'19-'20 ドイツ/ブンデスリーガ第27節(バイエルンvsフランクフルト) | Day Dream Believer

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人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だと思います(V)o¥o(V)

 

Guten Tag!!!

 


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

 


今節は、前節同様無観客のアリアンツ・アレーナにて
長谷部誠と鎌田大地擁するフランクフルト(SGE)と対戦、
結果的に5-2と、リーガ前半戦で喫した大敗の
雪辱を果たすことができましたアップ
※試合は現地時間で5/23(土)に開催されました。

 


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

 

■ニクラス・ズーレ
■コランタン・トリッソ
■フィリペ・コウチーニョ
■チアゴ・アルカンタラ

 


さて、試合の方ですが、
上述のようにリーガ前半戦、ニコ・コバチ政権下での
バイエルンはフランクフルトにアウェイながら
1-5の大敗を喫した訳ですが、ハンジ・フリック政権に
代わってチームがガラリと変わって、更に伸び伸びと
プレーするようになったバイエルン。
ボールキープからのアプローチとしては
やはり伝統的な、サイドアタックとなる訳ですが、
右ではコマンがライン際に張ってパスを受けると
それに合わせてパヴァールがHSをインナーラップして
上がり、また左ではペリシッチがHSでキープすると
デイヴィスがライン際を快足を生かして駆け上がると
いった攻撃で相手陣内深くへの侵攻を試みます。
そしてホールのミュラーは左右へ流れたり、
中央にはレバンドフスキや中盤からゴレツカが
上がってくる感じで自然と5レーンを用いて
数的優位に持ち込もうという狙いかと思います。

 


すると前半17分、バイエルンの最終ラインからの
組み立てから、ボアテングが前に送ったパスは
相手に弾かれますが、こぼれ球を拾ったアラバが
ダイレクトに左前方へパスを出すと、
待っていたペリシッチがこれをスルーします。
そこに裏抜けのランニングを始めていたミュラーが
上手いことパスを拾うと、そのまま左サイド深くまで
フリーで持ち上がり、中央へマイナスのクロス。
ここに中盤からフリーで上がってきたゴレツカが
ダイレクトに右足で合わせシュート。
ボールはネット右上に刺さり、バイエルンが1-0と先制。

 


また、バイエルンは相手がボールキープしていても
相手ボールホルダーとの適切な間合いから
潰しに行く動きが俊敏で、ここまでフランクフルトに
決定的な場面を作らせていません。
左サイドなんかは、多少DFラインの裏を取られたとしても
デイヴィスがすぐに追いついてくれており、
更に基本的にハイラインを敷くバイエルンにとって、
最終ライン裏を取られても仕方ないことはあるんですが、
そこにノイアーがPAを飛び出してカバーしてくれる為、
観ていてあまり不安にはなりません。
また、デイヴィスのスピードはロングカウンターでも
非常に有効な攻撃の手段にもなっています。

 


ここまでセットプレーも含めてやや一方的に
フランクフルトを押し込んでいたバイエルンですが
前半41分、ノイアーの前方右サイドへのロングパスから
始まった攻撃ですが、コマンが競ってこぼれたボールを
ミュラーが拾ってゴール前へクロスを送るもこれは
フランクフルトに奪われてしまいますが、これを
つなごうとトゥーレからガチノビッチに出されたパスに
対しゴレツカがプレスに入ってガチノビッチのパスミスを
誘います。これを左サイドで奪ったデイヴィスから
ゴール前へ斜めのクロスが送られると、
やはり相手の最終ラインと駆け引きして待っていた
ミュラーがダイアゴナルに抜け出し、ワントラップからの
左足シュートを押し込み、バイエルンが2-0とします。

 


そんなこんなで前半はバイエルンリードで終了。
後半へ続く…。

 

 

後半開始早々、バイエルンのボールキープ時に
中盤の密集地帯でボールが浮くと、そのスキを突いて
コマンが右HSを裏へ抜け、大外に張っていたミュラーが
キミヒからパスを受けるとコマンへ渡します。
どフリーでコマンがゴール前に送ったクロスを
レバンドフスキが相手の2CB間でフリーとなり、
ヘディングシュートを放ちます。これがゴールネットを
揺らし、バイエルンがあっさり3点目を追加します。

