
そして後半30分、相手陣内PA手前でポスト役となった
チュポ・モティングが後方のサールからのパスを受けると、
前を向く為にポジションを変えると相手の寄せが甘いことを
瞬時に判断し更にシュートコースが空いていた為、
PA外から右足を振り抜くとボールはゴール左上隅をとらえ、
バイエルンが3-0と試合終盤にリードを決定的なものにします。


バイエルン移籍後初出場にしてドッペルパックを決めた
チュポ・モティングはここでお役御免となり、
交代して入ったのはヤン・フィーテ・アルプ。
昨季HSVからバイエルンに加入した選手ですが負傷離脱
していることが多く、ほとんどトップチームの試合では
観たことがなかったような気がします…。
何はともあれ残り時間10分切ってはいたものの、
これでバイエルンの前線は全員控え組になりました。
それでも残り時間もしっかり攻撃的にデューレンを
自陣に追いやって…得点は生まれなかったものの、
リードを維持したバイエルンが上手いこと数名の主力を
温存しつつも結果を出して次ラウンドにコマを進めています。


サッカーゴール

▼バイエルン

前半24分:チュポ・モティング
前半36分:ミュラー(PK)
後半30分:チュポ・モティング

▼デューレン

ゴールなし


■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ニューベル
DF:サール、ズーレ(→シュティラー)、ボアテング、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:ハビ・マルティネス、ロカ
OMF:ドウグラス・コスタ(→ジープ→オントゥジャーンス)、ミュラー(→ダヤク)、ムシアラ
FW:チュポ・モティング(→アルプ)

監督:ハンジ・フリック

○デューレン

GK:ヤックムート
DF:オメルバシッチ、ゾビーヒ、ヴェーバー、ベッカー、ヴィッペルフュルト(→マバンザ)
MF:アントスキ(→マトゥシュチク)、プッツ、シュテールマン(→サリカヤ)
FW:ジモン(→ブレヤ)、ブラスニッチ(→ロ・イアコノ)

監督:ジュゼッペ・ブルネット


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)