'19-'20 ドイツ/ブンデスリーガ第24節(ホッフェンハイムvsバイエルン) | Day Dream Believer

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人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だと思います(V)o¥o(V)

 

Guten Tag!!!

 


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

 


今節はプレゼロ・アレーナにて
ホッフェンハイム(TSG)と対戦。
途中、一部のバイエルンサポーターが
特定の個人を誹謗中傷するバナーを掲げ、
試合は一旦中断する波乱の展開となりましたが、
結果的にバイエルンが6-0でホッフェンハイムを
破り、引き分けを挟んでリーガ9連勝としましたアップ
※試合は現地時間で2/29(土)に開催されました。

 


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

 

■ニクラス・ズーレ
■イヴァン・ペリシッチ

■キングスレー・コマン

■ロベルト・レバンドフスキ

 

 

さて試合の方ですが、
リーガ前半戦はホームにホッフェンハイムに
敗れてしまったバイエルンがいきなり仕掛けます。
前半2分、相手陣内左サイドのPA手前で2~3人で
プレスをかけてボールを奪うとズィークゼーが
裏へ流したボールに抜け出たミュラーがゴール前へ
送ったクロスに右サイドHSを上がってきたフリーの
ニャブリがスライディングしながらアクロバティックに右足で合わせ、
最後はGKバウマンに当たってゴールネットを揺らし、
1-0とバイエルンが早速先制。

 


更に前半7分、最終ラインが相手陣内に侵入してまで
パス回しを行うバイエルンは、その最終ラインの
ボアテングから相手のDFライン裏への縦ポンが
送られると、これを前線でズィークゼーとポジションを
入れ替え最前線にいたミュラーがポスト役となって
ボールを落とし、これを拾ったズィークゼーが
相手DFに潰されるも、後方からフリーで上がってきた
キミヒがダイレクトに右足でグラウンダーのシュートを
放ちボールはゴールネット右下隅へ突き刺さり、
バイエルンが序盤で2-0とリードを広げます。

 


ハイラインを敷いて相手の攻撃を早めに潰し、
インテンシティの高いプレーを続けるバイエルンは
前半15分、またも最終ラインから、アラバが対角線の
ロングパスを右サイドのニャブリに送り、これをフリーで
受けたニャブリが落ち着いてゴール前に低空クロスを
送ると、キミヒがニアサイド側で触って変化をつけ、
これを上手いこと拾ったズィークゼーが落ち着いて
元バイエルンのルディのマークをかわして左足で
ボールをゴールへ流し込み、序盤でバイエルンが
早くも3-0と試合を決めにかかります。

 


バイエルンのピッチを幅広く使ったパス回しは、
相手のSBの選手の更に後方に行き渡り、SBとSHのコンビは
片方がタッチライン際に寄ればもう片方はやや内側に
位置取る連携が確立されており、中盤以降得点シーンは
なくとも基本的に試合の主導権を握っており、
ホッフェンハイムに危険なシーンを作られることは
ほぼほぼ見られません。
それは、やはりバイエルンの守備も関係しており、
ホッフェンハイムにボールをつながれようとも、
各選手の相手のパスコースを遮るポジショニング意識、
そして複数人でボールホルダーへ圧力をかける意識が強い
ことが挙げられます。

 


そして前半33分、左サイドでチアゴからパスを受けた
デイヴィスがライン際を持ち上がり、スペースを埋める為
やや内側HSに位置取っていたコウチーニョを経由して相手の
DFライン裏に飛び出したデイヴィスからズィークゼーを
経由してゴール前にパスが送られます。
これを相手と競り合いながらもミュラーがキープし、
後方へ少し返したところ、左サイドから上がってきた
コウチーニョが拾って右足でシュートを放ちます。
ボールはこれを防ごうとしたリベイロの足に当たって
コースが変わり、バウマンの頭上を越えてネットを揺らします。
バイエルンが容赦ない攻撃で前半で4-0として
前半は終了します。
後半へ続く…。

 


雨脚が強くなった後半開始早々2分、
ホッフェンハイムがGKバウマンを絡めた最終ラインでの
組み立てから、ノルトヴァイトからサマセクに送られた
パスに対してミュラーが素早いプレスでこれをカットして
ゴール前にクロスを送ると、整っていないホッフェンハイム
守備陣を尻目に中央で待っていたコウチーニョがフリーで
ゴールへ押し込み、立ち上がりという時間帯でバイエルンが
5-0と更に得点を追加します。

