'19-'20シーズン DFBポカール準々決勝(シャルケvsバイエルン) | Day Dream Believer

Day Dream Believer

人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だと思います(V)o¥o(V)

 

Guten Tag!!!

 


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

 


DFBポカール準々決勝は、
ヴェルティンス・アレーナにて
シャルケ(S04)と対戦しました。
苦しんだ試合でしたが結果的にバイエルンが
1-0でシャルケを破り準決勝進出を決めましたアップ
※試合は現地時間で3/3(火)に開催されました。

 


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

 

■ニクラス・ズーレ
■イヴァン・ペリシッチ
■キングスレー・コマン
■ロベルト・レバンドフスキ
■ジェローム・ボアテング

 


さて、試合の方ですが、
ボアテングがウィルス性胃腸炎により欠場となった為、
バイエルンの最終ラインにはアラバとキミヒが中央に
入るという特殊な布陣となりますが、
キミヒはペップ政権下で当時急造ながらもCBを
経験しており、フィジカルコンタクトの脆さは
ありながらもビルドアップの起点としては申し分
ありません。

 


…といったところで、試合の構図としては、
アウェイながらもバイエルンがボールをキープし
試合のイニシアチブを握り、対するシャルケは
リトリートしてバイエルンからボールを奪ったら
カウンターへつなげるのか…?というかたち。
それを実行したのが前半12分のシャルケのプレー。
バイエルンからボール奪取に成功すると、
そこからカウンターを発動し右サイドをマッケニーが
持ち上がります。
そしてゴール前へクロスを送ると、中央を上がっていた
ブルクシュタラーがジャンピングボレーで合わせ、
地面に叩きつけるように放ったシュートはバウンドし
GKノイアーの頭上を越えますが、
ボールはクロスバーに当たって枠外へ。

 


バイエルンも負けじと前半15分に左CBのアラバから
前方右サイドを狙った対角線方向のロングパスが
シャルケDFライン裏めがけて送られると、これを受けた
ニャブリがそのまま中央へマイナスのクロスを返します。
ここにフリーで上がってきたゴレツカがダイレクトに
右足で合わせますがボールは枠外へそれます。

 


シャルケは5-4-1の布陣を敷いて引いて守り、中盤で分厚い
守備ブロックを形成し、バイエルンの前線の選手達に
スペースを与えず、ボールを奪ったらすぐさまカウンターという
反応がはっきりしており、前半20分にもバイエルンから
インターセプトするとマトンドが右サイドから斜めに
持ち上がり中央へボールを移すと、バイエルンの
最終ライン裏で待っていたブルクシュタラーへパス。
フリーで受けたブルクシュタラーが左足でシュートを
放ってボールはゴールネットを揺らしますが、
ブルクシュタラーがパスを受けた場所がオフサイドで
あったとしてシャルケの先制とはなりません。

 


しかし、これ以降はプレスバックの際に修正を入れたのか、
バイエルンが容易にシャルケにカウンターを許す場面は減り、
逆にバイエルンがシャルケゴールに迫る場面が増えます。
バイエルンはシャルケ陣内に侵入すると、一時的に最終ライン
をチアゴ、アラバ、キミヒで構成しパスを供給します。
そこからピッチの幅を使って、シャルケ守備ブロックが
内側に絞った際に空くサイドにボールを回して中→外→中と
つないでシャルケゴールへの糸口を見出そうとします。
後半40分、そうして得た左サイドのCKをコウチーニョが蹴ると、
ブルクシュタラーが頭でクリアするも甘く、これにフリーで
詰めていたキミヒが叩きつけるように右足でシュートを放つと
ボールはゴールネット左下隅へ突き刺さり、
バイエルンが苦しみながらも1-0と先制し、
前半はバイエルンリードで終了。
後半へ続く…。

 


後半に入ってもバイエルンがポゼッションでシャルケを
上回る展開が続きます。
ただ、内側に絞ってブロックを敷いてくるシャルケの
守備に対してバイエルンはボールを一旦外に回して
からのつなぎを試みることしかできず、
中央を通そうとするものならすぐさまシャルケの
プレッシングに捕まるか、もしくは捕まらずとも
一旦最終ラインまでボールを戻さざるを得ない状況と
なります。
攻撃のリズムがつかめないバイエルンは、
後半7分に右サイドでCKを得るも、キッカーである
ミュラーがグラウンダーのボールを蹴るも
ミスキックとなり、ボールはすぐさまラインを
割ってしまい、みすみすシャルケに渡してしまいます。

 


そんな中同点へのモチベーションが高いシャルケ。
後半19分には、シャルケが自陣でバイエルンからボールを
奪うと右サイドからカウンターを発動し、マッケニーが
持ち上がったボールをバイエルンDF陣とノイアーの間に
送るも、中央を上がってきたブルクシュタラーが
オフサイドポジションにいた為、チャンスを無駄にして
しまいます。
…ここはチアゴがこのクロスボールに触れたことで
ブルクシュタラーのジャストミートを防いだ…ということも
あると思います。

 


後半も25分を過ぎると、シャルケが今まで温存していた
力を解放するかのようにバイエルンのお株を奪う
ハイプレスでバイエルンの最終ラインからのビルドアップを
防ぎにかかりますが、バイエルンはこれに対して精度の
高いロングボールでシャルケのハイプレスをかわします。
ただ、それでも5バックを敷いて中盤4枚との5+4のブロックを
形成するシャルケの守備網を破るのは、この日のバイエルンに
とってはかなり骨が折れる対応のようです。


バイエルンは試合時間残り5分ちょっとのところで
トリッソに代えてズィークゼーを投入。
おそらく、追加点を狙う為前線の枚数を増やすだけでなく、
ミュラーとズィークゼーを近くでプレーさせて
シャドウストライカーとしてのミュラーの持ち味を
生かすことが狙いだったのかと思われましたが、
各選手間をコンパクトにまとめて、バイエルンの選手の
侵入を許さないシャルケの守備ブロックを崩しきることが
できず…後半のバイエルンは無得点でしたが、
同時にシャルケに得点を許すこともなく、最少得点で
勝ち抜けとなりました。

 


サッカーゴール

 

▼バイエルン

 

前半40分:キミヒ

 

▼シャルケ

 

ゴールなし

 

■出場メンバー

 

◯バイエルン

 

GK:ノイアー
DF:パヴァール、キミヒ、アラバ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:トリッソ(→ズィークゼー)、チアゴ・アルカンタラ
OMF:ニャブリ、ゴレツカ、コウチーニョ
FW:ミュラー

 

監督:ハンジ・フリック

 

○シャルケ

 

GK:シューベルト
DF:ケニー、ベッカー(→グレゴリッチュ)、トディボ、ナスタシッチ、オツィプカ
MF:マトンド(→クツジュ)、マッケニー、シェプフ、ブジェラブ(→ラマン)
FW:ブルクシュタラー

 

監督:デヴィッド・ヴァーグナー

 


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)