 


しかし、ここで気が緩んでしまったのか、
後半7分、フランクフルトに左サイドでCKを与えてしまうと、
ゴール前へ上げられたボールにバイエルンDF陣は
ヒンターエッガーとトゥーレに競り負けてしまい、
ボールは一旦浮いてしまうものの、誰もチェックにいかず
ヒンターエッガーにフリーでシュートを許し、
これがゴールとなってしまい、1点を返されてしまいます。

 


3点目を取ってからのバイエルンはちと弛んでいたように
見えました。オープンプレーから相手にDFラインの裏を
狙われるもスピードのあるアラバの対応により
決定的な場面は許しませんが、後半10分再び相手にCKを
与えてしまうと、ニアポストで頭一つ抜きんでた
ヒンターエッガーにキレイに頭で決められてしまい、
3-2と良くない雰囲気になってきます。

 


ここでヤバいと感じたのか、バイエルンがいつもの
高い位置からの効率よい守備を取り戻すと、
相手の自陣からのビルドアップを左サイドハーフウェー
付近でゴレツカがパスカットし、パスを受けたデイヴィスが
ペリシッチとのワンツーで一気に相手の2ライン間を
ドリブルで駆け抜けます。
PA手前で一旦ボールを奪われてしまいますが、
奪ったフェルナンデスが中途半端にゴール前で味方に送った
パスが流れてしまい、これを見逃さなかったデイヴィスが
追いつき、フリーで放った右足シュートはゴールネットを
揺らし、4-2とバイエルンが相手のミスを利用して
引き離しに成功します。

 


両チームが交代策を取ってフレッシュな選手を投入する中
バイエルンに再びチャンスが訪れます。
後半29分、ハーフウェー付近でフリーだった最終ラインの
アラバから相手の裏めがけて縦パスが放たれると、
これを上手いことフリーで左HSを抜け出たニャブリが受けます。
ニャブリがゴールめがけて前進しますが、相手のGKトラップも
飛び出してきていた為、ニャブリはこれを奪われまいと
横にパスを出します。これをヒンターエッガーが拾ったかと
思ったらトラップを誤りボールは自陣ゴールへ入ってしまい、
バイエルンまたもフランクフルトのミスから5-2とし、
相手の追い上げムードを奪います。
ただ、先制点もそうでしたがこの時最終ラインのアラバから
アクションの起点となるパスが出されており、そこから
相手の守備を崩している為、バイエルンの引き出しの多さが
うかがい知れます。

 


これでフランクフルトの戦意を完全に殺いだかと思われた
後半38分、コスティッチの単独突破からゴールポスト直撃の
シュートを放たれる場面があり、守備面ではやや集中力が
欠けていたようにも見えましたが、バイエルンが次節
ドルトムント戦に向けて前向きになれる勝利を手にしました。

 


戦績:19勝4分4敗(勝ち点:61)
得点:80、失点:28
順位:首位

 


サッカーゴール

 

▼バイエルン

 

前半17分:ゴレツカ
前半41分:ミュラー
後半1分:レバンドフスキ
後半16分:アルフォンソ・デイヴィス
後半29分:ヒンターエッガー(OG)

 

▼フランクフルト

 

後半7分:ヒンターエッガー
後半10分:ヒンターエッガー


■出場メンバー

 

◯バイエルン

 

GK:ノイアー
DF:パヴァール、ボアテング(→リュカ・エルナンデス)、アラバ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ(→キュイザンス)、ゴレツカ
OMF:コマン(→ズィークゼー)、ミュラー、ペリシッチ(→ニャブリ)
FW:レバンドフスキ

 

監督:ハンジ・フリック

 

○フランクフルト

 

GK:トラップ
DF:トゥーレ、イルザンカー、ヒンターエッガー、エンディカ
CMF:ジェルソン・フェルナンデス、ローデ(→鎌田大地)
OMF:ダ・コスタ(→ドゥルム)、ガチノビッチ(→ソウ)、コスティッチ
FW:アンドレ・シルバ(→ドスト)

 

監督:アドルフ・ヒュッター

 


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)