 


ホッフェンハイムも決して試合を諦めたようなプレーに
終始している訳ではなく、時にはバイエルン陣内まで
ボールを持ち込んでプレーすることがなくはないですが、
前述のようにバイエルンの守備意識が非常に高く、
ボールを奪い返すとそこから巧みにホッフェンハイムの
プレスをかわして巧みにボールを相手陣内まで返します。

 


そこから生まれた攻撃が後半17分、
最終ラインにポジションを移していたキミヒから
ロングパスが前方左サイドに送られると、これをミュラーに
代わって入っていたゴレツカが受け、一旦コウチーニョに
ボールが渡ると、間延びしきってしまいプレスのかかってない
中央レーンをドリブルで持ち上がりトリッソへパス。
トリッソからホッフェンハイムDFライン裏へのスルーパスが
送られると、これに合わせたのは攻撃の起点となり、
そこからフリーで上がってきたゴレツカでした。
トリッソのパスをダイレクトに右足でチョコンと合わせると
ボールはゴールネットを揺らしてバイエルンが6-0と
ダメを押します。

 


(前半の時点で既にそうだったと思いますが)一方的な
バイエルンペースとなった試合は後半20分に主審の指示で
一旦中断となります。その理由は選手のケガ等ではなく、
なんと一部のバイエルンサポーターが相手クラブである
ホッフェンハイムの出資者であるディートマー・ホップ氏を
誹謗中傷するバナーを掲げたからであります。
※ホッフェンハイムは、ホップ氏が創業者であるSAP社の
 支援を受けてここまで上がってきたクラブですが、
 ドイツでは以前からこのようなクラブが非難の対象となっている
 ことが背景にあるようです。

 

これに対してバイエルンはアラバ等選手、そしてフリック監督、
ゲルラントコーチまでが観客席まで走り、バナーを降ろすよう
一部バイエルンサポーターに向けて激昂します。
そこから一旦試合は再開するものの、上記の行為は収束する
様子がない為、後半33分に主審は一旦中断を指示します。
バイエルンベンチは選手/監督/コーチの他にサリハミジッチSD、
ルンメニゲCEO、カーン等フロント陣までもが観客席に出向きます。

 


一部のバイエルンサポーターに対し、掲げたバナーを降ろすことを
条件に何とか試合は再開までこぎ着けますが、
残りの約12分間、選手達はパスを回しながらまずはウォームアップ…
と思いきや、敵味方関係なく…更にはお互いのGKも混ざって
ボールを回し合って、戦う意思を見せず、試合は90分経つのを
待って終了となります。
自分の好きなクラブのサポーターがいけないことをしちゃって、
更には今後何らかの処罰を受ける可能性も残る
残念な試合となってしまいましたが、試合終了後両チームの選手、
ベンチ、フロント陣がピッチ内で一丸となってフェアプレーの精神を
アピールして少しでも良いかたちで終えようと意識した姿には
ちと救われた感がありました。

 


戦績:16勝4分4敗(勝ち点:52)
得点:71、失点:26
順位:首位

 


サッカーゴール

 

▼バイエルン

 

前半2分:ニャブリ
前半7分:キミヒ
前半15分:ズィークゼー
前半33分:コウチーニョ
後半2分:コウチーニョ
後半17分:ゴレツカ

 

▼ホッフェンハイム

 

ゴールなし

 

■出場メンバー

 

◯バイエルン

 

GK:ノイアー
DF:パヴァール、ボアテング(→トリッソ)、アラバ、アルフォンソ・デイヴィス(→リュカ・エルナンデス)
CMF:キミヒ、チアゴ・アルカンタラ
OMF:ニャブリ、ミュラー(→ゴレツカ)、コウチーニョ
FW:ズィークゼー

 

監督:ハンジ・フリック

 

○ホッフェンハイム

 

GK:バウマン
DF:ルディ、ノルトヴァイト、ヒュブナー、スコウ
CMF:グリリッチュ、サマセク(→アクポグマ)
OMF:ツーバー(→クラマリッチ)、バウムガルトナー、ブルーン・ラーセン(→リベイロ)
FW:ベブー

 

監督:アルフレッド・シュロイダー

 


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)